子どもから大人まで、誰もが集まれる場所をつくりたい。その思いで人を集めるうちに、共感してくれる人たちと出会い、築180年の古民家と約2,000坪の土地にたどり着きました。矢先、飼い主を亡くした100kgのセントバーナード・ポチを引き取ることに。今、口コミだけで延べ100名以上が集まっています。
はじめまして、龍雲上みんなん家です。
長野県松本市梓川。北アルプスに抱かれた「上高地の玄関口」に、築180年の古民家と、約2,000坪の土地があります。
この場所は、「誰もが集まれる場所をつくりたい」という思いから、たどり着いた場所です。
Instagramで「みんなん家」について発信しています! ➡ @pipicafe892
「みんなん家」のHPが出来ました! ➡︎ https://minnanchi.nagano.jp定年を迎えてから、集まれる場所をつくりたかった。
趣味もなく、遊びを知らないまま、懸命に生き抜いて定年を迎えた人たちがいます。その人たちに、遊びを伝えたいと思いました。一人ひとりが人生で身につけてきた得意分野を、そのまま生かせる場所。子どもから大人まで誰もが集まれて、教わりに来ても、教えに来てもいい。そんな場所をつくりたい、というのが始まりでした。
その思いを口にしながら人を集める活動を続けるうちに、共感してくれる方々に出会い、この場所に行き着きました。
築180年の母屋と、蔵造の門、そして約2,000坪(約6,600㎡)の土地です。
ここで何ができるかを調べ、農業体験を含む体験型の民宿であれば許可が下りると分かり、その準備を進めていました。その矢先に、1頭の犬を引き取ることになりました。
私の本業は土木建設業と遺品整理です。故人の暮らしの痕跡を片付けるのが仕事で、これまで数え切れない家に入ってきました。
その遺品整理の仕事から、飼い主を突然亡くした犬の世話を頼まれました。
3歳のセントバーナードで、体重は100kgあります。身寄りを探しても引き取り手は見つからず、世話のできる人が現れなければ、殺処分という未来も考えられました。「この命を、絶対に見捨てない。俺が全部背負う。」
私はその犬を引き受けました。名前は ポチです。
急いで受け入れるため、蔵の入り口に、とりあえずの大きな犬舎を建てました。
ここが、約6,600㎡。オレンジの内側すべてが「みんなん家」の敷地です
誰もが集まれる場所をつくろうとしていたこの土地に、ポチが加わりました。
大人が本気で手を動かせる場所に、救われた1つの命の居場所が重なった形です。
ポチに会いに来る人が、そのまま畑や古民家の現場に入る。そんなことが、もう起き始めています。
ただ、この家はまだ途中です。そして今いちばん困っているのは、お金のことだけではありません。
蔵は改築中です。母屋には引き取った古物が積まれ、畑は起こしたばかり。人にごはんを出せる台所も、まだありません。
それでも、人はもう来ています。広告は一切出していません。口コミだけで、延べ100名以上がこの場所を訪れました。足りないのは、来てくれる人ではありません。
一緒に手を動かす、みんなの人手です。
ポチの世話、家の片付けとDIY、畑の開拓。動かしたい現場は三つあります。
やることは山ほどあるのに、それを回す手が、私のほかにほとんどいません。来てくれた人を迎える側の準備が、追いついていないのです。
だから、このクラウドファンディングでお願いしたいことは二つです。
① 人を迎えられる場所に整えるための資金
まず必要なのは、人に食事を出せる厨房です。ここが通れば、畑で採れたものをその場で料理して出せるようになります。
② 一緒に手を動かしてくれる、あなたの手
支援を「お金だけ」ではなく、一緒にやる形で受け取らせてください。三つの現場のどれかに、あなたの手が入ります。
できあがった場所に招くための企画ではありません。
まだ途中のうちから、一緒に創る人を募集しています。
この先では、始めたのはどういう人間か(03章)
