Installation view, “Invisible Garden, “ POLA MUSEUM ANNEX, Tokyo, Japan, 2026, photo: Nobutada OMOTE
ポーラ ミュージアム アネックス(東京・中央区銀座)では、美術家の清川あさみと彫刻家の名和晃平による二人展「Invisible Garden」を、好評につき2026年12月27日(日)まで会期延長いたします。
本展は、清川あさみの著書『みえないにわ - Invisible Garden』の刊行をきっかけに構想された展覧会です。情報が絶えず流動し、現実と仮想、自然と人工の境界をもはや定義できない現代。滴や胞子、微生物や動植物、人の記憶や時間、夢、想像力といった有形無形のさまざまなものたちが息づく風景としての「にわ」を描き出します。
清川と名和による初めての二人展となる本展で、展示の中心をなすのは、二人の共作による約9メートルの大型作品《PixCell-Our New World》です。風景写真や生成AI画像の断片を用いて清川が構成した画面を、名和が透明のセルで覆うことで、イメージは分割と統合を繰り返しながら、おぼろげに揺らめきます。さらに、名和の「PixCell-Random」や清川の「Serendipity」など、それぞれの表現が交差する多彩な作品を通じて、鑑賞者は自身の記憶や感覚と重ね合わせながら、そこに潜む生命の気配を見いだしていきます。
また、本展は、ポーラ ミュージアム アネックス3階ギャラリーに加え、銀座の1階店舗「POLA GINZA」、青山の「POLA SALON + AOYAMA」でも連動した作品を展示しています。それぞれの場所で作品が空間と呼応し、異なる表情を見せることで、「にわ」は一つの場所にとどまらず、鑑賞者の移動とともに広がっていきます。銀座から青山へ、街を散策するようにめぐりながら、自分だけの「みえないにわ」を見つけるひとときを、ぜひお楽しみください。
なお、会期延長にあわせ、作家によるトークイベントの開催も予定しています。作品や展覧会のコンセプトについて理解を深めることにより、会場での鑑賞とはまた異なる視点で「Invisible Garden」の世界に触れていただけます。参加方法などの詳細は、決まり次第、ポーラ ミュージアム アネックス公式サイトにてご案内いたします。
∥ 展覧会概要 ∥
タイトル: 清川あさみ|名和晃平「Invisible Garden」
会期 : 2026年9月16日(水)- 12月27日(日)
休館日 : 2026年12月16日(水)
開館時間: 11:00 - 19:00 (入場は18:30まで)
※11月6日(金)~8日(日)10:00開館、12月19日(土)17:00閉館
入場料 : 無料
会場 : ポーラ ミュージアム アネックス
(〒104-0061 中央区銀座 1-7-7 ポーラ銀座ビル 3 階)
公式サイト
※諸事情により内容が変更になる場合がございます。ギャラリーHPで最新の情報をご確認のうえ、ご来場をお願い致します。
主催 : 株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
協力 : ASAMI inc., Sandwich Inc.
Installation view, “Invisible Garden, “ POLA GINZA, Tokyo, Japan, 2026, photo: Nobutada OMOTE
Installation view, “Invisible Garden, “ POLA MUSEUM ANNEX, Tokyo, Japan, 2026, photo: Nobutada OMOTE
Installation view, “Invisible Garden, “ POLA MUSEUM ANNEX, Tokyo, Japan, 2026, photo: Nobutada OMOTE
Installation view, “Invisible Garden, “ POLA MUSEUM ANNEX, Tokyo, Japan, 2026, photo: Nobutada OMOTE
∥ トークイベント ∥
清川あさみと名和晃平による、本展のコンセプトや作品に込めた思い、二人の表現が交差することで生まれる新たな世界についてのトークイベントを開催します。
日 時 : 2026年12月19日(土) 17:30 -18:30
会 場 : ポーラ ミュージアム アネックス
参加費 : 無料
※ご参加方法や詳細については、後日はギャラリー公式サイト(http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/)にてお知らせします。
∥ プロフィール ∥
兵庫県淡路島生まれ。東京を拠点に活動。
写真や雑誌、布、書物など多様な素材に糸や刺繍を重ねる独自の表現を出発点に、「見えないものを可視化すること」をテーマに作品を制作。近年は、記憶・神話・自然、そして時代の変化を主題に、平面作品、インスタレーション、公共アート、映像、出版など、領域を横断した表現を展開している。
代表作に「美女採集」「Dream Time」「Serendipity」シリーズ。虎ノ門ヒルズ駅の大型パブリックアート《Our New World (Toranomon)》をはじめ、水戸芸術館、鹿児島県霧島アートの森などで個展を開催。国内外で精力的に作品を発表している。
また、さまざまなアーティストのミュージックビデオや映像作品にも携わり、Prime Videoドラマ『人間標本』では美術監修・アートディレクションを担当。芸術大学での特別講義や、子どもたちとの創作プロジェクト、地域文化事業など、教育・文化活動にも取り組む。
出版分野でも独自の表現を展開し、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』は長年にわたり愛されるロングセラーに。谷川俊太郎との共著『かみさまはいる いない?』は国際的な選考で日本代表作品に選出された。2026年、新刊『みえないにわ - Invisible Garden』刊行。
名和晃平
彫刻家/Sandwich Inc.主宰/京都芸術大学教授
1975年生まれ。京都を拠点に活動。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。2009年「Sandwich」を創設。感覚に接続するインターフェイスとして彫刻の「表皮」に着目し、セル(細胞・粒)という概念を機軸に創作を続ける。彫刻の定義を柔軟に解釈し、鑑賞者に素材の物性がひらかれてくるような知覚体験を生み出してきた。
近年では、アートパビリオン《洸庭》など、建築のプロジェクトも手がける。2015年以降、ベルギーの振付家 ダミアン・ジャレとの協働によるパフォーマンス作品《VESSEL》《Mist》《Planet [wanderer]》《Mirage》を制作。2018年にフランス・ルーヴル美術館 ピラミッド内にて彫刻作品《Throne》を特別展示。2023年、フランス・セーヌ川のセガン島に屋外彫刻作品《Ether (Equality)》を恒久設置。
近年の個展として、「Sentient」(SCAI THE BATHHOUSE、東京、2025)、「Photon Camp」(Pace Gallery、ロサンゼルス、2026)がある。
直近では、東京・原宿のseeen Harajukuにて個展「At Random」を開催予定(会期:2026年11月1日~11月28日)。