親の脳を癒やせば、子どもの脳は変わる! ベストセラー本の著者による最新作。脳とこころを傷つけずに子どもと向き合う方法を、最新の科学的知見に基づいて解説する新書が発売!
PR TIMES
2019.11.14 11:30
株式会社NHK出版
不適切な養育が子どもの脳におよぼす影響を明らかにした前著『子どもの脳を傷つける親たち』(NHK出版)。日テレ「世界一受けたい授業」、NHK「クローズアップ現代+」「プロフェッショナル 仕事の流儀」、朝日新聞「フロントランナー」、週刊文春など、多くのメディアに取り上げられ、2019年11月現在、12万部を突破するベストセラーとなっています。その著者である小児精神科医・友田明美氏による第2弾『親の脳を癒やせば子どもの脳は変わる』が、11月11日に発売となりました。
本書書影
前著『子どもの脳を傷つける親たち』では、「マルトリートメント(不適切な養育)」――明らかな暴言・暴力だけでなく、日常の中に存在する行為、例えば子どもの前での夫婦げんか、心ない言葉、スマホ・ネグレクト、きょうだい間の差別など――が、子どもの小さなこころを確実に傷つけ、成長過程の脳を変形させる可能性があることを指摘しました。そして科学的見地から子どもの脳を解明し、傷つきから守る方法と健全なこころの発達に不可欠な「愛着形成」の重要性を説き、大反響を呼びました。

今回発売の新書『親の脳を癒やせば子どもの脳は変わる』では、子どもと日々接する「親の脳」にも焦点を当てていきます。こころに傷を抱える親に寄り添いサポートし、治療することが、子どもを守ることにつながると友田氏は説きます。

「子どもの行動が変わってきた」と親が実感できるだけでなく、科学的にもそれが証明される。日々がんばっている親にとって、これほど心強く勇気づけられるフィードバックはありません、「マルトリートメントは悪いことだ」という点のみを強調するのではなく、子どもを傷つけない方法を身につけることによって親に自信をつけてもらい、親の脳を「ポジティブ脳」に変えていく――。マルトリートメントを予防する観点からしても、これは非常に意味のあることです。 (本書「第3章」より)

親の脳にポジティブな神経回路がつくられると、親の「育児ストレス」が改善し、子どもの「注意機能」が向上し、彼らの「問題行動」も改善するという最新知見が紹介されています。また、「マルトリートメント予防」「親支援」の視点でも新たな論が展開されています。巻末に収載されているトラウマ治療の権威・杉山登志郎医師との対談も読み応えたっぷり。是非、前著と合わせてお読みください。

【内容構成】
はじめに
 毎週1人以上、虐待で子どもが死んでいる
 相談件数から見る虐待被害は氷山の一角
 親を責めるだけでは解決しない虐待問題 ほか

第1章 こころの発達を阻む脳の傷つき
 子ども虐待はなぜ起こるのか
 マルトリートメントで変形する子どもの脳
 こころの疾患を重症化させる性的マルトリートメント
 マルトリートメントがその後の人生におよぼす影響 ほか

第2章 親のトラウマと子どもの成長
 最大7割弱の確率で次世代へと連鎖する虐待
 トラウマを抱えたまま親になる人たち
 発達障害か、愛着障害か
 発達障害が掛け合わされた愛着障害の治療 ほか

第3章 「親の脳」が変わると「子どもの脳」も変わる
 軽度の体罰でも子どもの問題行動リスクが高まる
 たたかず、怒鳴らず、子どもを育てることはできるのか
 子どもの脳機能の変化に伴い問題行動も改善
 親のポジティブ脳がマルトリートメントを予防する ほか

第4章 負の連鎖を断ち切るための親支援
 法改正で虐待が激減したスウェーデン
 親になるための「養育脳」は誰もが育める
 「3歳児神話」の真実
 子どもの視線と唾液からマルトリートメントの度合いがわかる
 科学で社会を変える試み ほか

特別対談 子どもを守る親子併行治療 杉山登志郎、友田明美
 「パターン」が見える親子の傷つき
 「団塊の世代」に顕著なトラウマの発現
 過酷な経験を「再演」する親たち
 親子併行治療の必要性
 子育てはひとりではできない ほか

おわりに

【著者プロフィール】
友田 明美
小児精神科医。医学博士。福井大学子どものこころの発達研究センター教授。熊本大学医学部医学科修了。同大学大学院小児発達学分野准教授を経て、2011年6月より現職。福井大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長兼任。2009─2011年および2017─2019年に日米科学技術協力事業「脳研究」分野グループ共同研究日本側代表を務める。著書に『子どもの脳を傷つける親たち』(NHK出版新書)、『新版 いやされない傷』(診断と治療社)、共著に『虐待が脳を変える─脳科学者からのメッセージ』(新曜社)などがある。

【商品情報】
本書書影
『親の脳を癒やせば子どもの脳は変わる』
著者:友田明美
仕様:新書判 ページ数 208ページ
発行:2019年11月11日
定価:本体800円+税
ISBN:978-4-14-088605-2
出版社:NHK出版
【関連商品】
前著書影
『子どもの脳を傷つける親たち』
著者:友田明美
仕様:新書判 ページ数 224ページ
発行:2017年8月10日
定価:本体780円+税
ISBN :978-4-14-088523-9
出版社:NHK出版

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