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ソニーが動画サービス「PS Vue」の売却検討、米メディア報道
Forbes JAPAN
2019.10.28 12:00
ソニーが北米で展開中のクラウド型テレビ配信サービス「プレイステーション ヴュー(PS Vue)」の売却を検討中であると10月24日、ニュースサイトThe Informationが報じた。

インターネットベースの有料TVサービスとして2015年に始動したPS Vueは当初、PS3やPS4の所有者らを顧客と見据え、この分野の競合のSling TVよりも有利なポジションに立っていた。しかし、PS Vueのビジネスはソニーの思惑通りには進まなかった。

2016年から2017年にかけて、有料TV番組配信サービス分野ではDirect TV NowやHulu Live、YouTube TVなどの競合が立ち上がった。しかし、番組の配信権取得コストが上昇する一方で、思うように視聴者の獲得は進まなかった。各プラットフォームは月額費用の値上げを行ったが、収益性の改善には至らなかった。

PS Vueは過去4年間で3回値上げを行い、月額の最低費用は39.99ドルから49.99ドルに上昇した。しかし、2人の匿名の関係者によると、PS Vueのサービスは黒字化を果たせていない。

The Informationによると今年6月末の時点で、Hulu Liveの会員数は250万人以上で、Sling TVやAT&T TV Now(旧DirectTV Now)らも250万人を獲得していた。しかし、PS Vueの会員数は50万人に留まっていた。また、AT&T TV NowやPlayStation Vue以外のサービスは、過去1年で会員数を増やしていたという。

仮に買い手が見つかれば、新たなオーナーはPS Vueのプラットフォームと50万人の会員を引き継ぐことになるが、PS Vueが締結した番組配信契約が継続可能かどうかは定かではない。しかし、ソニーは競合と比べて、高額で配信契約を結んでいると見られており、配信契約を含まないほうがメリットになりそうだ。

ソニーはスポーツ専門のストリーミングサービス「FuboTV」に提案を行ったとされるが、FuboTV側は買収に関心を示さなかったという。
編集=上田裕資

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