20歳になった「美人すぎる女子高生クライマー」大場美和さんの現在

2018.06.22 15:00
元プロビーチバレー選手の浅尾美和さんがMCを務め、ゲストの「生き方」「人間性」にフォーカスし、そこにある真の「美しさ」を解き明かす、スポーツグラフィックマガジン「Number」と企画協力したドキュメンタリー&インタビュー番組『SHISEIDO presents 才色健美 ~強く、そして美しく~ with Number』(BS朝日、毎週金曜22:00~22:24)。6月22日の放送は、20歳のプロクライマー・大場美和さんの思いに迫った。
■「カッコいいと思ってもらいたい」プロクライマーとしての思い
ジュニア大会で優勝、17歳の時には国体優勝を果たし「美人すぎる女子高生クライマー」と話題になった大場さんは、現在20歳。これまで、国際大会で実績を積み重ねながら、クライマーとしてCMや映画、テレビ番組にも出演するなど、活躍の幅を広げている。2020年東京オリンピックで「スポーツクライミング」が追加競技として採用されたことを受け、今後ますます、彼女の動向に注目が集まりそうだ。
垂直の壁であっても、5ミリほど、スマートフォンほどの厚さの突起物さえあれば「登れると思います。えへへ」と笑顔が弾ける大場さん。クライミングを初めて知ったのは、9歳の頃。「父が読んでいた雑誌にたまたま記事が載っていて、天井みたいな高いところに女性が登っている写真を見てすごいな、こんなことができるんだなと思い興味を抱きました」。この出来事がきっかけでクライミングを始め、今では「一番心が躍るのは、登っているとき」と言うくらい、人生を懸けるものとなった。そして、自分自身の体験を踏まえて「誰かが私の写真を見て、“この人カッコいいな”って思ってもらえるようになりたいです」という思いを明かした。
大場さんは、クライミングがもっと身近なスポーツになってほしいと願っている。「やってみようと思えばすぐにできるので、家族みんなで楽しむ、運動不足の解消に取り組むなど、誰でも気軽に楽しめるスポーツであることをたくさんの人に伝えたいです」と、クライミングの魅力を広めていきたいと熱く語った。
■指先のケアとリラックス方法
クライミングは突起物に指を引っ掛けるようにして登るため、長く競技をすると、第一関節と第二関節を曲げた状態で固まってしまい、指先を伸ばせなくなったり、指の皮が剥がれてどんどん皮膚が硬くなったりといった症状が出ることがある。それを知った大場さんは、炎症を抑えるために、「競技後はアイシングをして指のケアに励んでいた」と、子どもの頃から欠かさずケアし、指先に気をつかってきたと話す。やはりネイルはすぐに剥がれてしまうのだが、「大会の時は気合を入れて塗ります」と茶目っ気たっぷりに話した。
一番のリラックス方法はお風呂に浸かること。「すごくリラックスできます。休みの日は1時間くらい、長い日は2時間くらい浸かりながら、スマホで『水曜どうでしょう』の動画を見たりして過ごします」。
また、月に2回ほど通っている、お気に入りの古着屋「GRAPEFRUIT MOON」でのショッピングに密着したところ、この日、大場さんはワンピースを物色。クライミングの影響で筋肉が付いていることを気にして、あまり肩幅が目立たないワンピースを選んでいたが、「肩幅が広いのが嫌だなと思うことはあるけれど、クライミングをやっていて広くなったので、いいんです」と無邪気に笑っていた。
■美しい自分であるために心がけていること
憧れる女性は、格好良さのある人。「可愛らしいだけじゃなくて、ちょっとキリッとしたところがある、そういう女性になりたいです」と話す。高校生の頃から日本語に興味があって、「目に見えないところでも頑張る」という日本人特有の美的感覚が好きだと語る。特に印象深かったのは、伊勢物語の『筒井筒』。互いに惹かれていた幼なじみの男女が歌を贈りあう恋物語で、大場さんは「登場人物の女性が相手を気遣い、何も言わない姿勢を貫く姿が美しい」と共感。クライミングは個人競技であるため、練習の量や内容、時間もすべて自己管理だ。だからこそ、自己満足で練習を終わりにするのではなく、「誰に見られていなくても、美しくありたい」という哲学のもと、努力を重ねていると明かした。
番組の途中では、スポーツオケージョンにおける"美"をサポートする、プロならではのテクニックとノウハウを紹介。今回は、「夏の紫外線対策」スプレー編と題し、男性でも取り入れやすい日焼け止めの塗り方を解説。
■「夏の紫外線対策」スプレー編
簡単に日焼け止めを使用したい場合は、スプレータイプがおすすめ。男性でも簡単なスプレータイプでの日焼け対策を教えてくれたのは、資生堂HAIR&MAKE UP ARTIST 石田美紀さん。
顔から10~15センチメートル離した距離から顔全体に振りかける。スプレーした後は、手のひらで全体になじませる。次に、頭皮にも同じように噴射。日焼けしやすい頭皮・髪にもスプレータイプは活躍してくれる。

さらにワンポイントとして、スプレーを逆さに向けて、首や背中など、手では届きにくい場所にも噴射して日焼け対策を行う。

今回使用した商品の詳細は以下のサイトで。
次回、6月29日は、マンスリースペシャルと題し、6月にゲスト出演したパーソナルトレーナーの岡部友さん、ハンドボールプレーヤーの宮﨑大輔さん、元マラソンランナーの有森裕子さん、プロクライマーの大場美和さんの放送をプレーバック。未公開映像も放送される。