エレクトロニックアコースティックドラムモジュール『EAD50』が「2026年度グッドデザイン賞」の最高賞「グッドデザイン大賞」を受賞 カジュアル管楽器『Trova(TM)』は「グッドデザイン金賞」を受賞

2026.10.15 13:43
ヤマハ株式会社
~ 大賞・金賞を含む計6製品・シリーズが受賞 ~

ヤマハ株式会社(以下、当社)のエレクトロニックアコースティックドラムモジュール『EAD50』が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2026年度グッドデザイン賞」において最高賞である「グッドデザイン大賞」(内閣総理大臣賞)を受賞しました。『EAD50』は、全20カテゴリーでそれぞれ選出される最高賞「グッドデザイン金賞」の中から、さらに最も優れたデザインとして選ばれました。また、カジュアル管楽器『Trova(TM)』は「グッドデザイン金賞」を受賞しました(※1)。両製品はいずれも「グッドデザイン・ベスト100」にも選出されています。

さらに、オーディオインターフェース『URXシリーズ』、USBコントローラー『CC1』、ワイヤレスHiFiスピーカー『NX-70A』、無線LANアクセスポイント『WLX333/232』の4製品・シリーズも「グッドデザイン賞」を受賞し、当社の受賞は計6製品・シリーズとなりました。

当社の「グッドデザイン賞」大賞の受賞は、2017年のカジュアル管楽器「Venova(TM)(ヴェノーヴァ)」以来2度目となります。また、金賞の受賞は、2013年の「サイレントブラス」以来となりました。当社はこれまで「グッドデザイン賞」においてさまざまな賞を受賞しており、今回で1984年から43年連続の受賞となりました。

受賞したデザインはいずれも、その根底に共通する「本質を押さえたデザイン」「革新的なデザイン」「美しいデザイン」「でしゃばらないデザイン」「社会的責任を果たすデザイン」という当社のデザイン理念が具現化されたものです。今回の受賞は、音楽や音響、ネットワーク技術などの領域で培ってきた技術や知見と、人や社会に新たな価値を提供しようとする取り組みが評価されたものと捉えています。今後も、デザインを重要な価値創造活動の一つとして、音・音楽を通じて人々の創造性や感動体験を支え、より豊かな社会の実現に貢献する製品・サービスの提供に取り組んでまいります。

※1 『EAD50』は「映像/音響機器」カテゴリー、『Trova』は「文具・ホビー」カテゴリー
【2026年度グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)、グッドデザイン・ベスト100】
ヤマハ エレクトロニックアコースティックドラムモジュール『EAD50』
【2026年度グッドデザイン金賞、グッドデザイン・ベスト100】
ヤマハ カジュアル管楽器『Trova』
【2026年度グッドデザイン賞】
オーディオインターフェース『URXシリーズ』
USBコントローラー『CC1』
ワイヤレスHiFiスピーカー『NX-70A』
無線LANアクセスポイント『WLX333/232』
当社 デザイン研究所 川田 学のコメント
「グッドデザイン賞」は昨年度から20のカテゴリーに再編され、各カテゴリーにおける最高賞として金賞が位置づけられています。今回は、そのうち2つのカテゴリーで最高賞という大変な栄誉をいただきました。さらにそのうち1つがすべての金賞の中での第一位、「グッドデザイン大賞」に輝いたことは本当に光栄です。受賞した『EAD50』は、楽器と音響機器の両方に精通するヤマハならではの商品であり、ブランドの存在意義そのものを表彰されたように感じます。この大きな評価を、その挑戦への励ましと受け止め、これからもヤマハだからこそできるデザインを追求していきたいです。
2026年度グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)、グッドデザイン・ベスト100 受賞
ヤマハ エレクトロニックアコースティックドラムモジュール『EAD50』(2026年4月発売) 
当製品は、バスドラムのフープ(※2)に装着したセンサー・ユニットでドラムセット全体を高音質なステレオサウンドとして収音できる、ヤマハ独自のドラム用音響機器です。ミキサー、エフェクター、ドラム音源モジュールの機能を1台に集約し、煩雑なマイキングやサウンドチェックの手間を大幅に軽減します。さらに音色やエフェクトを、リアルタイムにドラマー自身がコントロールできるほか、各種アプリとの連携にも対応しています。ライブ演奏、音楽制作、配信から自宅練習やオンラインレッスンまで、あらゆるシーンでドラマーの表現力と音楽活動の可能性を広げます。
審査委員の評価コメント:
従来は10本以上のマイクを使った複雑なセッティングが必要だったドラム収音を、これ1台を取り付けるだけで成立させてしまう、驚きのある全く新しい機器。その革新的な機能を過度に主張することなく、ミニマルにデザインを整理し、プロフェッショナルな音響機器として非常に丁寧にデザインされている。ミキシングやエフェクトの調整もドラマー自身が手元で直感的に行うことができる。PAエンジニア頼りだった音響調整を演奏者自身が扱えるものへと変え、演奏の自由度を広げている点も大きな価値である。新しい演奏体験を生み出す機器でありながら、ドラムに取り付けた状態でも違和感がなく、もはや楽器の一部として認識できるほど自然に馴染む、完成度の高いデザインである。

