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その「見せ方」にも注目。『カルティエ、時の結晶』の魅力
antenna*
2019.11.01 00:00
sponsored by Cartier
12月16日(月)まで国立新美術館にて開催されている、『カルティエ、時の結晶』が、これまでにない初めての試みを行い、世界中から注目されています。国立新美術館・主任研究員であり、『カルティエ、時の結晶』の監修者である本橋弥生さんが、J-WAVE 81.3FM GOOD NEIGHBORS(毎週月-木曜日13:00-16:30 ナビゲーター クリス智子)にゲスト出演。本展覧会の魅力を語りました。
『カルティエ、時の結晶』の監修者・本橋さんのお仕事とは?
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本橋さんは、2003年の国立新美術館設立準備室の創設から現在まで同館に勤務。現在は主任研究員に。これまで手がけた主な展覧会は2007年開催の『スキン+ボーンズ––1980年代以降の建築とファッション』、2016年開催の『MIYAKE ISSEY展:三宅一生の仕事』、2017年開催の『ミュシャ展』などがある。

「今回の『カルティエ、時の結晶』では、キュレーターを担当しました。私のテーマとしては、常に新しい視点、新事実、新しい表現方法や鑑賞方法など、これまでになかった手法を心がけて企画を考えています。考え方としては、インスピレーションが沸いたらまず出口を置いて、そのあとに組み立てていく、という感じですね」
テーマは“時間”。『カルティエ、時の結晶』への思い。
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《大型の「ポルティコ」ミステリークロック》カルティエ パリ、1923年 ゴールド、プラチナ、ロッククリスタル、ダイヤモンド、コーラル、オニキス、ブラックエナメル カルティエ コレクション Marian Gérard, Cartier Collection © Cartier
「『カルティエ、時の結晶』は、そのタイトルに表現されるように、時間をテーマにした展覧会になっています。1847年に創業されたカルティエが持つ“時の様相”。その後、三代目のルイ・カルティエで飛躍的に発展し、そこで作られたクリエイション・エッセンスやDNAが脈々と今まで受け継がれた時間。さらに、何億年も前に濾過されて結晶になって作られたであろう宝石が持っている時間…。幾層もの時間があるからこそ、ハイジュエリーが誕生しているわけで。そこで、カルティエ、宝石、私たちが持つそれぞれの時間を表現できたらいいと思って、“時の結晶”としました」
会場の構成は新素材研究所のおふたりがご担当
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展示風景 第2章
「会場は、序章『時の間』に続き『色と素材のトランスフォーメーション』、『フォルムとデザイン』、『ユニヴァーサルな好奇心』の3つの章に分けています。これを、素材が持つ歴史や時間を本当に大切にされる、新素材研究所の杉本博司さんと榊田倫之(※榊は正しくは木偏に神、以下同)さんに形にしていただきました。ジュエリーを置く台を“ジグ”というのですが、ジグに屋久杉や神代杉などを使ったり、川島織物セルコンが開発したファブリックで光の柱を作ったり。入ってすぐの、杉本さんが作った逆行時計のインスタレーションは素晴らしく、会場の構成の隅々にまで時間を感じさせてくれます」
さまざまな時間が層をなし、唯一無二のカルティエ展が誕生。
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『カルティエ、時の結晶』を鑑賞するクリス智子さん
「今回は、約300点もの作品を展示していますが、世界で過去34回行われたどのカルティエ展とも違う、新しいものに挑戦しています。いろいろなメゾンの中でも、カルティエのジュエリーは、ジュエリーそのものが持つ存在感や、力強さが素晴らしい。優れた職人の手によって、繊細な技術や加工を施すと、宝石はこんなにも輝くのか、と圧倒されます。カルティエの持つパワーに、カルティエが創業する1947年以前から人間が培ってきた技術、そして新素材研究所のインスタレーションや展示方法、見せ方などが重なってできた、唯一無二の展覧会だと思っています」
本展覧会のキュレーター、本橋さんからのメッセージ。
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「人類の時間を超えた、別の宝石の時間みたいなものがあるとして、カルティエのジュエリーや宝石の前に実際に立った時に、その石に私たちが立ち会わせてもらっているという感覚になっていただけるといいな、と勝手に妄想しています(笑)。もともとは工業製品の素材だったプラチナを、あえてカルティエがジュエリーに取り込んだりするなど、新しい革命をもたらしてきたカルティエが刻み続けてきた“時”をご覧ください」
『カルティエ、時の結晶』を今東京で見られる歓びをぜひ味わって!
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《ブレスレット》カルティエ、2018年 ホワイトゴールド、ダイヤモンド カルティエ コレクション Vincent Wulveryck © Cartier
世界中が注目する、カルティエの新たな試みを、この東京で見られるまたとないチャンス。この機会に国立新美術館へぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。キュレーター本橋さんの熱意もきっと伝わることかと思います。
会場構成:新素材研究所 © N.M.R.L./ Hiroshi Sugimoto + Tomoyuki Sakakida
【展覧会概要】
展覧会名:カルティエ、時の結晶
会期:開催中〜12月16日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室2E
撮影/松本有隆 取材・文/若山あや
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