

森永製菓が開発した新食感の “ミルクキャラメル”
ippin
2018.12.27 06:30
東京駅GRANSTA限定で新発売の「キャラメルクリスピー」

日本人にまだ西洋菓子は馴染みがなかった1899年、日本で初めてキャラメルなどの西洋菓子を製造販売したのが、森永製菓の創業者である森永太一郎さんだった。森永さんは伊万里の生まれで、横浜の陶器商に入社。「アメリカで陶器を売ってみせる」と渡った先のサンフランシスコで菓子文化に出会い、魅せられたのだと伝えられている。「森永ミルクキャラメル」は1914年に現在の形で発売され、いまも親しまれているロングセラー商品だ。
森永製菓は2019年には創業120年を迎えることを機に、“モノではなくて洋菓子という新しい食文化を持ち込んだ”創業の精神を掲げて、新たに『TAICHIRO MORINAGA』というショップを展開。2017年に神戸・大丸、2018年に東京・新宿NEWoManへ常設店を出したのに続いて、12月10日にはJR東京駅構内GRANSTAに旗艦店となる『TAICHIRO MORINAGA STATION Labo』をオープン。東京駅限定商品の販売や“キャラメルイノベーション”をテーマとした体験を提供していきたいとしている。
東京駅限定の新商品の一つがご紹介する「キャラメルクリスピー」。独自の技術でキャラメルをクリスピーな(カリカリとした)食感のチップに加工し、チョコレートとクッキーをはさみ込んだお菓子。見た目は焼き菓子のようで、食べてみると最初はやはりキャラメルというよりクッキーだなぁと感じるのだが、まぶしたキャラメルチップが口の中の温度で溶け出してくると、味わいがミルクキャラメルに変化していく。しかし、あのいつものミルクキャラメルのように口の中がずっと甘いということはなく、少し塩気を感じる余韻はほどなく消えていって大人にも食べやすい。
森永製菓は2019年には創業120年を迎えることを機に、“モノではなくて洋菓子という新しい食文化を持ち込んだ”創業の精神を掲げて、新たに『TAICHIRO MORINAGA』というショップを展開。2017年に神戸・大丸、2018年に東京・新宿NEWoManへ常設店を出したのに続いて、12月10日にはJR東京駅構内GRANSTAに旗艦店となる『TAICHIRO MORINAGA STATION Labo』をオープン。東京駅限定商品の販売や“キャラメルイノベーション”をテーマとした体験を提供していきたいとしている。
東京駅限定の新商品の一つがご紹介する「キャラメルクリスピー」。独自の技術でキャラメルをクリスピーな(カリカリとした)食感のチップに加工し、チョコレートとクッキーをはさみ込んだお菓子。見た目は焼き菓子のようで、食べてみると最初はやはりキャラメルというよりクッキーだなぁと感じるのだが、まぶしたキャラメルチップが口の中の温度で溶け出してくると、味わいがミルクキャラメルに変化していく。しかし、あのいつものミルクキャラメルのように口の中がずっと甘いということはなく、少し塩気を感じる余韻はほどなく消えていって大人にも食べやすい。

箱を開けると個包装になっており、軽量で手土産にぴったり。東京駅の店舗では限定品の「キャラメルクリスピー」の他に、既存店で発売中のキャラメルソースをたっぷり入れた「キャラメルバウム」も販売。こちらは「ミルクキャラメル」の黄色い箱そのままのデザイン。ともに贈り先でひとしきり話題にできる商品だと思う。ロングセラーからの派生商品はこの点が強い。聞いた話では、ミルクキャラメルから始まった森永製菓は「ミルク(乳成分)」と「糖」と「加熱」の組合せが自社の技術の根底にあると考えていて、そのためビターチョコレートであってもミルクの入らない製品は一切世に出していないという。110年以上をかけてミルクにこだわってきた菓子メーカーの誇りを感じる、そんなエピソードをお土産に添えるのも、ちょっと面白い。
キャラメルクリスピー
TAICHIRO MORINAGA STATION Labo
株式会社anemosu代表取締役 浅井裕子
キャラメルクリスピー
TAICHIRO MORINAGA STATION Labo
株式会社anemosu代表取締役 浅井裕子