蓮沼執太+コトリンゴ「多様性を認め、すべて肯定的に受け取る」~10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE~

2016.05.16 11:00
「10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE」は、生命をみつめ、生命に向き合いつづける研究開発型ライフサイエンス企業・協和発酵キリンの取り組みを、10の視点から10のアーティストとともに10の音楽に紡ぐプロジェクト。

このプロジェクトのためだけに特別にユニットを組んだ蓮沼執太とコトリンゴが挑んだテーマは「私たちの志」。これは2008年10月の協和発酵キリン設立時、1,000人以上の社員と経営陣が議論を行い作られたものだ。その中には、病気と闘うすべての人に笑顔を届けるためにいのちにまっすぐ真摯に向き合うこと、そして医療関係者とともに、いのちと歩み続けるという製薬会社で働く者としての想いが込められている。

蓮沼は、「志」を進むべき道や挑戦という企業的な視点から、自分の音楽制作の過程に置き換え、これまでにないアプローチで楽曲制作に取り組んだと言う。一方、作詞を担当したコトリンゴは”philosophy”(哲学、志)や”sincere”(誠実な)、”believe”(信じる)などキーワードを抜き出していき、そこから歌詞のイメージを作り上げていった。2人の感性がぶつかることなく、お互いを尊重し、高めあいながら、キャッチボールの中で楽曲イメージを膨らませていく。蓮沼が『文通』と呼ぶスタイルは、同じ志を持つチームが、力を合わせ、互いに信頼しあい困難に立ち向かいながら未来に進もうとする企業の姿に通じるものがある。

2人が「私たちの志」というテーマから紡ぎ出した楽曲のタイトルは「My Philosophy」。2人の音楽センスと好奇心が相乗効果を生み、美しいメロディーと強い意志を感じさせる歌詞が心に刺さってくる。サイトでは楽曲のストリーミング再生と2人のインタビュー映像が楽しめる他、コトリンゴが書き下ろした歌詞も公開している。