『匣の中の失楽』の著者・竹本健治、幻の変格SF長編『連星ルギイの胆汁』がついに刊行!伝説のホラーSF『腐蝕の惑星』と完全収録の一冊を泡影社より、書泉・芳林堂書店限定で発売。

2026.09.11 12:00
株式会社アニメイトホールディングス
予約は9月11日(金)12:00スタート!!

幻のSF長編ついに刊行! 「世界は4度、崩壊する」
『腐蝕の惑星』+『連星ルギイの胆汁』完全収録
『匣の中の失楽』『涙香迷宮』の竹本健治さんが1980年代に放ち、いまなお語り継がれるホラーSF『腐蝕の惑星』。その姉妹篇として書かれながら、長らく刊行されることのなかった幻の長編『連星ルギイの胆汁』が、ついに刊行されます。

書泉・芳林堂書店は泡影社とともに、この2作を一冊に完全収録したSF長編『腐蝕の惑星/連星ルギイの胆汁』を復刊いたします。先行発売予約受付は2026年9月11日(金)12:00より開始。
★発売日は2026年10月中旬を予定しています。

装画にヨコイジュウさん、装丁に川名潤さんを迎え、透明素材のスリーブケースにはバリアグリッドアニメーション(スキャニメーション)を採用。
日本初の「表紙が動く小説」として、内容と造本の両方で「崩壊」を体感する一冊です。
■ 作品について
惑星アンシャンティ。航宙士をめざす17歳の少女ティナの周囲から、街が、人が、記憶が、少しずつ消えていく--。1986年発表の『腐蝕の惑星』は、ミステリの奇書『匣の中の失楽』で破格のデビューを飾った竹本健治さんが、80年代にSF・ホラーへと越境した時期の到達点であり、のちに角川ホラー文庫版『腐蝕』としても読み継がれてきたカルト的名作です。
そしてもう一篇、百二十年の冬眠から目覚めた謎の女が、辺境の星を渡り歩き、やがて世界の仕組みを司る存在と対峙する--『連星ルギイの胆汁』。本作の存在は一部の作家・読者のあいだで語られながら、これまで単行本として世に出ることはありませんでした。
この2作を同時に収録することこそが、本書最大の企図です。
片方だけでは見えず、両方を読み通したときにはじめて起動する仕掛けが、この一冊には仕込まれています。
腐蝕する世界。胆汁の海。羽化する肉体。竜樹が説く「空」の思想。
二篇が交わるとき、「存在」と「認識」が歪む――哲学的根源を問う異形の長編。
世界は4度、崩壊する--。
■ 推薦コメント(巻末付録「ルギイに寄せて」より引用)
綾辻行人さん(作家)
思えば、初めて竹本宅を訪ねたあの時すでに、『連星ルギイの胆汁』の原稿は存在したのである。
津原泰水(作家)さん
「連星ルギイの胆汁」は、日本で最も恐ろしいSF小説「腐蝕」の姉妹篇とのこと。あの高みの上に、さらに階層を重ねんとする試みが、書く苦しみを身をもって知る、現場の人間の発想であるはずがありません。超えています。超えています。
■ 装丁について
動く表紙、バリアグリッドアニメーション バリアグリッドアニメーション(スキャニメーション)装丁はまず、アニメーション制作アプリを作るところから始まりました。 時間はかかりましたが、試行錯誤を重ね、川名潤さん、ヨコイジュウさん[ks1] とともに、最高のアート作品を完成させることができました。 透明スリーブをスライドさせると、カバーの絵が動き出します。 手書きの線の集積で人体の立体感を表現した、ヨコイさん[ks2] の超絶技巧にも注目。 印刷物でありながら手のなかで像が変容していく--小説の主題そのものを、読者の手つきで再現する造本をお楽しみください。

YouTubeにて腐蝕の惑星/連星ルギイの胆汁 竹本健治(泡影社)パッケージデモを公開中!
■販売について
書泉・芳林堂書店にて予約・先行発売となります。限定の書き下ろし短編収録小冊子「プロクルステスの寝台」付の有償特典版をご用意し、『腐蝕の惑星/連星ルギイの胆汁』は全て竹本健治さんのサイン入りとなります。

<著者 竹本健治さん コメント>
発表のあてもないまま、ただひたすら思いきり変な話を書き散らしていた三十代初頭のあの頃。そんななかで、いちおうなりとも完成に漕ぎつけのが『連星ルギイの胆汁』だった。ただ、これがあまりにも変な話なので、分かりやすい前日譚をということで書いたのが『腐蝕の惑星』である。しかし結局ほぼ封印したままになっていた『ルギイ』が、こうして四十年ぶりに世に出ることになったのは、その経緯をつくづく振り返ってみるだに感慨深い。

<編集 中川裕之さん コメント>
内容と装丁、両方が合わさった奇想の一冊。唯一無二の竹本先生の世界観を表現するお手伝いができていれば幸いです。

<装画 ヨコイジュウさん コメント>
「80年代SFのかっこよさを、令和版にブラッシュアップする」というリクエストで、最初はどう表現するか少し困惑しましたが、普段とは違うスタイルに挑戦できてとても楽しく制作できました。 試行錯誤する中で新しい表現や考え方を学ぶことができ、作家としても成長できたと感じています。自分にとっても、とても刺激的で良い経験になりました。