三つの現場で何ができるのか(04章)
すでに誰が集まっているのか(05章)
お金を何に使うのか(07章)を順に書いています。
私は職業として、人の暮らしの終わりに立ち会ってきました。
遺品整理の現場で毎回思うのは、その人が持っていた技術や知恵は、家財と一緒に捨てられてしまうということです。
畑の作り方、山の歩き方、家の直し方。かつては誰もが持っていたはずのそれらを、今の私たちはほとんど何も引き継げていません。
ポチを救ったあの家にも、使われないままの農具が並んでいました。あれを見た時に決めました。捨てられていくモノを、もう一度使える場所をつくる。
今は私自身が、この約2,000坪で畑に出ています。年間を通して作物をつくり、山に入り、家を直しています。「みんなん家」は、その現場をそのまま開いた場所です。
私は、捨てるために片付けているのではありません。
次に渡すために片付けています。
引き取ったものは、三つの形でこの家に戻ります。
そのまま使う。家に組み込む。作り変える。この三つだけです。
壊れたものを元通りに戻す修復は、私たちの仕事ではありません。
この場所には、手を動かす現場を3つ創りました。
命を預かる現場。家を直して使う現場。一年をかけて育てる現場。
見に来て帰る場所ではありません。来た人が、どれか一つの現場に入って、実際に手を動かします。ポチの世話、古民家の改修、畑の開拓。どれも、今まさに人手が足りていない現場です。
日本に宿泊施設は数多くありますが、遺品整理業を営んでいる宿は、ほとんど存在しません。
継続的に入ってくる古物と、それを家に組み込める建設業の技術と、置いておける約2,000坪。この三つが同時に揃っている場所は、他にないと思っています。
以下は施設の説明ではなく、ここに通う人の一年です。どれか1つに入っても、季節ごとに行き来してもかまいません。① ポチ班|100kgの犬を、みんなで世話する
散歩、水浴び、ごはん。セントバーナードの世話は、人手のいる作業です。
一人でもやれますが、人がいれば十分の一の時間で終わり、ポチはそのぶん長く遊べます。
大型犬の扱い方を、ここで覚えられます。子どもも一緒にできます。
ドッグランの柵は、まだありません。これも一緒に建てる予定です。
② 古民家班|家を直して使う
引き取った古物の仕分け、壁塗り、床張り、建具の修理。築180年の家には、直すところが尽きません。
本業で使っている道具と、教えられる人間がいます。
自分が直した場所には、日付と名前を残します。
最初の現場は台所です。ここが通ると、採れたものをその場で料理して出せるようになります。
③ 畑班|一年を引き受ける
春に土を起こし、夏に水をやり、秋に自分の育てた野菜を持って帰る。
うまくいかない年もあります。天候に負ける経験まで含めて、一年通して引き受けるのがこの畑です。
農家の仲間から、一年の段取りを教わります。
台所ができれば、採れたものをそのまま料理して、同じ卓で食べられます。
・重機を握って、土地の形を自分で変える
・信州蕎麦を粉から打って、その場で食べる
・猟師の仲間と山を歩き、獣の道と風の読み方を教わる
・ポチと2,000坪を走るだけの日、焚き火を囲んで何もしない日
やりたいのは、体験メニューを増やすことではありません。
自分の手でできることが、通うたびに一つずつ増えていく場所を、みんなで創ることです。
ただ、この三つの現場は、私ひとりでは回りません。犬の世話にも、家の改修にも、畑にも、先に手を動かしている人がいます。次に、その人たちの話をします。
「百姓」とは本来、百の生業を持つ人のことです。私たちはその名を掲げるチームを組みました。
「何か面白いことを始めるらしい」と、地元の仲間が次々と名乗りを上げてくれました。専業農家、地元の猟師、蕎麦打ちの名人、プロの料理人。それぞれの分野で手を動かしてきた人たちです。私たちは単なる民泊ではなく、現代の百姓・職人集団の村としてこの場所をつくっています。
