<ネスプレッソ>で至福のコーヒー体験を。

2017.12.09 10:00
THE ULTIMATE COFFEE EXPERIENCE
ボタンを押すだけで、至福の一杯が淹れられるのは、実は農産物であるコーヒー粉のカプセルが届くまでに無数の“手”がかけられているからだった。
コーヒー豆を手摘みしたところ。<ネスプレッソ>は産地の環境保護にも力を入れている。
1.コーヒー生産者とのサステイナブルな関係。
美しくパッキングされているために、デザインプロダクトとして見えているかもしれない。だが、<ネスプレッソ>のカプセルの中に詰められたコーヒーの粉は、紛れもなく農産物であり、すべての過程において人の手がかけられている。コーヒーベルトと呼ばれる赤道付近の国を中心に、生産者と直接契約を結ぶことで実現しているのは、サステイナブルな生産と調達。世界9か国70,000人以上にも及ぶ直接契約の生産者と長く信頼関係を築き上げることによって、高品質かつ個性的な豆を調達することが可能になるだけでなく、生産者に対する責任と呼ぶべきものも果たすことができる。一般的な市場よりも3〜4割高い値段で買い取り、技術的な支援や精製所などのインフラを整備することで、彼らの暮らしを支えているという。
そして、生産者はそれに応えるようにして、良質なコーヒー豆を作り上げていく。生産者は、熟した実だけを選ぶためにほぼ手摘みで収穫を行い、選別時にもハンドピッキングによって不良な豆を取り除いているという。
スイスのラボで日々行われているカッピングの様子。
2.スイスのラボで行われる至福の一杯のための開発。
<ネスプレッソ>のすべての生産施設があるスイスへと、世界中から上質な豆が集められ、そのポテンシャルを引き出していく。一般的には焙煎士がブレンドを行うこともあるが、<ネスプレッソ>では、“コーヒーエキスパート”と呼ばれるわずか30名が、調香師のように香りを整え、ブレンドによって味を立体的に構成し、どのような細かさで豆を挽くのが最も適しているのかを決めているという。
豆それぞれを別々に焙煎してからブレンドする、スプリットロースティングと呼ばれる方法などを適宜使いながら、24種類ある<ネスプレッソ>のカプセルの多彩なバリエーションを生み出している。
同じ種類の豆であっても焙煎具合を変えることで、表情は大きく変化する。ワインと同じように、その土地らしさを表現したテロワールを十分に引き出しつつ、甘味、苦味、酸味というコーヒーらしさを構成する味覚の最適なバランスを生み出すために、徹底した試行錯誤を行っている。
美しくディスプレーされたネスプレッソブティック表参道。深煎りのしっかりボディから、浅煎りのフルーティーなコーヒーまで、試飲を通して、新しい味やアロマに出会える場所。
カプセルの中には最適な挽き具合の粉が入っている。
モッタ《プレーン スクエアプレート》1,200円、ポルバサル《221シリーズ》カップ&ソーサー1,300円(以上ザッカワークス 電話:03・3295・8787)。
3.徹底した品質管理のため、直販しか行わない。
だが、コーヒー豆の酸化は、焙煎した直後から始まる。そのために品質管理が非常に重要なのだが、<ネスプレッソ>のカプセルは、酸化や湿度などから守るためにアルミニウム製。スイスから運んだカプセルを品質が担保できる直販でのみ取り扱っている。ネスプレッソブティックでは、コーヒースペシャリストと呼ばれるスタッフとの対話の中から、好みに合わせたカプセルを選ぶことができる。
人の手などによって摘まれた豆が、人の手によって焙煎、ブレンドが調整され、店頭で最適な状態のカプセルが届けられる。“究極のコーヒー体験”とは、人と人との繋がりが一杯のコーヒーの中に凝縮されていることにほかならない。
高圧力で抽出することでカプセルに閉じ込められた個性豊かなアロマを引き出す。
非常にコンパクトな《エッセンサ ミニ ピュアホワイトC》11,800円は、カップの幅ほどしかスペースを取らない。
ポルバサル《221シリーズ》カップ&ソーサー各1,600円、《イサバグリーン》プレート各1,300円、ピカード&ヴィールプッツ《カリスマ》テーブルフォーク各1,200円、モッタ ブレッドバスケット レクタングル3,800円、モカスプーン800円、クラークト《ベーシック》キッチンクロス1,300円(以上ザッカワークス 電話:03・3295・8787)。
●問合せ/ネスプレッソ 電話:0120・57・3101

photo_Satoshi Nagare
styling_Tomomi Nagayama
text_Toshiya Muraoka
editor_Rie Nishikawa