穏やかでやさしい気持ちに包まれる、大切な人を想い、想われている瞬間。それは、家族から「ありがとう」の一言だったり、友達から投げかけられた「大丈夫？」といった言葉だったり、何気ない日常に散りばめられていたりするもの。そういった気持ちに改めて気づかせてくれるのが、6月からスタートしたJTの新企業広告「想うた」シリーズ。なかでも注目すべきは、俳優・北村匠海さんが魅せる“心の動き”。そんな北村さんがCMで演じる上での取り組みや、自身にとっての大切な人への想いを聞きました。

「ひとのときを、想う。」をテーマに制作されたJTのCMに出演する俳優・北村匠海さん。音楽ユニット「DISH//」のボーカル＆ギターを担当し、今年、出演映画やドラマが多数控えている最も注目の俳優のひとりです。

たくさんの演技に挑む中で、今回のような企業のCMに出演するのは初めてだという。想いを伝えるのが苦手な少年が、いろんな壁にぶち当たりながらも成長していく姿に共感を覚えたといいます。

「今回、この役を演じてみて自分と重なる部分がたくさんあって。家族ってあまりにも当たり前の存在すぎて『ありがとう』とか『ごめんね』といった日ごろの想いを、僕自身が伝えられないなって気づいたんです。だから、改めて両親にいつもの感謝の想いを伝えられたらいいなって思いました」

少しずつ思いを言葉や行動に移していきたいと語る北村さん。CMで役を演じていくうちに、「ひとのときを、想う。」という言葉が大好きになったとも。

「すごく身近なことだし、当たり前なこと。だけど、それが意外と難しかったりして。だから家族みんなで食卓を囲んでごはんを食べて、何気ない会話をする。そんなささやかな時間こそが幸せだし、それが『ひとのときを、想う。』ことなのかなって。相手と自分との時間を大切にしていければ、身近な人の幸せも日常的に考えられるし、“ひとのときを、想う。”ことにつながっていくんじゃないかと思いました」

身近な存在だからこそ、伝えられずに日常に埋もれてしまう言葉たち。ちょっと勇気をもって声に出してみれば、相手も、自分さえも幸せにしていけるのかも。