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錦織選手が一番のり!?東京2020オリンピックに向けた熱いメッセージとは?
LIXIL
2019.10.01 10:00
ニュース
東京2020オリンピック・パラリンピックが「復興オリンピック・パラリンピック」と位置づけられていることをご存知でしたか?「復興」をコンセプトとするさまざまな取り組みも進行中。その取り組みの一つとしてあるのが、「東京2020 復興のモニュメント」です。東京2020大会のゴールドパートナー(住宅設備部材&水回り備品)であるLIXIL(リクシル)が、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(以下、組織委員会)や東京都、東京藝術大学、さらに岩手県、宮城県、福島県と連携・協力して実施するプロジェクトなのです。
錦織選手の東京2020オリンピックにかける気持ちとは?
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2019年7月に「東京2020 復興のモニュメント」プロジェクトの制作発表会が行われ、LIXILの公式アンバサダーである錦織圭選手も参加。お笑いコンビ サンドウィッチマンの伊達みきおさん、富澤たけしさんと共に臨みました。
東京2020オリンピックについて尋ねられた錦織選手は「まだ4年先、3年先のことと思っていましたが、もう1年を切りましたね。気持ちも高まっています」とさわやかな笑顔。
サンドウィッチマンの富澤さんが「アスリートにメダル、メダルとプレッシャーをかけてはいけないですよね。日本は、錦織さんの金メダル1つで十分!」と思い切りプレッシャーをかけて会場の笑いを誘いました。
被災地から「ありがとう」のメッセージを
東京2020大会は、復興に向けて歩みを進める被災地の姿を世界に向けて発信するとともに、スポーツが人々に与える勇気や力をレガシーとして被災地に残し、未来につなげることを目指しています。被災地(宮城県、福島県)での競技開催なども企画されています。東京2020大会という世界の注目が集まる機会に「ありがとう」のメッセージや応援の声を伝え、スポーツがもたらす勇気や力を復興の力として未来につなげていく決意を示そうとしているのです。
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でも、「復興オリンピック・パラリンピック」とLIXIL、どう関係しているのでしょうか? LIXILは住宅設備を通して「誰もが安心・便利・快適に暮らせる社会づくりを進める」企業として、東京2020の成功のために貢献したいと考え、さまざまなことに取り組んでいます。
また、東日本大震災に際しても、仮設住宅の窓などの建材や住宅設備機器の提供などを通じて、復興を支援してきました。
その2つがリンクして、LIXILは、「東京2020復興のモニュメント」プロジェクトに連携・協力しているのです。
再生アルミを活用し、支援への感謝と復興の歩みを世界に伝える!
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イベントの途中、壇上に現れたのが、オブジェのような銀色の塊。初めて目にする金属の塊に、「一体、何ですか?」と錦織選手とサンドウィッチマンのおふたり。
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これは、もともと仮設住宅の窓などに使われていたアルミ建材をプレスしたアルミの塊。さらにそれを熔解して鋳造した再生アルミのビレット(金属塊)も運び込まれました。そう、つまり、LIXILは仮設住宅の窓などからつくった「再生アルミ」をモニュメントの素材として提供し、「東京2020復興のモニュメント」プロジェクトに協力しているのです。
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宮城県仙台市の出身で被災以来足繁く現地に通い、今も復興支援活動を熱心に継続しているサンドウィッチマンのお二人にとって、仮設住宅はとても身近な存在です。
「仮設住宅っていろんな思い出がある。辛い思い出もあったけれど、励まし合い、助け合うなかから、希望や新しい絆が芽生えました。そうしたさまざまな想いが詰まったものの一部が、廃棄されるのではなく、形を変えて残る。しかもメッセージを伝えるモニュメントとして活かされるのはすごく意義があると思う」と伊達さん。
錦織選手も「皆さんの想いが形を変えてモニュメントになり、みんなに見てもらえる、選手を応援する力に変わるというのは、素晴らしいことだと思います」とコメントしました。
モニュメントの制作と設置のプロセスは?
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組織委員会とLIXILから、全体像とプロジェクトのプロセスが紹介されました。

【1】
まずLIXILが被災3県の仮設住宅で使われていた窓などのアルミ部分から2トンの再生アルミを製造。
【2】
東京藝術大学の学生の協力の下に、3県の中高生がワークショップでメッセージプレートをデザイン。
【3】
モニュメントに被災地からの感謝と選手への応援メッセージをのせ、東京2020期間中、アスリートが目にする場所に設置。アスリートからのメッセージやサインを集める。
【4】
東京2020終了後、モニュメントをレガシーとして3県に移設する。
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「震災直後に仮設住宅の建設に携わった方々、寝食を忘れて奔走された自治体職員やボランティア、避難所から仮設住宅に移られた居住者の方々、不便はあったけれど、仮設住宅という場でつくり上げられた新たな絆…たくさんの想いを形にして残し、未来へとつないでいきたい」とLIXILの佐竹さん。
組織委員会の武藤事務総長は「このプロジェクトは被災地と世界のアスリートをつなぐと同時に、再生アルミの活用という意味では東京2020大会の持続可能性というコンセプトを象徴するものでもあります」とその意義を語りました。
「未来を変える!!」錦織選手から力強いメッセージ
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そして、世界の誰よりも先駆けて、錦織選手とサンドウィッチマンのおふたりがプレートにメッセージとサインを記入しました。
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サンドウィッチマンの伊達さんは、好きな言葉だという「東北魂」を、富澤さんはすべての人に贈りたいと「エール」と記入。錦織選手はアスリートの立場から「未来を変える!!」と決意を込めて書きました。
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「僕がアンバサダーを勤めるLIXILも、再生という形で未来を変えています。僕ももっと成長し強くなって未来を変えたい」とメッセージに込めた思いを伝えてくれました。
「東京2020大会ではメダルが取れるように頑張る。これからもいろいろな形で被災地との関わりを続けていきたい」と意気込みを語りました。

ワークショップを経て、どんな復興のモニュメントが完成するのか?プロジェクトの次の展開に注目です!
動画をご覧ください
[STAFF]photo:Makoto Kishita/Text:Arata Sakai
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