アスレジャーってなんだ? スポーツデポで学ぶアスレジャー入門講座

2018.10.19 18:00
そこそこ自分のことをオシャレだと思っているけれど、どうせなら今よりもっとモテたい。そんな世の男子にぜひ知って欲しいファッションが、アスレジャースタイルだ。オシャレ好きの間ではもはや基本スタイルのひとつではあるが、初心者が見よう見まねでスタイリングすると、意外と落とし穴が多いのも確か。そこで今回はアスレジャースタイルに最適なアイテムが揃う「スポーツデポ」にadidasのガチ社員さんをお招きして、迷える男子に向けたアスレジャー入門講座を開いてもらったぞ!
<アスレジャー入門講座 時間割>
【一時限目】上下スウェットはカラーを変えよう
【二時限目】サイズを意識してみよう
【三時限目】上下同色スウェットにチャレンジしてみよう
【四時限目】多彩なアウターを使ってバリエーションを楽しもう
【五時限目】上級者向けフォーマルスタイルにチャレンジしてみよう
ワタナベ「なんかかっこいい服あるかな〜」

毛玉のついたグレーのスウェット上下とサンダル姿でスポーツデポに登場したのは都内在住のシステムエンジニア、ワタナベくん。休日の彼はもっぱらこの格好で近所をうろうろしている。母親には「病院から抜け出して酒を買いにいく入院患者みたいだからやめて」と言われているそうだ。するとそこへ……
櫻井「こんにちはワタナベさん! 櫻井です! ちょっとお話よろしいでしょうか?」
ワタナベ「えっ……誰……なんで僕の名前を……」
笑顔で颯爽と登場したのはadidas社員の櫻井氏。元サッカー部のイケメン男性だ。若い頃はけっこうやんちゃもしてきた、東京生まれのシティボーイ。好物はフォアグラだそう。
ワタナベ「なんですか? 分譲マンションなら買いませんよ」
櫻井「いえいえ、私は “アスレジャースタイル”の魅力をワタナベさんに知っていただくために、今回adidasを代表してやってきました!」
ワタナベ「え……あなたガチなadidas社員なんすか? 僕みたいな個人を相手に貴重な時間使ってプレゼンするなんてコスパ悪くないすか?」
櫻井「いや、あの、」
ワタナベ「そうまでして僕にプレゼンする理由って? 愛社精神……? もしかして会社から特別手当とか出るの……?」

櫻井氏の登場を過剰に怪しむワタナベくん。そもそもアスレジャーがなんなのかもわかっていない様子だ。そこで櫻井氏はスポーツデポ店内のマネキンを参考に、ワタナベくんへレクチャーを始めたぞ。

櫻井「そもそもアスレジャーという言葉は“アスレチック(運動)”と“レジャー(余暇)”を掛け合わせたファッション用語なんです。簡単に言えば、スポーツウェアやトレーニングウェアにモードなアイテムを取り入れたスタイルですね」
ワタナベ「ふうーん。いわゆるこれまでのスポーツMIXとは違うんですか?」
櫻井「ポイントとしては、本格的なスポーツアイテムを使っているにも関わらず、カジュアルな場所やフォーマルなシーンなどどんなシチュエーションにも通用できるところですね」
ワタナベ「なるほど……たしかに大人っぽくってかっこいいすね」
櫻井「もちろんファッション性も高いのですが、動きやすく機能的なのも特徴です」
ワタナベ「でもそれって僕の今の格好でもよくないですか? 動きやすいし、楽だし」
櫻井「もちろんそのファッションでも構わないですが、もう少し細かなところにも気を使うと、もっともっと女の子にモテちゃうんです」
ワタナベ「お、おおお、女の子にモテる!? まじすか!?」
櫻井「ちょ、想像以上に食いつきますね」
ワタナベ「アスレジャー着ることで女の子にモテるならそりゃ興味ありますけど」
櫻井「もちろんモテます! ちなみにゴリラ界ではオスゴリラは頭が尖っているほうがメスゴリラにモテるそうですよ」
ワタナベ「いや、ゴリラの話はよくわかんないですけど……しかしアスレジャースタイルで本当に女の子にモテるのかな……」
謎の女性「本当よ!」
ワタナベ「だ、誰ですか?」
櫻井「彼女はガチアスレジャーマスターの石川さん。アスレジャーを愛し、アスレジャーに愛された女性です」
ワタナベ「どっかで聞いたようなフレーズですね」
櫻井「今日は女性のリアルな意見も取り入れながら、ワタナベさんを素敵に変身させてみせます!」
石川「よろしくね、坊や」
ワタナベ「なんかもうよくわかんないけど、よろしくお願いします……」

こうして茶番を交えつつ、スポーツデポ店内にあるアイテムを使ったアスレジャー講座がいよいよ始まったのだった!
【一時限目】上下スウェットはカラーを変えよう
まず櫻井氏が指摘したのはワタナベくんが履いているグレーのスウェットパンツ。
櫻井「まず手始めにこのスウェットのパンツを見直してみましょうか」
ワタナベ「このパンツ、履いててすっごい楽チンだから気に入ってるんだけどな」
櫻井「パンツを別のカラーに変えるだけで印象はガラリと変わりますよ!」

