六本木アートナイトからターナーまで 今触れたい4つのアート体験|休日カルチャーガイド

2026.10.27 17:00
シャルル・ぺティヨン《和(WA)》

アートを通して過去を振り返り、いまを見つめ、これからを考える。そんなきっかけを与えてくれる4つのイベントをBRUDER編集部がセレクトしました。時代を超えて響く表現に触れてみては?テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話
英国絵画史上、もっとも偉大な画家との時を超える対話
自然への鋭敏な感覚と実験的な絵画表現で、風景画のあり方を一変させた英国の画家J.M.W. ターナー。移ろう光や大気、荒れ狂う海や空、産業革命期の蒸気や煤煙など、この世界の一定ではない諸相をときに克明に、ときに抽象化して描き出した。本展では80点以上の油彩画や水彩画と、戦後から現代にかけて制作された芸術作品を併置する。ターナーの絵画を通して、気候変動や脱植民地化など今日の我々が直面しているさまざまな課題について考えるきっかけになりそうだ。
  開催情報
会場:国立西洋美術館(東京都台東区)
会期:開催中~2027年2月21日(日)/月曜日、11月24日(火)、12月28日(月)~2027年1月1日(金・祝)、1月12日(火) *ただし、11月23日(月・祝)、2027年1月11日(月・祝)は開館
※2027年1月12日(火)〜 2月21日(日)の期間、国立西洋美術館 常設展は閉室
巡回展:大阪中之島美術館:2027年3月13日(土)~6月27日
ジャンル:美術、アート、展覧会、美術館
Website:https://turner2026-27.exhibit.jpジャム・セッション 石橋財団コレクション×藤井光 WHOSE LIGHT? —だれのひかりか
巨匠たちの作品と現代アーティストの共演
石橋財団コレクションとアーティストが共演する「ジャム・セッション」。今回は映画的手法とドキュメンタリーを織り交ぜ、歴史を独自に再考した映像インスタレーションで知られる藤井光を迎える。プラトンの『国家』に登場する「洞窟の比喩」を手掛かりに、「光=真理」をテーマとした展覧会。古代から中世、近代、戦後へと続く時間軸に沿って石橋財団コレクション22点と、藤井の作品十数点を展示。同時代の社会課題に対して批評的に斬り込む表現を通して、明日への光を得られるかもしれない。
  開催情報
会場:アーティゾン美術館(東京都中央区)
会期:開催中~2027年1月31日(日)/月曜、11月 24日(火)、12月28日(月)~2027年1月4日(月)、1月12日(火)休館 *11月23日(月・祝)、1月11日(月・祝)は開館
同時開催:エトランゼたち −洋画家たちのヨーロッパ体験
ジャンル:美術、アート、展覧会、美術館
Website:https://www.artizon.museum/exhibition/detail/6082026年京都モダン建築祭
建築好き必見! 通常非公開の名建築も見学できる
京都に現存する魅力的なモダン建築を一斉に公開するプロジェクト「京都モダン建築祭」。建築祭パスポート(有料)で、通常は非公開の建築や特別な空間を見学できる。花街・宮川町の文化と芸舞妓の技芸を継承する「宮川町歌舞練場」や、現存する京都市最古の能楽堂「大江能楽堂」など、歴史的にも重要な建築の公開が目白押しだ。無料のオーディオガイドやデジタルマップを活用して、背景や物語に触れながら大人の街歩きを楽しみたい。
  開催情報
会場:京都市内各所
会期:2026年10月31日(土)〜11月8日(日)
ジャンル:建築、アート、散策
Website:https://kyoto.kenchikusai.jp六本木アートナイト2026
日没から夜明けまで、現代アートにどっぷり浸る
六本木ヒルズや東京ミッドタウンを中心にアートが溢れる「六本木アートナイト」。今年は3年ぶりにオールナイト開催が復活し、夜通し現代アートを楽しめる。注目は、フランスが誇る選りすぐりのパフォーミングアーツを紹介するプログラム「RAN Focus」。世界的なカンパニー、ヨアン・ブルジョワによる、トランポリンや回転する舞台装置を巧みに用いた浮遊感あふれるパフォーマンスは必見だ。そのほか約60の企画や展覧会も開催されるので、グルメやショッピングをしながら芸術の秋を満喫したい。
  開催情報
会場:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
会期:2026年10月31日(土)17:00 〜 11月1日(日)6:00
ジャンル:アート、展覧会、美術館
Website:https://roppongiartnight.com/2026



Text : Akemi Kaneko
Edit : Yu Sakamoto

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