※2 ドラムの打面を固定するための輪状の枠
2026年度グッドデザイン金賞、グッドデザイン・ベスト100 受賞
ヤマハ カジュアル管楽器『Trova』(トローヴァ)(2026年5月発売)
カジュアル管楽器『Trova』(※3)は、手軽に安心して金管楽器の演奏を楽しめる、子どものためのプレトランペットです。子どもたちに金管楽器を演奏する喜びを感じてもらいたいとの想いから誕生しました。円筒管を分岐させた「分岐管構造」※4を採用することで、コンパクトでありながら本格的なトランペットの音色を実現しました。軽量ながらも耐久性に優れ、音階を作るバルブシステム(ピストン構造)を省いているため、手軽に演奏を始められます。
審査委員の評価コメント:
楽しいおもちゃのような魅力的な存在感でありながら、れっきとした管楽器練習用の道具である。管楽器の初心者が行うマウスピース練習を発展させ、実際の管楽器に近いプロダクトとして進化させている。軽量で「ラッパ然」とした佇まいはつい手に取りたくなり、管楽器を始める心理的ハードルを下げている。生活と音楽が共存する価値を強く信じ、真摯にプロダクトへ落とし込んでいる姿勢も高く評価したい。

※3 『Trova』は、イタリア語で「トランペット」を意味する「Tromba」と、ラテン語で「新しい」を意味する「Nova」を組み合わせた造語です。
※4 「分岐管構造」は、円筒管を分岐させる構造です。この構造を用いることで、円筒管でありながら円錐形管楽器の音響特性を実現することができます。
2026年度グッドデザイン賞 受賞
ヤマハ オーディオインターフェース『URXシリーズ』(2026年2月発売)
『URXシリーズ』は、高い性能と明確な設計思想のもと、コンパクトなデザイン、シンプルな接続性、扱いやすさを備え、クリエイティブな作業を妨げない、直感的で便利な操作性を追求したオールインワンのオーディオインターフェースです。オーディオ制作環境をさらにレベルアップさせたいと考えるミュージシャン、配信者、ポッドキャストや動画などを制作するコンテンツクリエイターにとって不可欠な存在です。
審査委員の評価コメント:
音楽制作に留まらずPodcastや配信・実況へとクリエイターの裾野が広がる一方、機材への習熟度が異なる幅広いユーザーに応えるインターフェースは多くはなかった。本製品はタッチLCDと物理ノブを組み合わせたUIで、熟練者には設定の自由度を、入門者には迷わぬシンプルさを一台に両立させ、新しい操作体験を生んでいる。一枚の板金構造を基礎に前面から背面接続部まで滑らかに連続するフォルムや、サイドパッドの造形処理にも素材と形の特性を活かした説得力がある。制作から配信、ライブまで経験を問わず使いこなせる存在として、今後広く支持されていくだろう。
ヤマハ USBコントローラー『CC1』(2026年1月発売)
精密な操作性と高いカスタマイズ性を両立し、音楽制作やライブ配信などでクリエイターの創作活動を快適にするフィジカルコントローラーです。音量などを精密に操作できるモーターフェーダーと、機能を自由に割り当てられる液晶キーを一体化し、複雑化する制作環境に対応します。クリエイター定番のElgato社『Stream Deck』ソフトウェアにも対応。豊富なプラグインを利用でき、個々の制作スタイルに合わせた操作環境を構築します。
審査委員の評価コメント:
多機能ながら直感的に扱える操作性を、個人の制作環境にも収まりやすいコンパクトな筐体に凝縮したデザイン。本格的なミキサーの一部をそのまま切り取ったような緻密さと精密感がありながら、プロフェッショナル機器としての機能性を、親しみやすくミニマルにまとめている点が印象的である。
ヤマハ ワイヤレスHiFiスピーカー『NX-70A』(2026年8月発売)