そう言って櫻井氏がすすめたのは、同じスウェット生地の「ラインパンツ」だ。
▲スウェットのグレーパンツのみ、adidasの「スウェットロングパンツ M adidas Z.N.E. パンツ CZ8652」に変更した。色が変わるだけで印象もガラリと変わったのがわかる。また、足元はサンダルの代わりにadidasの人気シューズ「ULTIMAFUSION」を履いてみた
ワタナベ「おおーさっきのスウェットと同じような素材で楽チンなのに、見た目がぜんぜんオシャレになった」
櫻井「でしょう? 上下同色だとどうしてもパジャマのように見えてしまうので、パンツだけでも別の色にするとメリハリが出てオシャレな見た目になるんですよ」
ワタナベ「このスニーカーも軽くて楽ですね」
櫻井「そのスニーカーは脱ぎやすいタイプなのでサンダルが好きなワタナベさんにもオススメです!」

ブラックのパンツに変えただけでぐっとオシャレ感が増したワタナベくん。もうお母さんに入院患者だなんて言わせない。しかし櫻井氏はさらにカッコ良くできると豪語する。

櫻井「次はパンツのサイズを気にしてみましょう!」
【二時限目】サイズを意識してみよう
続いて櫻井氏が用意したのは先ほどと同じラインパンツの「S」サイズ。先ほどの「M」サイズに比べて丈も太さも一回り小さくなっている。
▲先ほどよりワンサイズ落としてみた。足元にゆったり感があったMサイズに比べると全体的に締まった印象になる
ワタナベ「本当だ、さっきのスタイルよりまた一段とオシャレな印象になってますね」
櫻井「でしょう? トップスが大きめのサイズの場合、パンツはこのように細めの方が綺麗なシルエットになり今っぽいです。腰回りがゆったりしていて、下にいくにつれて細くなっているこういったシルエットのパンツを“テーパードパンツ”と呼ぶんですよ」
ワタナベ「ふーん、意外とちゃんと勉強になる」
櫻井「また、このパンツは左膝から下に白い縦ラインが入っているんです。このラインが視覚的に足をよりスマートに、より長く見せてくれる効果があるんですよ」
ワタナベ「へえ、ただのデザインかと思ってたんですけど、そんな効果が期待できるんですね」
櫻井「ちなみに背中が白いゴリラはシルバーバックと呼ばれます。そういったゴリラはたいていが群れのリーダーで」
ワタナベ「(この人また真剣にゴリラの説明してる……)」
▲腰履きになるとだらしなく見えるので、ウエストはあまり下げないように注意しよう。また、足元は少しだけくるぶしが見えるくらいが今っぽいスタイルだ
印象の変わったワタナベくんの姿に、ガチアスレジャーマスターの石川さんもおもわず笑顔。
石川「へえ〜なかなかいいじゃない坊や」
ワタナベ「あ、ありがとうございます(ガチ勢に言われるとなんかうれしいな……)」
【三時限目】上下同色スウェットにチャレンジしてみよう
櫻井「では、次はもうちょっとレベルの高いコーデにチャレンジしてみましょうか」
ワタナベ「はい! なんだか自信がついてきましたよ」
櫻井「よし、思い切ってトップスもブラックのスウェットトレーナーにしてみましょう!」
ワタナベ「え、ちょっと待ってくださいよ。さっきは上下別の色にしたほうがいいって櫻井さん言ってたじゃないですか。もう矛盾しているじゃないですか! いつもそうだ……やっぱり大人ってそうやって……!」
櫻井「ちょ、ワタナベさん落ち着いてください。なんらかのトラウマ呼び起こさせちゃって申し訳ないですけど、さっきとは違いパンツのシルエットもスマートにしているのでだいぶ違う印象になりますよ」

