元ミスインターナショナル日本代表がレクチャーする「笑顔美人」の作り方

2018.12.28 22:30
元プロビーチバレー選手の浅尾美和さんがMCを務め、ゲストの「生き方」「人間性」にフォーカスし、そこにある真の「美しさ」を解き明かす、スポーツグラフィックマガジン「Number」と企画協力したドキュメンタリー&インタビュー番組『SHISEIDO presents 才色健美 ~強く、そして美しく~ with Number』(BS朝日、毎週金曜22:00~22:24)。12月28日は、12月のマンスリースペシャルと題し、新体操元日本代表の畠山愛理さん、女子フィギュアスケート元日本代表・鈴木明子さん、トータルビューティーデザイナーの村山和実さんが登場。各回の名場面をプレーバックするとともに、未公開映像を交えて、3人の輝きのさらなる秘密に迫った。
■マイカラーは何色にも染まれる“白”
畠山さんが大切にしている言葉は、「自分らしく、背伸びせず」だ。現役時代、自身では飛び抜けて才能がある選手ではなかったと感じていたため、「私の方がうまいのに何であの子が代表に入っているの?」と思われることが怖く、うまく見せようとするあまりに背伸びをして空回りをすることがあった。しかし「自分らしく、背伸びせず」という言葉を大切にするようになってから、「飾らないありのままの自分を見てもらうしかないんだ」と吹っ切れたことで、周りの目も気にならなくなり、楽しんで物事に取り組めるようになったという。
また、現役時代の自分を色に例えるなら“オレンジ”だと話した畠山さん。「オレンジは私の中で夕日のイメージ。夜になるちょっと暗い自分もいるけれど、基本明るい性格。自分が明るければチームの雰囲気も良くなるし、周囲から“あなたがチームの雰囲気の司令塔”と言われてきたので、明るくいようと勝手に思っていました」。一方、現役を引退してから2年経った現在の色は、何にでも染まれる“白”だと表現する。「現役の時は新体操一色でしたが、今はキャスターやモデルをさせていただいている自分もいたり、新体操を指導する自分もいたり、いろいろな色が混じっているけれど、ある意味、白なのかもしれない」。
そんな畠山さんは「今は新たな発見の日々で、現役の時には感じられなかったこと、やれてこなかったことができているのですごく充実しています」と、現在の心境を語る。今後については、「いろいろなお仕事を通して経験していく中で、自分が楽しいな、これすごく興味があるなと思ったことに突き進んでいきたい」と抱負を口にした。
■自分を信じて放つ輝き
鈴木さんが大切にしている言葉は「信じる」。「本番までどれだけ多くの人がサポートしてきてくれても、最後にあの広いリンクに立つのは自分ひとり。その時に、一番信じなければいけなかったのは、自分自身でした。もともとは弱い自分なんて嫌いで、強い部分だけを認めていましたが、弱い自分も自分自身なのだと思うと、どちらの自分も丸ごと受け止めてやっていくしかないなと。自分のことが嫌いで輝いている人なんていないし、自分を信じているから光を放てるのだと思います」と、この言葉に込められた思いを語った。
6歳からスケートを始め、29歳で競技を引退。その後はアイスショーなどに出演するプロスケーターになり、33歳になった現在は振付師としても活動中だ。番組では、練習を終えた鈴木さんに密着し、現役時代から通い続けているカフェに同行。鈴木さんは当時、このカフェでノートに練習日記のようなものを付けていたと話す。「練習の内容や時間、その日の体の調子などを記録したことで自分のバロメーターがわかってきた」と、10代とは違う身体と心の変化を記して、コンディションの作り方の参考にしていた。
鈴木さんが今、現役時代と比べて変わったと感じるのはエネルギーの使い方だ。「以前は練習の時しか筋肉を使いたくないと思い、普段は極力エネルギーを使わないようにしていたが、今は練習時間も限られているため、もっと筋肉を使いたいと感じる。なので階段を駆けのぼったり、早歩きで歩いたり、日常的に運動量を増やそうと意識しています」とその変化を語る。ただ、疲れている時は無理をしない。「絶対階段を使おう、一駅歩こうといった決まりは作らず、人間は元気な時に頑張ればいいんです」と笑った。
■笑顔美人になる方法
村山さんの座右の銘は「なりたい自分を追い続ける」。なりたい自分を目標に置き、それに必要なことを常にやり続けていくと、気持ちも身体も停滞しない。村山さんは、「そうやって、どんどん新しいこと、必要なことを自分で探し求めて、こなしていくということを常に実践していきたい」と、さらなる進化、成長を誓った。
番組では、ミス・インターナショナル日本代表の選考にあたり、さまざまなレッスンを受けた村山さんが、笑顔が輝く方法をレクチャー。「鏡を見ながら、“う”“い”“う”“い”とか、“え”“お”“え”“お”など、口の動きが対局な発声を大きくハッキリと繰り返すことで、笑顔を作るために必要な顔回りの口角の筋肉が鍛えられます」とアドバイス。また、デスクワークなど、下向きで長時間過ごすことによって口回り頬の筋肉が固まってしまい、うまく笑えないときは、指を口の中に入れて、揉みほぐすと良いという。「親指を口の中に入れて、頬をつまむように、指でモミモミしてあげると、ふわっとした自然な笑顔になります」とのこと。
これまでにおよそ1万人以上の生徒をサポートしてきた村山さんは、「姿勢が良くて歩き姿が綺麗なことは、見た目だけじゃなくて健康にも良い。だから、これを子どもの時に教育段階で教えることができたら、大人になっても身体を壊す人や、お金をかけて治療をしなければいけない人も減る。すべての人が、根本的な健康管理を小さい時からできるようなシステムを提案できるようになりたいです」と大きな夢を語った。
番組の途中では、スポーツオケージョンにおける“美”をサポートする、プロならではのテクニックとノウハウを紹介。今回は“魅惑のくちびる”になれる、口元メイクの方法を解説。
■口元メイク法
スポーツ後のお出かけに適した口元メイク法を教えてくれたのは、資生堂HAIR&MAKE UP ARTIST西森由貴さん。

今年はベリーリップがトレンド。

おすすめの口元メイクは“とろり塗り”。

まずはくちびる全体にルージュを塗り広げる。
重ねて塗ることで、しっかりと色を出すことができる。
ポイントとして、中央部分に塗り重ねると、立体感とツヤが増す。

今回使用した商品の詳細は以下のサイトで。
次回、1月4日の放送は、空手・組手日本代表の植草歩さんが登場する。