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日本めぐり 関西麵めぐり 白磁の皿に輝く“出石皿そば”
SKYWARD
2019.02.01 00:04
SKYWARD 日本めぐり 関西麵めぐりvol.1
白磁の皿に輝く“出石皿そば” 兵庫県
風情溢れる兵庫県豊岡市出石町の名物「出石皿そば」。郷土の焼き物、出石焼に盛られたものを食すスタイルが人気だ。こだわりの皿そばの味を確かめに行く。
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つやつやと輝くそば。以前は皿につゆをそのままぶっかけていた。
透明感のある美しい白磁の皿に盛られた、日本そばの数々が圧巻である。兵庫県北部の山間部に位置する出石(いずし)は、しっとりとした小さな古都。多くのそば屋が軒を連ねる、近畿有数のそば処である。
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池の鯉たちも、清い水のなかで勢いよく泳ぐ。
なぜに出石でそばなのか? 一説には、その昔信州から国替えをした、そば好きの仙石氏が地元のそば職人を一緒に連れてきたという言い伝えもある。しかしそば文化は、島根の出雲そばの流れもくむとか。
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出石焼の皿に描かれた藍の模様が美しい。心がほっこりするような絵柄のほか、名言もしたためられている。
伝統の出石皿そばのみを提供する「さらそば甚兵衛」の主人の渋谷朋矢さんは、婿養子として先代から店を引き継いだ。
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渋谷さん夫妻。
「食べた皿を積み重ねて、立てた箸の高さまで食べると“蕎麦通ノ証”を差し上げるのも、甚兵衛のオリジナルです。なんと一人で90皿以上も召し上がった“ツワモノ”もいらっしゃいました」

そばの原料の産地は北海道。日によって産地は変わるが、今回は北部の音威子府(おといねっぷ)産だ。出石の清涼な水を使って懇切丁寧に手打ちしている。

「田舎そばは太さがバラバラで見た目が不揃いだったりしますが、うちは、きっちり太さを決めて切っているので、湯がきムラがありません」

割合は二八。喉越しがよく、細めのそばは何皿でもいける。一子相伝、創業時から継ぎ足し寝かし続けた“本かえし”が使われたつゆだけで、まずは「ズズッ」と勢いよくすする。香りと素材そのものを味わったら、次は薬味のネギとわさびで、さらにはとろろ、溶き卵、大根おろしをつゆに入れて変化球を。より濃くまろやかになり、味に飽きがこない。
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17枚食べると「そば通」に。一皿150円(税抜)。お問い合わせは「さらそば甚兵衛」tel.0796-52-2185
ふと部屋の窓に目をやると出石城が見える。遠い信濃の国から来たお殿さまは、そばをすすりながら故郷を懐かしく想っていたのだろうか?
近畿最古の芝居小屋「出石永楽館」
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“但馬の小京都”出石の文化を彩る「出石永楽館」は明治34(1901)年に開館。歌舞伎をはじめ新派劇や寄席などが上演され続け、但馬の大衆文化として大変栄えました。そんな永楽館も昭和期に映画やテレビの普及によって一度は閉館となっていましたが、平成20(2008)年に44年の時を経て甦りました。さまざまなイベントが開かれる同館は、館内の見学が可能(大人300円、学生200円、中学生以下無料)。役者さんの楽屋などの舞台裏も見どころ満載です。

「出石 永楽館」
電話番号:0796-52-5300
兵庫県豊岡市出石町へのアクセス
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全国主要空港から大阪(伊丹)空港へ、伊丹空港からコウノトリ但馬空港へ、それぞれJALグループ便が毎日運航。コウノトリ但馬空港からはレンタカー、バスなどで豊岡市出石町へ。
文/東野りか 撮影/富貴塚悠太
●SKYWARD2019年1月号より掲載

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