『だれか、わたしを助けて』エリカ・クラウス 著 古屋美登里 訳──葛藤を抱く人々の切実さが迫る短篇集

2026.10.08 08:00
文字から栄養。ライター・瀧井朝世さんの、よりすぐり読書日記。 『だれか、わたしを助けて』 エリカ・クラウス 著 古屋美登里 訳 亜紀書房 3,080円 一篇一篇こちらを深く斬りつけてくるような短篇集。登場人物たちの痛みが、切実さが、やるせなさが突き付けられてくる感覚だ。 表題作は、10歳の娘と訪れたコンビニエンス・ストアで、男3人組の強盗に出くわした「わたし」が主人公。強盗たちは発砲して脅し、客の…

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