Icon loading md
8005660 full 9d13e95a 0d4b 4a92 9a0d 7721ed9f3f11
BOTANISTが「アナタの髪質に合ったシャンプー」販売へ。わずか2分、9個の質問に答えるだけで
Forbes JAPAN
2019.03.14 10:50
シリコン、ノンシリコン、ボタニカル、オーガニック、さらにはスムースやモイスト、ダメージケアなど、種類が多すぎて自分の髪質に合うものが分からない……と悩んでしまいがちなのが「シャンプー」だろう。筆者も自分に合うものが分からず、毎回、購入するシャンプーを変え、さまざまな種類を試している。

自分に合ったシャンプーを使いたい──そんな人の願いを叶えてくれるのが、髪質や悩みを診断して自分に最適なシャンプーを提案してくれる「パーソナライズシャンプー」だ。アメリカではすでにいくつかのブランドが先行する中、日本では2018年、Spartyが定期配送型パーソナライズシャンプー「MEDULLA(メデュラ)」を開始し、注目を集めた。

少しずつ熱を帯びているパーソナライズシャンプー市場に新たなプレイヤーが現れた。3月13日、植物由来の成分にこだわる「BOTANIST(ボタニスト)を販売するI-ne(アイエヌイー)が、パーソナライズシャンプー「My BOTANIST(マイボタニスト)」を発表。

公式WEBサイト「&Habit」で3月13日から、原宿にある直営店「BOTANIST Tokyo」で3月14日から予約販売を開始し、4月22日から順次発送されるという。
2分でつくる、オリジナルの植物由来シャンプー
ボタニストは英語で「植物学者」という意味の、植物由来の成分を配合したシャンプー。2015年の発売以来、大々的な広告をすることはなかったが、恋愛リアリティTV番組『テラスハウス』で使われたことで、人気が爆発。シリーズ累計5000万本を売り上げる人気製品となった。

新たに登場した「マイボタニスト」は、独自のパーソナライズシステム「MY BOTANIST診断システム」で「髪についての悩み」や「理想の髪質」など9つの質問に回答するだけで、髪質を独自のメソッドで分析。その結果をもとに、髪の悩みやなりたい質感にぴったりな成分のシャンプーやトリートメントを提案してくれる。

回答にかかる時間はわずか2分程度。直営店「BOTANIST Tokyo」では、販売員のカウンセリングを受けながらシャンプーをつくることもできる。
 full d39baed3 0ad9 4f0f 9d8f 0631bff29b40
「これまで、ユーザーはシャンプーを買う時に「パサパサしている」という髪の結果から、『しっとりさせたい』『乾燥ダメージを防ぎたい』といった目的に合った商品を選ばざるを得ませんでした」

そう説明するのは、ボタニストのブランドマネージャーを担当する石津大介だ。しかし、パーソナライズシャンプーの場合は違う。質問の回答を分析することで、悩みの「原因」から商品がつくられるからだ。これにより、ユーザーの理想に近いシャンプーを提供できる。

「診断では髪の悩みだけでなく、『なりたい自分のイメージ』も質問します。これをもとにそれぞれに合ったフレグランスを配合するので、マイボタニストは『なりたい自分とのギャップ』を埋めてくれるシャンプーになるはずです」

シャンプー・リンスともに価格は、4980円(税抜き)。普通に購入するほか、気に入った組み合わせを定期的に届けてもらうこともできる。
「ユーザーのニーズは、作り手の想定を超えていた」
元々ボタニストは、植物由来の体に優しい成分をウリにしてきた。また、メデュラやアメリカの製品など、パーソナルシャンプーには先行者も存在する。明確な強みをもつボタニストが、なぜいまパーソナライズシャンプーの販売を始めたのか。
 full 1cfa8201 3fae 4876 ac38 d568ad4a3972
I-ne代表取締役の大西洋平

「他社との差別化を意識したことはありません。私たちはあくまで、お客様のために製品をつくっています」と、代表取締役の大西洋平ははっきり答えた。

I-neの調査によれば、日本人女性の約7割が髪のダメージを回復したいと考えている。分析結果をもとに、ボタニストではユーザーの目的別に4つのシャンプー・トリートメントを販売していた。

「しかし、念入りにユーザー調査をしてみると、ボリュームアップ目的の『スカルプ』のシャンプーと、ボリュームダウン目的である『モイスト』のトリートメントをセットでリピートするなど、毎月2000人以上が目的の違うシャンプーとトリートメントを組み合わせていることがわかりました。つまり、 お客様のニーズは私たちが想定していたよりも、複雑で多様化しているんです」

ボタニストの特徴である植物由来の成分を大切にした上で、より一人一人のユーザーにピッタリのシャンプーを提供したい。そこでリリースしたのが、「マイボタニスト」だ。

今後パーソナライズの精度をより高めていくというI-neだが、すでにボタニストを販売している中国など11カ国での海外展開も強化予定。さらに、ヘアケアでの知見を生かし、スキンケア領域への参入も予定しているという。それでも、大西の姿勢はブレない。

「拡大を目指すのはもちろんですが、基本は同じ。引き続き、ユーザーの方を向いた製品作りを続けたいですね」
文=野口直希 写真提供=I-ne

関連コンテンツ