そして、私たちはもう動き始めています。
プレオープンとして開催した設立イベントまでに、地域内外から延べ100名以上がこの場所を訪れています。広告は一切出していません。口コミだけです。そのことが、テレビ番組で紹介され、Yahoo!ニュースにも記事として取り上げられました。
敷地内で蕎麦が打たれ、初めて会った人同士が同じ卓を囲み、大人たちが古民家の壁や床を直していました。ポチに会いに来る人も、すでにいます。
そして、この場所はすでに行政の実査を受けています。
消防の書類は取得済みで、保健所の立ち入り確認も終え、指示を受けた設備の設置も対応しました。思いつきではなく、手続きを一つずつ通してきた場所です。
この場所は、もう動いています。
あとは、誰でも受け入れられる形に整えるだけです。
まず、敷地に何があるのかをご覧ください。
約2,000坪(約6,600㎡)の中に、蔵造の門、母屋、改築中の蔵、広大な畑、空き地があります。
次に、今の中を見てください。この3か所がこれから変わります。
厨房。母屋の中心。母屋2階。 いずれも、まだ人を迎えられる状態ではありません。
・ポチの一日につき合う(食事、散歩、ブラッシング)
・愛犬と一緒に、敷地の一部を貸し切って過ごす(山本が必ず同伴します)
・2000坪の広大な空き地にドックランを作る
・完成したドッグランで、ポチと一緒に走る畑班
・畑を一区画持ち、一年を通して育てる
・畑づくりをイチから教わり学ぶ
・収穫したものを、その場で調理して食べる
・山の歩き方を、地元の猟師から教わる古民家班
・古民家の改修に、工程から参加する
・古材からベンチや棚をつくる(作り変える)
・家で使っている古物を、そのまま買う(原則すべて売買可能)
・母屋2階の展示室で、遺品整理で引き継いだ骨董品を見る
このお金が何を可能にするか?
皆さんから支援頂いたお金は、3つの現場に分けて使います。どれか一つだけを整えても、この場所は動きません。ポチ班|ドッグランをつくる
今あるのは、ポチを急いで受け入れるために蔵の入り口へ建てた、とりあえずの犬舎だけです。約2,000坪を生かして、100kgの犬が本当に走れる場所にします。柵は古民家班と一緒に建てます。畑班|土づくりと農機
農地は長く荒れたままで、作物を育てる前に土づくりからやり直す必要があります。トラクターと草刈り機の費用が、ここに当たります。古民家班|台所の最低限の改修
人に食事を出せる台所を、まず最低限の形まで整えます。ここができると、畑で採れた野菜と打ちたての蕎麦を料理として出せるようになり、3つの現場で手を動かした人が、同じ卓でごはんを食べられます。
工事のうち、職人に頼むのは給排水・電気・水回りだけです。 内装は古民家班と一緒に仕上げるので、支援金は材料費に集中できます。 なお、支援金の17%はCAMPFIREの手数料(掲載12%+決済5%)です。50万円の場合、手数料は85,000円で、実際に使えるのは415,000円です。
この先には、遺品整理で引き継いだ古物・骨董品を展示するための母屋2階の改修も控えています。こちらは2nd GOAL以降で進めます。
ポチのごはんについて
ポチのごはんは、月に3万円かかります。1日1,000円です。
ポチ班のリターンでいただいた支援は、ゴールに関わらずポチのごはんと世話に充てさせていただきます。
本プロジェクトはAll-in方式です。
目標金額に到達しなかった場合も、集まった資金で優先順位の高い工事から着手し、リターンは必ずお届けします。
50万円に届かなかった場合は、ポチのごはんを優先し、リフォームは古民家班で進めます。実施スケジュール
盛田 大介 様(小児科医 信州大学医学部附属病院・松本医療センター)
「病院には退院した子どもたちや親御さんが集まり、交流する場所がありません。私はそういった場所が少しでも地域に増える事を望んでいました。この場所はピッタリです。地域の人や同じ志を持った人々が気軽に集まれ、交流できるコミュニティベースとなることを期待しています。」
