日本で一番古い窓とは?

2018.10.30 00:00
日本に残る一番古い窓は、現存する世界最古の木造建築、法隆寺の窓です。窓枠の中に四角の棒を並べたもので「連子窓(れんじまど)」と呼ばれます。

実は、日本は世界で一番「窓と幸せな関係をもっている国」かもしれません。

日本の建物は、柱で家を支えます。一方、西洋の建物は壁で支えます。レンガの壁やログハウスがそう。だから壁に窓を作るのは、なかなか大変。

でも、日本の建物なら、窓を古くは「間戸」と書いたように、柱と柱の間をすべて窓にすることもできます。

窓を大きく、いろいろな場所に作って、光や風など自然を上手に取り込んで暮らす。温暖な日本の風土だから実現できた、窓との幸せな関係。

では、もっと古い時代の窓はどんな窓? 窓から外を眺めつつ、古代の窓に思いを馳せてみませんか。