音楽を愛好する方々に、コンテンツの中へ深く没入できる感覚や、日常の音楽体験がより豊かになる喜びを届けるため開発したワイヤレスHiFiスピーカーです。ストリーミング再生からテレビの音まで、難しい操作や専門的な知識を必要とせず、上質で没入感のあるサウンドを楽しむことができます。HiFiスピーカーやアンプ開発を70年以上手がける当社ならではの優れた音質と機能性を兼ね備え、音楽をより身近に、より深く楽しめるリスニング体験を提供します。
審査委員の評価コメント:
ハイレゾストリーミングサービスの普及によりようやく舞台が整い、満を持して投入されたのがNX-70Aである。スピーカー性能についてはレビューサイトに譲るがもちろん申し分ない。一見するとオーソドックスなスピーカーに見えるが、全体からただなら無い存在感、高性能感が感じられる。プリミティブかつシンプルな大きな曲面と繊細かつリズミカルな小さな曲面の構成、随所に品よく配されたカッパー色のアクセント、全ての要素を巧みに指揮しハーモニーとしてまとめ上げたデザイナーの力量が感じられるデザインである。
ヤマハ 無線LANアクセスポイント『WLX333』『WLX232』(2026年7月発売)
高速化・低遅延化に加え、混雑環境下でも安定した通信を実現する最新の無線LAN規格Wi-Fi 7に対応した無線LANアクセスポイントです。オフィスや教育機関、医療機関など多様な現場において、円滑な業務遂行を支える快適な無線LAN環境を提供します。ブラックスケルトンモデルでは、半透明の筐体を採用し内部構造をあえて見せることで、無線LANアクセスポイントを「隠したい設備」から「空間の価値を高める存在」へと転換。現代的な空間に調和するデザインを目指しました。天面には内部のアンテナ部品と連動した曲面形状を採用することで、通信性能と軽やかなフォルムの両立を図っています。
審査委員の評価コメント:
無線LANアクセスポイントというカテゴリーにおいて、これまで優先されてきたのは機能と設置性であり、プロダクトとしての「表情」にまで意識が向けられることは少なかった。主張しすぎず、しかしその存在感の加減が設置環境そのものに影響を及ぼすという、扱いの難しさに各社が頭を悩ませてきた背景がある。このプロダクトは、その課題に対する一つの明快な方向性を示している。 天井や壁に設置されたときにも軽やかで環境を損なわないフォルムにまとめられている。 特にブラックスケルトン仕様がよい。基板や整然と並ぶLEDを、隠すべき内部機構ではなく、あえて見せる要素として扱っている点は面白い。三次曲面に映り込む陰影とリフレクションが美しく、内部の構造がうっすらと見える透明感とともに、機器の働きそのものを視覚的な魅力へと変換している。 性能、構造、素材表現を一体で考え、インフラ機器のあり方を示したデザインと評価したい。
「2026年度グッドデザイン賞」に関連する催事スケジュール
「G展・2026年度グッドデザイン賞受賞展」
当社の受賞作品をはじめ「2026年度グッドデザイン賞」の全受賞作品が展示・紹介されます。
2026年度グッドデザイン賞受賞 トークイベント
※ 詳細や最新情報については、グッドデザイン賞 公式ウェブサイトをご確認ください。
関連サイト
- グッドデザイン賞 公式ウェブサイト
- ヤマハデザインサイト
関連画像
エレクトロニックアコースティックドラムモジュール




ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
※文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。
※このニュースリリースに掲載されている情報などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

あわせて読みたい