名画から春画、現代アートまで 今見たい展覧会4選|休日カルチャーガイド

2026.09.29 17:00
展示風景:「あたらしい目—モネと 21 世紀のアート」ポーラ美術館、2026年、

芸術の秋に足を運びたい、注目の展覧会をBRUDER編集部がセレクト。アーティスト独自の視点で切り取った世界に触れられるイベントを紹介します。時代や表現の違いを楽しみながら、新たな発見を楽しんでみては?モネ没後100年・開館25周年記念 あたらしい目― モネと21世紀のアート
展示風景:「あたらしい目—モネと 21 世紀のアート」ポーラ美術館、2026年、

アジア最大のモネ・コレクションを全点公開
日本・アジアでも随一の質と量を誇る、ポーラ美術館収蔵のモネ作品19点を公開中。写実的な筆致から光と色彩、対象が溶け合う晩年のものまで、画業の変遷を一望できる。本展では、モネの絵画と共鳴する現代アーティストの作品をあわせて展示している点も魅力。最愛の妻を失い、深い悲しみの中で描かれた《セーヌ河の日没、冬》と、愛する人の命や身体をキャンディや電球といった日常的な素材で表現した、フェリックス・ゴンザレス=トレスの《「無題」(マルセル・ブリアンの肖像)》。“愛する人の不在”を結晶化した2つの作品が、見る者の心を打つ。
  開催情報
会場:ポーラ美術館(神奈川県足柄下郡)
会期:開催中〜2027年4月7日(水)/会期中無休 *12月1日(火)は休館
ジャンル:アート、現代美術、美術館、展覧会
Website:https://www.polamuseum.or.jp/sp/the-new-vision/歌川広重 江戸のベストアングル
名所江戸百景 大はしあたけの夕立 歌川広重筆 江戸時代・安政4年(1857)9月 大判錦絵 東京国立博物館蔵

風景画の名手、歌川広重の三大シリーズをすべて展示
江戸時代後期に活躍した歌川広重。日本各地の風景を題材に、天候や時刻の移ろい、そこに生きる人びとの姿を巧みにとらえた作品で知られ、葛飾北斎と並ぶ浮世絵師として世界にその名を知られている。代表作である「東海道五拾三次」(1期)、「木曽海道六拾九次」(2期)、「名所江戸百景」(3期)の三大シリーズを中心に、風景画や花鳥画の名作を3期に分けて展示。会期ごとに全作品が入れ替わる。
  開催情報
会場:東京国立博物館(東京都台東区)
会期:開催中〜2026年12月20日(日)/月曜、10月13日(火)、11月24日(火)、12月15日(火)休館 *10月12日(月・祝)、11月2日(月)、11月23日(月・祝)は開館
ジャンル:浮世絵、日本美術、博物館、展覧会
Website:https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2759平子雄一「HUMAN AND NATURE」
子どもから大人まで楽しめる現代美術展
人間社会と自然の関係性をテーマに制作する現代美術作家・平子雄一の大規模展。9月にオープンした「東京ミッドタウン日比谷 ホール」のこけら落とし第一弾として開催中。総面積1,200㎡超の会場には、最大約3.5mに及ぶモビール群をはじめ、新作を含む絵画や立体作品など約300点を展示。さらに、生ドーナツ専門店「I’m donut?」との限定コラボボックスや、ウェルネスブランド「NEUTRALWORKS.」との数量限定Tシャツなど、作品世界を「食」や「ファッション」へと広げたコラボレーションも登場する。子どもから大人まで楽しめること間違いなし。
  開催情報
会場:東京ミッドタウン日比谷(東京都千代田区)
会期:開催中〜2026年10月18日(日)
ジャンル:アート、現代美術、アートスペース、展覧会
Website:https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/humanandnature.yuichihirako/「歌川国貞・歌川国芳」新宿歌舞伎町春画展WA
江戸っ子を熱狂させた、二人の絵師による春画展
さまざまな切り口で春画の魅力を紹介してきた「新宿歌舞伎町春画展WA」。今回の主人公は、歌川豊国門下の歌川国貞(1786-1864)と歌川国芳(1797-1861)の二人。役者絵や美人画の名手として知られる国貞と、武者絵で人気を博した国芳。浮世絵版画の最高峰とも評される歌川国貞の春画三部作、通称「三源氏(さんげんじ)」が一堂に会する点も注目だ。また、音声ガイドが初導入され、歌人・俵万智と俳優・千葉雄大による「声の案内人」も登場。解説を聞きながら、当時の流行や風俗、歴史的背景を読み解くことができる。
  開催情報
会場:新宿歌舞伎町能舞台(東京都新宿区)
会期: 2026年10月3日(土)〜11月29日(日)*11月2日(月)は展示替えのため休館
ジャンル:浮世絵、春画、日本美術、展覧会
Website:https://www.smappa.net/shunga/exhibition/ex30.html



Text : Akemi Kaneko
Edit : Yu Sakamoto

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