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なくしたくない「大切な人を想う」気持ち。キヨサク(MONGOL800)さんが歌に込めたもの
JT 想うた
2018.06.16 00:00
何気ない、でもあたたかい家族のストーリー…。6月から流れているJTの新しいCMは、どこにでもあるような、誰にでも起こりうる物語を伝えることで、観る人の心をつかんで離さない。物語をさらに盛り上げているのが、MONGOL800のボーカル&ベース、キヨサクさんが歌い上げるオリジナルCMソング「想うた」です。大切な人への感謝を綴ったこの歌を、キヨサクさんはどんな“想い”を込めて作曲し、歌ったのか。
大切な人のことを“想う”気持ちを忘れたくない
JTのCMをドラマチックに彩る「想うた」。その作曲と歌唱を担当したのがキヨサクさん。MONGOL800としてもソロとしても、企業広告を手がけるのは初めての経験だったそう。
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「MONGOL800結成20周年ということもあり、ツアーの準備などで忙しくしていましたが、CMのコンセプトといただいた歌詞に共感したんです。なんか、いいなって。今回は自分にできることがあればという気持ちと、企業広告という初めての仕事にチャレンジさせていただきたい、という気持ちがありました。

出来上がった曲は、MONGOL800のイメージとはちょっと違って…ほっこりするというか、素朴というか…心あたたまるものになっていると思います。曲作りにあたっては、CMに込めた想いがストレートに届くようにするために、余計なものを削ぎ落とす作業を大切にしました」

普段、自ら作詞を手がけるキヨサクさんですが、今回の「想うた」は、すでに用意された歌詞に曲をつけるというイレギュラーなやり方で作られました。
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「歌詞が先にあったので、作曲と歌唱に集中できました。また、歌詞に一本筋が通っていたのでイメージしやすかったですね。すんなりと入れるというか、詞の内容が僕自身も選びそうな言葉が使われていました。同じテーマで歌詞を書くなら、自分もそういう言葉を選ぶだろうなと感じました。あとは同じ表現だけど少し言い回しを変えるなど、キャッチボールしながら曲作りを進めていきました」

新CMの見どころについて、キヨサクさんはこう語ります。

「歌詞とメッセージの内容と映像がリンクしているので、主人公と同世代や、同じような経験がある人には、メッセージが素直に入ってくると思います。それだけでなく、20代半ばで社会にも慣れ始めたけど、ステップアップしようともがいている人や、そんな子供を持つ親世代にも響くと思います。本当に素直に届けたいという想い、それに向けて歌も映像もいい意味で奇をてらっていない。本当にみんなで直球を投げ合っている気がします。それを受け取っていただいてどんな感想が出てくるのか楽しみですね」

社会に出て頑張る主人公の姿。キヨサクさんご自身も、自らの体験を振り返り、どう感じたのでしょう?

「18歳の頃からMONGOL800で活動していたので、主人公と自分が重なるのは“忙しく日々を駆け回る”というシーンでした(笑)。僕自身、20代は毎日振り返る暇もないくらい慌ただしく過ごしてきた。でも、バンドを始めて20年経って想うのは、あの時に良くも悪くもがむしゃらに走ってきてよかったということ。どんな仕事でも20代は何も考えないで突き進むくらいがいいんじゃないかと思います。がむしゃらにもがいている人ほど素直だったり、不器用だったりするじゃないですか。そんな後輩がいたら笑いながらサポートしてあげたくなりますね」
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JTグループのコミュニケションワード「ひとのときを、想う。」この言葉をキヨサクさんはこう捉えます。

「シンプルな言葉とかシンプルな物事こそ伝えるのが難しいですよね。親や友達など、親しすぎると伝えるのが難しい想いもある。僕自身、こっぱずかしいし、身近な人にも伝えられていないと感じるから歌に乗せて届けているところもあります(笑)。でも、難しくてもあらためて、『ひとのことを想い』『伝えること』は必要ですよね。僕は歌詞の中で、“おもう”という言葉を使う時は、必ず、“想う”と表現するんです。ちょっとしたこだわりかもしれないけど、僕にとっては大事なこと。“想う”の方が、より伝わる言葉に感じるんです」

社会に出たばかりの主人公はこの先どんな人生を送っていくのか? キヨサクさんは想像を巡らせます。

「今後、彼の人生のいろいろな場面が描かれていくことになるんじゃないでしょうか。これから酸いも甘いも経験し、山あり谷ありの人生を送っていく。でも、それを振り返って笑い話にできるくらいの人生がいい。これから主人公がどうなっていくのか楽しみです。その後の人生に合わせて、曲のアレンジを変えていく作業が必要になるかもしれないですね」

最後に、CMを観た視聴者へのメッセージをいただきました。

「“ひとのときを、想う”。という言葉通りのあたたかいメッセージが詰まったCMソングを楽しく作ることができました。『想うた』は我ながら本当にいい歌だと思います。覚えやすく、口ずさみたくなる、みんなに届く歌を目指して作りました。ぜひ『想うた』を聴いて、普段なかなか届けられない想いを家族に、友達に、好きな人に伝えてください。この歌を歌えば、照れ臭いことも伝えられるんじゃないかな。この歌をみんなで一緒に歌っていきましょう!」