

日本美術においてアジア憧憬はどのように深化されたか。東京都庭園美術館の展覧会に岸田劉生、藤島武二、安井曾太郎ら
美術手帖
2019.09.15 09:00
1910年から60年ごろにかけて、日本の知識人や美術愛好家、美術家たちがアジアの古典美術に憧れた時期があった。このアジア憧憬が、その後どのように深化されたかをたどる展覧会「アジアのイメージ 日本美術の『東洋憧憬』」が、目黒の東京都庭園美術館で開催される。会期は10月12日~2020年1月13日。 本展は、「アジアへの再帰」「古典復興」「幻想のアジア」の3章構成。第1章ではそのタイトル通り、絵画の…