どう生きる?どこで生きる?自分のやりたいことを叶えられる「優しいまち」を紹介!

2018.03.16 22:00
自分らしく生きるためのきっかけを考える「ロンブー淳 ニッポンの優しいまち」が、3月4日(日)にテレビ東京でオンエアされました。全国各地の「優しいまち」で自分の夢を叶えた人たちに注目。番組で紹介された情報を総まとめし、意外と知られていない地方自治体によるサポートを紹介します。
女性の起業家が宮城県仙台市で急増中の秘密は!?
女性活躍・起業に力を入れている仙台市は、改革拠点として仙台市企業支援センター「アシ☆スタ」を運営。仕事と育児の両立が難しい女性の起業に特に力を入れており、センターには女性相談員が常駐するほか、キッズスペースを設置するなど、相談しやすい優しい環境をつくっています。各分野のプロがいるため、「起業したいけど何から手をつければいいかわからない…」という人から、資金繰りなど起業した後の具体的な道筋まで、手厚く相談に乗ってくれるので、実に頼もしい!と評判。仙台市の起業数は年々増加中で、なかでも女性の起業家がどんどん増えているそう。
北海道栗山町は「農業に優しいまち」
札幌市内や千歳空港から車で1時間。町内の6割を山林と田畑が占める自然豊かな栗山町。この町では、次世代に農業を引き継ぐための制度を充実させています。今年から農業を始める若者が栗山町から紹介された農地は、なんと東京ドーム○個分!!土地探しだけじゃなく、基本的な研修会の開催、土地や機械の購入のための金銭的なバックアップなど、就農する人に実践的なアシストをしてくれます。また、これから新しく農業を始めたいという人にとって何よりも嬉しいのが、自分で「つくる物」を自由に選べるところ。夏場にしっかり働き、冬はのんびりする、それが栗山町の農業のスタイル。農業に優しいまちを紹介します。
国家戦略特区・福岡県福岡市には起業家の出会いの場が…
国家戦略特区に指定されている福岡県福岡市は、「起業に優しいまち」。2014年に閉校になった旧大名小学校をリフォームし、官民共働型スタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」をオープン!アドバイザーや弁護士が常駐するスタートアップカフェを中心に起業家が会社を立ち上げるために必要な機能が1カ所に集まっており、元は教室だった部屋にオフィスを構えているのはなんと150社以上!さまざまな分野の企業で働く若者たちが、校舎内のカフェやバーで気軽に話しあえたり、刺激をもらいあったりできる環境も魅力。企業の役員からサラリーマン、学生まで普段の生活ではつながりのない人々と出会うことができます。
心穏やかに仕事ができる「サテライトオフィス」が魅力の徳島県美波町
太平洋に面する港町、ウミガメの産卵地としても有名な徳島県美波町。実は徳島県、山間地域まで光ファイバー網が張り巡らされ、通信環境が整備されています。そんな、都会よりも優れたネット環境が魅力となり、離れた場所でも本拠地と同様の業務が行えるサテライトオフィスが増加中。でも、全国からクリエイターが集まる理由はそれだけではありません!美しい街並みの古い建物をリノベーションしたオフィス、海も山も近く、サーフィンや釣りなど自分をリフレッシュできる環境がすぐ目の前に。それが穏やかな気持ちで仕事に取り組むことができる秘訣のようです。
カフェ開業に優しいまち!?島根県江津市
中学時代からの親友2人が夢だったカフェを始めたきっかけは、島根県江津市で毎年開催されているビジネスプランコンテスト、通称「Go-Con」で特別賞を受賞したこと。空き店舗の紹介など江津市のバックアップによって僅かな資金で開業にこぎ着けた後も、黒字経営を支えているのは暖かく応援してくれる地元の人々の存在。そんな2人の「Go-Con」の大先輩もやはりカフェを開業。料理人を目指してフランスで修行、東京で店を出したものの、より生産者に近い場所で、4人の子育てと仕事を両立させるため、地元に戻ることを決断したそうです。

番組で紹介した以外にも、若者がやりたいことをサポートしてくれる「優しいまち」は全国各地に存在します。それぞれの特色やメリットを知って、あなたも気になる場所で自分の夢を叶えてみませんか?

3月4日の放送を見逃した方は、 政府広報オンラインで番組をご覧いただくことができます。
次回放送は3月18日(日)16時00分~17時15分です。
「どう生きる?どこで生きる? 春の特別授業」、是非ご覧ください。