蒸留所を訪れ、「グレンモーレンジィ 50年」を実際にテイスティングした二人は、幾層にも重なる多彩なフレーバーから着想を得て、50種類の特注顔料を開発。これまでにない陶芸技法を取り入れ、約1,000日をかけて、149本のデキャンタを包む陶磁器製オブジェを、一つひとつ手作業で仕上げました。それぞれに異なる色彩とパターンが施され、同じものはひとつとして存在しません。また、各オブジェは隣り合う作品と連続するように設計され、149点すべてを組み合わせることで、壮大なひとつのアートウォール「Together in Spirit」が完成します。ウイスキーづくりと陶芸。二つの卓越したクラフツマンシップと、限りない創造性が響き合うことで生まれた、唯一無二のアートピースです。
ピーター・ピンカス、ローリー・ピンカスについて
Peter Pincus, Laurie Pincus
アメリカ・ニューヨーク州ロチェスターを拠点に活動するピーター・ピンカスとローリー・ピンカスは、精緻な磁器作品と彫刻表現で高い評価を受けるクリエイティブパートナーです。二人の創作活動は、色彩理論の探究と高度な技術実験を基盤としており、複雑なモールド(型)システムと革新的な色彩表現を融合させることで、現代陶芸の新たな可能性を切り拓いてきました。その革新的なアプローチは、常にウイスキーづくりの可能性を追求し続けるグレンモーレンジィの精神とも深く共鳴しています。ピーターとローリーは、スタジオチームとともに2023年より本プロジェクトに専念し、「グレンモーレンジィ 50年」のためだけに制作された149点のアートベッセルを完成させました。
陶芸家 ピーター・ピンカス
Peter Pincus, Ceramic artist
2005年にニューヨーク州アルフレッド大学でBFA(美術学士号)、2011年に同大学でMFA(美術学修士号)を取得。2014年にはロチェスター工科大学(Rochester Institute of Technology)アメリカンクラフツスクールの客員助教授に就任し、2018年には助教授へ昇格しました。また、2017年には将来有望なアメリカ人アーティストに贈られる「Louis Comfort Tiffany Award」を受賞しています。その作品は、ミズーリ州セデーリアのダウム現代美術館(Daum Museum of Contemporary Art)、ニューヨーク州シラキュースのエバーソン美術館(Everson Museum of Art)、テキサス州ヒューストンのヒューストン美術館(Museum of Fine Arts, Houston)、アリゾナ州テンピのASU Art Museum Ceramics Research Center、ニューヨーク州アルフレッドのSchien-Joseph International Museumをはじめ、アメリカ国内の数多くの公私コレクションに収蔵されています。
グレンモーレンジィ 最高蒸留・製造責任者 ビル・ラムズデン博士 コメント
Dr. Bill Lumsden, Director of Distilling, Whisky Creation and Whisky Stocks