コーヒー好きなら必見!あの丸山珈琲のアッパーラインが表参道に登場

2017.09.27 14:45
軽井沢生まれのスペシャルティコーヒーの専門店「丸山珈琲」が、表参道に新店舗となる「丸山珈琲 表参道 Single Origin Store」を9月23日(土)にオープン。それに先立ち22日(金)、店からほど近い表参道の「COMUNNE 2nd」でオープニングレセプションが開催された。
コーヒー好きが唸る「丸山珈琲」の魅力とは? わかりやすく解説!
まずは、今回ご紹介する「丸山珈琲」について簡単に解説を。1991年、オーナーの丸山健太郎さんが軽井沢で「丸山珈琲」を創業。豆の焙煎の追及にはじまり、2000年頃にスペシャルティコーヒーの存在を知り、「本当のコーヒーの品質は生産現場で決まること」を痛感。
そこから豆の生産者の元へ自ら足を運ぶように。

今では、丸山珈琲のバイヤーとして年間150日以上を海外で過ごし、コーヒー生産国で毎年開催される国際品評会に世界で最も多く参加している国際審査員としても活躍。
また、軽井沢を中心に9店舗を構え、厳選し独自のルートで直接買い付けた個性豊かな世界各地の高品質コーヒーを提供。その記念すべき10店舗目となるのが、このたびオープンの運びとなった表参道店だ。
イベントはスタートと同時に大盛り上がり!
今回、「丸山珈琲 表参道 Single Origin Store」のオープニングレセプションの司会を務めたのは、コーヒー好きで知られるお笑い芸人「コーヒールンバ」の平岡佐智男さん。平岡さんはかねてから仕事やプライベートで「丸山珈琲」と親交があり、今回、丸山オーナー直々にオファーがあったとのこと。イベントの冒頭では、平岡さんより「丸山珈琲 表参道 Single Origin Store」について紹介が。
豆を生産者で選ぶことで、新しい体験とおいしさに出会える
表参道店のコンセプトは、『Discover Coffee』=『コーヒー豆生産者との出会い』。オーナーの丸山健太郎さんが生産者から直接買い付けている、丸山珈琲ならではの豆を“生産者で選ぶ”新しい体験を提案する。1階のコーヒー豆売り場には豆生産者の顔写真がずらりと並び、誰が作った豆なのかが明確にされている。そういった演出も、より生産者にフォーカスした表参道店ならではの特徴だという。
日本代表も!? トップクラスのバリスタがコンシェルジュ
また表参道店には、チャンピオンや入賞経験者など各競技会で活躍するトップレベルのバリスタが常駐しているのも、もうひとつの特徴。知識はもちろんのこと、生産者の豆やパーソナリティを熟知した「豆のコンシェルジュ」となって、客の好みや気分にぴったりのものを一緒に探してくれる。

平岡さんによるショップ紹介に続き、オーナーの丸山健太郎さんが登場。会場に集まった客への挨拶とともに、表参道店オープンに至った経緯を次のように語った。
「私が思う最高のコーヒーは農場で生産者と飲む1杯。その素晴らしさを体感してほしい」
「このお店は私の夢のひとつでした。コーヒーの生産者は素晴らしい豆を作っているのに、ワインの生産者に比べて全然顧みられていない部分があって、私はそこをどうしても今日、生産者の生の声と、映像、音楽、空間でお伝えしたかった。
そして、感度の高い人たちが集まる最高のロケーション、コーヒー農園の小屋や軽井沢の雰囲気も感じる最高のお店で伝えたいという夢のひとつとして、表参道店が完成したことをとても嬉しく思ってます」

ドーム型のイベント会場の屋根には農園で撮影した収穫の様子や美しい自然の風景、生産者の自宅などの映像が流れ、まるでコーヒー農園の納屋にいるような気分になる。その一角では、このイベントのために来日したポール・スタリーさん、フェルナンド・リマさん、テオドロ・エンヘルハートさんらが手掛けた豆で淹れるコーヒーの試飲もふるまわれた。

しかも、コーヒーを淹れるのは、ワールドバリスタチャンピオンのピート・リカータさん、井崎英典さん、ジャパンバリスタチャンピオンシップで3度目のチャンピオンに輝いた鈴木樹さんらをはじめ、国内外で活躍する7名のバリスタ達となんとも豪華な顔ぶれ。丸山さんが「一番おいしい」と話す「生産者と一緒に農園で飲むコーヒー」の疑似体験を、この会場で表現したかったのだそう。
夫婦ゲンカの愚痴を聞くと「おいしい豆」ができる!? 生産者にフォーカスする理由
前述したとおり、丸山さんは年間150日以上、生産者の農園に足を運んでいる。それは、おいしいコーヒー豆を仕入れるビジネスルートを作ることが前提ではない。これだけインターネットが普及した現代なら、そこまで労力をかけなくても品質のいいコーヒー豆は手に入る。

丸山さんが大切にしているのは、「どれだけ生産者とバイヤーが信頼関係を築けるか」だ。
「小さな農園だと、家庭内の事情が豆の良し悪しに影響することが多いんです。夫婦の仲が悪くなったとか子どもがグレちゃったとか。だからいつも私は、現地に行くと愚痴や悩みを聞いて、家族ぐるみで付き合い、生産者のモチベーターに徹しています。
彼らはプロフェッショナルだから、モチベーションを上げてあげるだけでいいものを作るんです。
いい豆が欲しいから、彼らをサポートする。結果、私たちも生産者も豊かになるし、おいしいコーヒーを飲めばお客さんも幸せになる」

丸山さん、生産者、バリスタのピートさんでのトークセッションでは、「丸山社長ほど生産者と密にコミュニケーションをとっている方はいない。生産者と繋がることで得られた貴重な豆を提供できる表参道店は、世界でも珍しい」とピートさんが賛辞。

表参道店は、コーヒー豆で“生産者とお客様をつなぐ架け橋”のようなコーヒーショップとなっていくのだろう。
「ブエノー!」の合図で、みんなで乾杯
イベントのクライマックスには五重奏の演奏も行われ、最後は丸山さんの「ブエノー」の合図と共に会場みんなで乾杯!

外は激しい雨が降る肌寒い夜だったが、イベント会場はコーヒーの香りとほのぼのとあたたかな空気に包まれていた。

限定のコーヒー豆も販売! 丸山珈琲 表参道 Single Origin Storeは9月23日(土)にオープン
「丸山珈琲 表参道 Single Origin Store」では、表参道店限定の銘柄をはじめ、約30種類のシングルオリジンコーヒーを販売。丸山珈琲が史上最高価格で落札した、2017年ホンジュラスのカップオブエクセレンス(CEO)1位の「オスカー・ラミレス」(\8,100税込/80g)も表参道店限定で先行発売している。

「ミルクを入れちゃいけないとか、砂糖入れちゃいけないとかはありませんので気軽にどうぞ」と丸山さん。コーヒー通はもちろん、コーヒーに詳しくない人や、単純においしいコーヒーを飲みたい人も大歓迎。自分の好みのコーヒーや、今までに味わったことのないコーヒーとの出会いを体感しにぜひ訪れて。
店舗名|
丸山珈琲 表参道 Single Origin Store
住所|
〒107-0062 東京都港区南青山3丁目14‐28
アクセス|
東京メトロ表参道駅A4出口徒歩3分
電話番号|
03-6447-5238
フロア構成|
1F コーヒーショップ /約30種類のシングルオリジンコーヒーを販売
2F カフェ/席数24席(コーヒーはテイクアウトも可)
営業時間|
10:00~21:00
URL|
www.maruyamacoffee.com