<装丁 川名潤さん コメント>
新旧の技術を融合させ、本編に違わぬ異形の物体を具現化できた。現物を手にするのがここまで楽しみなのはいつ以来だろう。
【商品情報】
『腐蝕の惑星/連星ルギイの胆汁』
著者:竹本健治 装画:ヨコイジュウ 装丁:川名潤 監修:中川裕之 発行:泡影社
価格:税込4,950円(本体価格4,500円)
判型:四六判変形(透明スリーブつき)
頁数:376P
ISBN:978-4-9913781-2-6
※本書は書泉・芳林堂書店限定販売です(★2026年11月7日まで)
※電子書籍版の刊行予定はありません。紙の本だけの一冊です
※★初版1,000部・全冊に竹本健治氏の直筆サイン入り

有償特典付き版 (書籍『腐蝕の惑星/連星ルギイの胆汁』に加えて、書泉・芳林堂書店限定有償特典小冊子「プロクルステスの寝台」)
販売価格:税込6,050円(本体価格5,500円)
※特典小冊子単体価格:税込1,100円(本体価格1,000円)
発売:(株)書泉

■ 予約開始日:2026年9月11日(金)
書泉オンライン:
通常版(サイン本):
通常版(サイン本)+有償特典版:
芳林堂書店高田馬場店/書泉グランデ/書泉ブックタワー
■ 予約〆切日:2026年10月12日(月)
■ 商品お届け予定日:2026年10月中旬以降の出荷となります
■ 店頭発売日:2026年10月中旬
【会社概要】
泡影社
「日々の泡や見えない影のような「本」をつくる」を方針に、企画・編集・組版・装丁ディレクション・流通までを一貫して手がけ、 刊行点数を追わず、一冊ごとに造本と売り方を設計し直す小規模出版のモデルを実践。
代表者:中川裕之 URL:
株式会社書泉
「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号の書店を展開。「鉄道」「アイドル」「プロレス」をはじめ「数学」「占い」など様々なジャンルの本・雑貨を深く扱っています。著書にまつわるイベントも多数実施。
書泉URL:
■ 参考:著者プロフィール
竹本健治(たけもと・けんじ) 1954年、兵庫県生まれ。1977年、探偵小説専門誌「幻影城」にてデビュー長編『匣の中の失楽』の連載を開始し、破格のデビューを飾る。日本ミステリ「第四の奇書」と称される同作のほか、『囲碁殺人事件』に始まるゲーム三部作、『狂い壁 狂い窓』など、ミステリ・SF・ホラーを越境しつづける作家として知られる。2017年、『涙香迷宮』で第17回本格ミステリ大賞を受賞。


<参考>「書泉と、10冊」企画概要と、これまでの販売実績数

昨今、さまざまなネットサービスで過去に出版され、探しても見つからない数々の本が法外な値段で取引されています。「欲しい人が払える分の値段を払う」ということは一見、今の世の中の「当たり前」に見えますが、私たちは「そうではない」と考えます。
ファンの方が熱望するあの名作、私たちも是非お勧めしたいあの名著を「適切な価格」でお届けすることに私たちは挑戦していきます。

そして、それは私たち“本屋”だけでは実現できません。
著者の方々、出版社のみなさま、ファンのみなさま、などご縁のある方と協力しながら、少しずつでもこの挑戦をカタチにしていけると信じています。

この企画を「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」という名前にしました。
「書泉と、ご縁ある方で世に送り出す10冊」という願いを込めての企画タイトルです。

この企画で改めておススメしたい本を2023年8月よりお届けしています。
2024年8月までの、第1シーズンでは25の作品を再度世の中に送りだし、総計で2万冊以上を販売することができました。

「書泉と、10冊」 第1シーズン(2023年8月~2024年8月)
「芳林堂書店と、10冊」 第1シーズン(2023年9月~2024年8月)
この後も、この取り組みを一過性ものにせず「書泉と言えば、10冊だよね」「芳林堂書店といえば、10冊だよね」と言っていただけるようなレギュラー企画に育てていきたいと想いを新たに、2024年11月より始めた第2シーズンも、「書泉と、10冊」は無事に10冊を復刊してシーズンを終える事ができました。

「書泉と、10冊」 第2シーズン(2024年11月~2025年10月)
「芳林堂書店と、10冊」 第2シーズン(2024年12月~2026年1月)
「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」第2シーズンも目標としておりました10冊(22作品)の復刊を行う事ができました。第2シーズンも総計で1万5千冊以上を販売することができました。

「中世への旅」シリーズの大ヒットから始まった復刊企画「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」。この企画は、過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、株式会社書泉と出版社のみなさま、著者のみなさまに協力いただき重版・復刊してお届けして参りました。

この度、「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」は無事に第2シーズンを終える事ができ、新たにそれぞれ第3シーズンへと突入しております。

「書泉と、10冊」 第3シーズン
「芳林堂書店と、10冊」 第3シーズン
これからも引き続き株式会社書泉では、更なる復刊を行い埋もれてしまった沢山の名著を皆様の下へ届けさせていただきます。

企画にご賛同いただける出版社・著者のみなさまからのお声かけをお待ちしております。


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