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箱根にオープンした極上の温泉旅館 「星野リゾート 界 仙石原」の魅力
CREA
2018.08.31 07:00
箱根の森に抱かれた美しき温泉旅館
 全国各地でご当地の良さを取り入れ、趣向を凝らした宿泊施設を展開する星野リゾートから、またひとつ個性的な宿が登場した。2018年7月27日(金)、箱根の仙石原エリアにグランドオープンした「星野リゾート 界 仙石原」がそれだ。
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夜景に美しく映える本館の外観。2018年11月に完成する別館は、スイートを含むわずか3室のお部屋のみのプライベートな空間となる予定。
 温泉旅館ブランド「界」の15施設目となる「界 仙石原」は、標高約700メートルの仙石原高原の雄大な自然に抱かれた、全室露天風呂付きの温泉旅館。水庭を正面に望む温泉棟、窓から雄大な景色を楽しめる本館、そして木立に囲まれたわずか3室の別館からなっている(別館は2018年11月に完成予定)。
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全室露天風呂付きの客室は、琉球畳の上にソファーを配した和洋室タイプ。客室の大きな窓、テラスにある露天風呂からも山々が連なる仙石原の雄大な風景を望むことができる。
 露天風呂付きの全13室のゲストルームは、すべてが土地柄を活かしたご当地部屋で、「仙石原アトリエの間」と呼ばれる。
 各部屋を彩るのは、開業前に国内外のアーティスト12名が宿泊し、箱根で受けたインスピレーションをもとに創作活動をした際の作品だ。また、小田原のガラス作家「ipada(イパダ)」の濱舘寛氏と村木未緒氏のデザインによる、ガラスのランプシェードが設置されているのも特徴的。
 ちなみに客室はもちろん、アーティスト12名の作品は、館内のそこここで鑑賞することができる。
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箱根の自然を借景にした客室露天風呂は、まるで一枚の絵のよう。大浴場と同じく、大涌谷温泉から引いた湯の花が舞う温泉を堪能することができる。
コンセプトは“アトリエ温泉旅館”
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施設内にある「アトリエライブラリー」。アートや建築に関わる本が多数並べられ、自由に手に取ることができる。
 前ページで紹介したように、ゲストルームを「仙石原アトリエの間」と呼ぶこの施設のコンセプトは“アトリエ温泉旅館”だ。
 ミュージアムが多く集まる仙石原の特性に着目し、温泉旅館の滞在を通して五感を研ぎ澄まし、自身の内側にある表現欲を刺激する場所になることを目指しているのだという。
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「アトリエライブラリー」では約2,000本の色鉛筆を用意。自由にアートを楽しめる。
 アートを鑑賞するものではなく、表現するものと捉え、アーティスト・ゲスト・スタッフの三者が、様々な手法や材料で表現。画材や絵筆が並ぶアトリエに仕立てられた「ライブラリー」では、毎日“ご当地楽(ごとうちがく)”が開催されるのも楽しみのひとつだ。
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毎日開催される“ご当地楽”のほか、毎週日曜日には、デッサンや盆栽、写真、書道など多彩なジャンルの芸術家を招き、ワークショップを行う(チェックイン時に要予約)。
 毎夜行われるご当地楽では、型染作家の小倉充子氏によるオリジナルの手ぬぐいに、絵付け・色付けの体験を(チェックイン時に要予約)。
 手ぬぐいは、箱根の宿場町や、仙石原をイメージした野鳥や草花をあしらったデザイン、何も描かれていない真っ白な手ぬぐいなど6種類が用意されている。好きなデザインを選んで、布クレヨンを使って好きな色をのせたり、自由に絵を描いたり。世界にひとつだけのオリジナル手ぬぐいを旅の思い出に。
四季の移ろいを食と温泉で感じる
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露天風呂の外側に流れる水庭には、昼間に光を蓄えた蓄光石が底にちりばめられ、夜になると星空のように美しく輝く。
 大浴場や客室の露天風呂に引かれた湯は、大涌谷のやや白濁したph2.0の酸性の硫酸塩・塩化物温泉だ。短時間の入浴で肌がなめらかになり、身体がしっかりと温まる特徴があるとされる。
 大浴場の内風呂には“あつ湯”と“ぬる湯”の2種類の湯船が備わり、酸性の温泉の“あつ湯”で温まったあとに、“ぬる湯”に浸かると、肌を落ち着かせる効果が期待できる。また露天風呂では、桜やもみじなどの木立が織りなす四季折々の景観を眺めながらの贅沢な湯浴みで心身を癒して。
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食事処は格子で仕切られたプライベートな半個室の空間。
 そして、美しい器を楽しみながら、焼き石でいただく会席料理も滞在中のお楽しみのひとつ。器や提供方法に趣向を凝らし、“アトリエ温泉旅館”を象徴する会席料理は、目にも舌にもおいしいものばかり。
 夕食のメインとなるのは、山海(さんかい)石焼料理。
 これは、仙石原が火山活動でできた土地であり、さらに山と海が近いことなどから発想を得た一品だとか。約200度に熱した石を溶岩に見立て、牛肉や鴨肉などの山の幸、海老や鮑などの海の幸を、2つの石で焼いて味わうというもの。
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山の幸と海の幸をどちらも堪能できる山海(さんかい)石焼。
 このほか夕食の会席には、蓋を開けた瞬間に広がる煙は大涌谷の噴煙をイメージした、サーモンと相性の良い季節のフルーツを瞬間燻製にした先付、器からも遊び心を感じられる八寸やお造りなどが盛られた宝楽盛りなどが並ぶ。
 また、目の前で焼き上げる“自然薯ステーキ”や小田原名物のかまぼこなど、山の幸と海の幸をふんだんに盛り込んだ朝食も地域色豊かだ。
 古くから別荘地として栄え、美術館や博物館の点在する箱根仙石原で、アーティスト・ゲスト・スタッフ三者で表現するアトリエ温泉旅館「界 仙石原」。
 ここでは箱根仙石原の魅力をとことん楽しみ尽くす、ワンランク上の滞在が待っている。
星野リゾート 界 仙石原
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817-359
電話番号 0570-073-011(界予約センター)
https://kai-ryokan.jp/sengokuhara/
文=立花奈緒(ブレーンシップ)

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