泣き出しそうなワタナベくんをあったかいスープで落ち着かせて、ブラックのスウェットトレーナーに着替えてもらった。
▲トップスも黒アイテム「スウェットトレーナー M SPORTS ID ビッグリニアロゴ クルーネックスウェット 裏起毛DH3980」に変更してみた。上下同色であっても、シルエットを重視すればパジャマ感は払拭できる
ワタナベ「あ、すごくいいかも」
櫻井「上級者向けですがちゃんと着こなせていますよ。やはりパンツのシルエットがテーパードなので、だらしなく見えないんですよ」
ワタナベ「たしかに。これなら上下同色でもパジャマっぽく見えないですね」
櫻井「それにこのスタイルの場合、アウターを羽織ればまた違った印象が楽しめるんです」
ワタナベ「アウター?」
【四時限目】多彩なアウターを使ってバリエーションを楽しもう
まず櫻井氏が取り出したのはジップパーカージャケット。寒い季節にぴったりな、カジュアルなアウターだ。
▲「スウェットフルジップパーカー M ID ファブリックミックス DN1458」を着用してみた。ビフォーに比べてスポカジ感がぐっと増したのがわかる
ワタナベ「本当だ、全身黒なのにおかしくないですね。むしろかっこいい!」
櫻井「全身ブラックのスタイルってどうしても重く見えがちなので難しいと思っている方が多いのですが、同じ黒でも素材を外すとオシャレに見えるんですよ」
ワタナベ「なるほど、たしかにこのジャケットの袖部分は素材がナイロンになっていますね」
櫻井「とはいえあまりにもテカリが出てしまう素材は気をつけましょう。ちょっと輩感が出てしまいますからね」
ワタナベ「しかし、ブラックスタイルってかっこいいんですね」
櫻井「ええ。そもそも世の中のかっこいいものって大抵が黒いですからね」
ワタナベ「それはさすがに言いすぎじゃ」
櫻井「いやいや、たとえば蒸気機関車とか真っ黒じゃないですか。他にカブトムシなんかもそうですよね」
ワタナベ「ああ……まあそうすね。あとは?」
櫻井「あとは……えっと……その…… あっ!」
櫻井「ゴリラ!」
【五時限目】上級者向けフォーマルスタイルにチャレンジしてみよう
櫻井「ここまで来たら、あとはフォーマルスタイルにチャレンジですね。先ほどと同じ上下ブラックのスウェットの上に、このテーラードジャケットを羽織ってみてください」
ワタナベ「いやいや、さすがにそれは難しいですよ。フォーマルなジャケットとスウェットが合うわけないじゃないですか」
櫻井「これが意外と合っちゃうんですよ。ほら、おしるこに添えられたお漬物って最高じゃないですか」
ワタナベ「いや、例えが独特でスッと入ってこないす」

櫻井さんの提案に半信半疑なワタナベくん。しかしいざテーラードジャケットに腕を通してみると……?
▲先ほどの上下ブラックのスタイルにテーラードジャケットを着用。これまでのスタイルとはまた違う落ち着いた魅力を醸し出している
ワタナベ「櫻井さん、さっきはすみません……めっちゃ合いますねコレ」
櫻井「でしょう? これならラフな会議やラフなパーティーに着て行っても全然OKです」
ワタナベ「たしかに」
櫻井「ラフな謝罪会見にもオススメです」
ワタナベ「ラフな謝罪会見ってなんですか」

こうしてアスレジャースタイルを存分に勉強したワタナベくん。最初のスタイルと比べてみるとご覧の通り。
▲グレーの同色スウェットのパンツのサイズを見直し、adidasの「スウェットロングパンツ M adidas Z.N.E. パンツ CZ8652」に変更。トップスは「スウェットトレーナー M SPORTS ID ビッグリニアロゴ クルーネックスウェット 裏起毛DH3980」。また、アウターに「スウェットフルジップパーカー M ID ファブリックミックス DN1458」を着用している。足元はサンダルから「ULTIMAFUSION」に変更した
ワタナベ「今日はアスレジャーについて、かなり勉強になりました」
櫻井「アスレジャースタイルは、色やサイズ感、アウターなどに気を使うと、どんどんレベルアップしていくのがわかってもらえたと思います。初心者にはスポーツデポ・アルペンで手に入るadidasのPLAY BLACKシリーズがオススメですよ」
石川「坊や、ずいぶんかっこよくなったじゃない」
ワタナベ「ありがとうございます。最初は怪しい人たちだなあって思ってしまっていたんですが、お会いできてよかったです! 僕も明日からアスレジャースタイルを存分に楽しみます! 明日(アス)だけに!」
櫻井「こりゃ参った! ハハハハハ……」
ワタナベ「……あれっ? …………なんだ? 夢?」
ワタナベ「…………」
ワタナベ「…………アスレジャー……ちょっと試してみるかな」
■全国のスポーツデポ、アルペンにて「ADIDAS PLAY BLACK キャンペーン」開催中!
ただいま全国のスポーツデポ、アルペンの店頭では、スポーツデポ20周年誕生祭 FINAL SALE SPORTS DEPO・ALPEN 「ADIDAS PLAY BLACK キャンペーン」を開催中。2018年10月5日(金)~11月4日(日)の期間中にadidas商品を5,000円(税込み)以上購入された方の中から抽選で、12.5型フルHD液晶モバイルPCや、ガラスドア冷蔵庫などの黒アイテム150名分に加えて、宇野実彩子さん・SKY-HIさんの直筆サイン入り「PLAY BLACK」Tシャツ各5名の合計160名に豪華グッズが当たります。またadidas商品5,000円以上購入の方に、アルペングループギフトカード3,000円分も抽選でプレゼントします。

リラックスできるのにだらしなく見えずクールな印象を与える、adidasアイテムを使ったブラックのアスレジャースタイル。気取らない等身大のファッションが好きな男性にぴったりのスタイルだ。オンもオフも、アスレジャースタイルで走り抜けろ!
<撮影協力>
スポーツデポ南砂町スナモ店
東京都 江東区 新砂3-4-31 南砂町ショッピングセンターSUNAMO 3F
03-5677-0721
営業時間 10:00〜21:00

[STAFF]model:Kenta Watanabe、Maaya Ishikawa/photo:Ryo Takayama/hair make:Emiri Kita/text:Ehita Sakai