アラフォーになるといろいろあるから!女性特有の病のおさらい

2019.03.27 18:00
日本人の約2人に1人が生涯でがんになる(※)と言われている現在。今や、がんを克服するのではなく、がんと共に生きる時代です。特に、乳がんは女性がかかる最も多いがんであり、避けて通ることはできません。これまでに親類が乳がんにかかったり、検査に引っかかったりしたという人もいるのではないでしょうか。もしも、あなたが、乳がんと診断されたら…?
※国立がん研究センターがん対策情報センターによる推計値(2007年)
乳がんに関する基本的なことをおさらい
まずは乳がんの基本的なことを把握しておきましょう。乳がんとは、乳頭を中心にわきの下まで放射状に広がる乳腺にできる悪性腫瘍のこと。一生のうちで乳がんになる日本女性は、約11人に1人といわれています。国立がん研究センターの統計によると、乳がんは女性がかかる最も多いがん(2013年の推計による)で、30代半ばから発症率が増え、40代後半にピークを迎えると言われています。そう、決して他人事ではすまされないのです。
乳がんの組織型は、がんの広がりによって「非浸潤がん」と「浸潤がん」に大きく分類されるのをご存知でしたか?
「非浸潤がん」は、乳管や小葉で発生したがん細胞が乳腺の組織内にとどまっている状態を指します。これがステージ0の状態。理論上では、その部分を切除してしまえば、ほかの臓器に転移する心配はないと考えられているそうです。
一方の「浸潤がん」は、がん細胞が乳腺の壁を破って、周囲の組織にまで広がった状態のことを指します。もし、自分でしこりの存在に気づいた場合、この「浸潤がん」であることが多いとされており、他の臓器に転移している可能性が出てくると言われています。

次に、乳がんの分類について。よく耳にするのが「乳がんのステージ」という言葉。0~4の5段階で分類する「ステージ分類」に馴染みがある方も多いのかもしれません。そのほか、「組織型」「サブタイプ分類」など、分類の方法もさまざま。最近は、治療法の選択や再発の危険性の推測などにおいて、ステージ分類よりも、がんそのものの性質による分類の方が重要であると考えられるようになっているそうです。

「乳がん」と一言でいえども、さまざまなタイプがあるのです。もしも乳がんと診断されたら…。種類や特性を正確に知って、適切な治療を行うのがとても大切です。
(参照:リンククロス ピンク「乳がんの種類ってどんなものがある?分類・種類ごとの治療法について」)
ライフスタイルに合わせた治療も?乳がん治療の最前線
現在行われている基本的な乳がんの治療方法は、手術、放射線療法といった乳房への局所治療に、薬物療法や抗がん剤、女性ホルモンを抑えるホルモン療法などを組み合わせて行われています。

最近では、治療の方法や研究は進歩も遂げており、個人のライフスタイルや価値観に合わせて手術方法を選べるようになってきています。「乳がんに罹患したら、日常であきらめなくちゃいけないことばかり…」という時代もありましたが、今や乳がんを取り巻く環境も変わりつつあります。

たとえば、乳房の再建。再発のリスクを回避するため乳房全体を切除して乳房を再建するケースが増えているのだとか。シリコンバックといった人工物のほか、自分のお腹や太ももの脂肪や筋肉を用いて乳房を作ったり。胸を取り戻したいという女性の切なる願いを叶えるための医療技術と言えますよね。

ほかにも、1回の照射線量を増やして短期で治療を終える「短期全乳房照射法」が期待されていたり、なるべく手術を行わず腫瘍をなくす「低侵襲治療」といった新たな治療法の研究と開発が行われています。罹患率は増えているけれど、治療の選択肢も増えている乳がん。「がん」と聞くだけで怖いけれど、その実情をしっかりと知れば、もしものときにきちんと向き合えるかもしれません。
(参照:リンククロス ピンク「乳がんについての最新情報」)
事前に情報を収集しておくことに加え、万が一の時に備えて保険を見直すのも選択肢のひとつでしょう。
この先の人生もいっそう輝いて生きていくために、新生活の始まるこのタイミングで、一度考えておくのもいいかもしれませんね。
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