小口 秀樹 様(今井整形外科 元事務長 これまでポチをお世話してきた方)
「院長が急に亡くなってから、スタッフで昼と夜の当番表をつくり、ごはんも私たちで用意して、散歩も片付けも交代で続けてきました。体の大きな犬ですから、食費も世話の手間もかかります。引き取り手が見つからなければ、病院に柵を建てて、みんなで飼おうかとも話していました。だから、ポチの行き先が決まったと聞いたときは、本当に嬉しかったです。先生の代わりに、ポチがたくさんの人へ幸せを届けてくれたらと思っています。」
松本 あゆみ 様(農家・登山家 梓川で農業を活性化したい仲間)
「登山が好きで長野に移住し、今は梓川で農業をしている『まっつん』と申します。山本さんとはご近所さんで、農業やDIYなど、いろいろなつながりをきっかけに仲良くなりました。山本さんはとても面倒見がよく、いつも周りを楽しませてくれる面白いおっちゃんです。山本さんが思い描いているのは、今の社会では少し縁遠くなってしまった、『みんなで集まってワイワイしながら、新しいことに挑戦したり、いろいろなことを体験したりできる場所』。そこから生まれる人とのつながりや体験は、子どもたちはもちろん、たくさんの人にとって新しい学びや楽しみにつながっていくと思います。私自身も農業をはじめ、いろいろな新しいことに挑戦しているところです。これから山本さんとも協力しながら、この地域で面白いことをたくさんやっていけたらと思っています。山本さん、一緒に頑張っていきましょう。応援しています。」
この家は、まだ途中です。
ポチの世話も、家の片付けも、畑も、全部まだ手が足りていません。
だから支援は、お金だけでなく「一緒にやる」形で受け取らせてください。
教える人がいて、覚えたい人が来て、同じ卓でごはんを食べる。それがこの家です。
すべてのリターンは、プロジェクト終了後の2026年12月以降にお届けします。
現場に入るリターンは、2027年3月に公開する活動日カレンダーからお選びいただきます。
宿泊を含むリターンも、公開時点からご用意します。2026年9月10日に簡易宿所営業許可(農林漁業体験民宿業を営む施設)が交付され、定員10名でお迎えできる状態になりました。食事の提供についても、同時に食品営業許可を取得しています。① 遠くから応援する
【共通事項】
・ リターンのお届けは、プロジェクト終了後の2026年12月以降です。
・ 現場・宿泊リターンは2027年4月以降にご利用いただけます。活動日カレンダー(2027年3月公開)とHPからご予約ください。
有効期限は2028年3月までを想定しています。
・ 日帰りでご参加の場合、現行の許可では食事をお出しできません。
昼食はご持参ください(宿泊リターンの夕食・朝食は提供できます)。
・ 支援金の使い道は、ドッグランの柵・門・整地の材料費を除き、設備とポチの飼育費全般に充てます。
【ペットフード(鹿肉ジャーキー)について】
・ 原材料及び添加物等の食品表示はお届け商品のラベルに表記されます。 商品開封前には必ずお届けのリターンに貼付されたラベルや注意書きをご確認ください。
【リターンの軽微な変更について】
・ Tシャツ・ポストカードのデザイン、ジャーキーのパッケージや賞味期限など、リターンの内容に軽微な変更が生じる場合があります。変更が生じた場合は活動報告でお知らせします。
1頭の犬を連れ帰った日、ここまで来るとは思っていませんでした。
でも今、約2,000坪の土地には、ポチを愛する人が集まり、延べ100名以上が訪れ、手を動かせる人たちが集まり始めています。
片付けきれない古民家と、起こしたばかりの畑があります。教えられる仲間もいます。足りないのは、皆さんの手と、みんなで食べる台所です。
ここは、できあがった場所に招くための企画ではありません。まだ何もないうちから、一緒に創りませんか。卒業のない場所です。ポチが待っています。