話題沸騰エクササイズ「美コア」の真髄は“尺八”に？考案者・山口絵里加さんに密着

元プロビーチバレー選手の浅尾美和さんがMCを務め、ゲストの「生き方」「人間性」にフォーカスし、そこにある真の「美しさ」を解き明かす、スポーツグラフィックマガジン「Number」と企画協力したドキュメンタリー＆インタビュー番組『SHISEIDO presents 才色健美 ～強く、そして美しく～ with Number』（BS朝日、毎週金曜22:00～22:24）。5月18日の放送では、様々なメディアで取り上げられ、現在注目を集めている「美コア」メソッドの考案者、スポーツトレーナーの山口絵里加さんの思いに迫った。

高校生の頃からスポーツトレーナーになると決めていたという山口さんは、故郷を離れて福岡で実際にトレーナーとして活動する中で、特に女性の身体の不調に着目し「どうしたら女性が健康に、美しくなれるか」を模索するようになった。そして、体幹トレーニングをボディーメークに進化させたオリジナルエクササイズ「美コア」を考案。「世界に通用するメソッドにしたい！」という夢を抱き、6年前、24歳で単身上京することになる。

当時、貯金もなければツテもなかった山口さんは、都内の漫画喫茶を転々としながら営業活動を開始。最初は門前払いされたり、断られたりと、なかなか美コアを受け入れてもらえなかった。それでも諦めず「スタジオを満員にする自信があります」とアプローチし続けた結果、1社だけ受け入れてくれた会社があった。有言実行、山口さんは満員という結果を出したが、その後も「レッスンをするからには実績を上げなければならない」というプレッシャーと常に戦いながら、成功を積み重ねてきた。すべては美コアを世界に通用するメソッドにするため……山口さんは「そのリスクがあるから頑張れる」と、力強く語った。

「美コアは、日本の良さを追求して作っている」という山口さん。尺八や陶芸、茶道といった日本文化を学び、「さらにその良さを美コアに取り入れられたら」と考えている。

番組では、尺八のレッスンに密着。山口さんは、「尺八は呼吸とバランスが大事」、「無心になり、自然と出る空気を利用して、1番バランスがいいところで良い音が出る」と語り、「呼吸とバランスは、すべての物事において大事」と続けた。それは、陶芸や茶道に、そして美コアにも通じる世界観。だからこそ、山口さんは「自ら体験し、経験するために日本文化を学んでいる」という。「夢につながることは何でも挑戦する」と、飽くなき向上心をのぞかせた。

そうした真摯な気持ちで尺八に向き合う山口さんの姿勢を、講師を務める尺八演奏家の渡辺峨山さんは、「負けず嫌い」、「チャレンジ精神はものすごく感じるし、僕は教えていて面白い」と称賛した。

「日本における平均寿命は延びているけれど、私としては、歩いてどこにでも行けて、ギリギリまで働けること（が大事）。健康寿命こそ、本当の寿命だと思う」と語る山口さん。レッスンを受ける40～50代の女性の中には、さまざまなカラダの不調や悩みを持つ人が多く、時には「働きたいのに働けない」といった状況に陥る人もいる。女性の社会進出が当たり前になった今だからこそ、「そうした悩みを持つ女性のために、どういう食生活をしたらいいのか、健康なカラダ作りと共に、いかに楽しく笑って、美しく生き続けられるかを広めていきたい」と、その言葉から強い信念と使命感をにじませていた。

番組の最後では、スポーツオケージョンにおける"美"をサポートする、プロならではのテクニックとノウハウを紹介。今回は、「初夏の紫外線対策」をテーマに、日焼け止めの使い方について解説。

この時期、毎日使用する日焼け止めだからこそ、正しい使用法・塗り方のポイントを押さえたい。教えてくれたのは、資生堂HAIR＆MAKE UP ARTIST 石田美紀さん。

【顔】
日焼け止めを、両ほほ・額・鼻筋・あご先にのせて、手のひら全体を使ってくるくると円を描きながら肌にしっかりと馴染ませるように伸ばして広げる。この時、力を入れ過ぎないのがポイント。伸ばす時には軽やかに、しっかりと肌に密着させる。

【首】
日焼け止めを数カ所にのせて、手のひら全体を使ってなじませる。

【腕や足】
腕や足などの長い部分は、直接容器から出して塗る。この方が、手早くムラなく塗れる。

今回使用した商品の詳細は以下のサイトで。

次回、5月25日の放送では、「マンスリースペシャル」と題し、5月にお送りしたプロゴルファーの上田桃子さん、元卓球選手の平野早矢香さん、スポーツトレーナーの山口絵里加さんの放送をプレーバックするとともに、未公開映像を交えて、さらに彼女たちの輝きの秘密をクローズアップする。