このような基礎研究成果を踏まえ、「乳酸菌 L. パラカゼイ KW3110」のさらなる可能性を探索することを目的として、本臨床試験を開始しました。本研究で得られた知見は、軽症から中等症の花粉症による生活の質(QOL)の低下に悩む人々の健康課題に関する研究において、意義あるものと考えています。今後は、これらの成果を活用し、人々の健康に貢献する商品の研究開発も検討してまいります。
■研究方法
研究デザインは無作為化二重盲検プラセボ対照試験とした。春先に鼻眼の不快感を有する20歳以上65歳以下の男女のうち、症状緩和の医薬品を常用していない軽症から中等症のアレルギー性鼻炎に該当する130名を対象に、乳酸菌 L. パラカゼイKW3110含有食品※9またはプラセボ食品※10を8週間(1~3月)摂取させました。鼻眼の自覚症状は日本アレルギー性鼻炎標準QOL調査票※11を用い、アレルギー性鼻炎症状の重症度分類は医師の診断に基づいて評価しました。
■得られた示唆
乳酸菌 L. パラカゼイ KW3110は、花粉飛散が顕著な時期において目の不快感を軽減し、生活の質(まわりの人が気になる)の低下を軽減することが示唆されました。
■今後の展望
乳酸菌 L. パラカゼイ KW3110の研究を通じて、花粉症などのアレルギー症状によるQOL低下を軽減することで健康課題の解決に貢献してまいります。
■乳酸菌 L. パラカゼイ KW3110とは
「乳酸菌 L. パラカゼイ KW3110」はキリンと小岩井乳業の共同研究で100種類以上の中から発見され、免疫バランスを整えることが期待できる乳酸菌です。もともとはチーズから分離された乳酸菌Lacticaseibacillus paracaseiの1種です。