12歳でパティシエになった娘との歩みを綴ったノンフィクション本『みいちゃんのお菓子工房』が「第29回日本自費出版文化賞」個人誌部門賞を受賞

2026.09.05 17:31
株式会社TANEBI
全国824点の応募作品から選出。不登校を経験した少女が、自宅のお菓子工房から自分らしい生き方を見つけるまでの家族の記録

滋賀県近江八幡市の「みいちゃんのお菓子工房」代表、「株式会社TANEBI」代表取締役 杉之原千里が執筆した書籍 「みいちゃんのお菓子工房 12歳の店長兼パティシエ誕生」 ~子育てのアンラーニング~が、第29回日本自費出版文化賞(主催:一般社団法人日本グラフィックサービス工業会)において、「個人誌部門賞」を受賞しました。

第29回には全国から824点の応募があり、第一次・第二次選考を経て7部門70点が最終選考の「入選候補作品」に選出。その後、最終選考委員会によって各部門1点の「部門賞」が決定しました。
◆12歳で始まった、小さなお菓子工房
は、学校に行くことが難しくなった娘・みいちゃんと、その家族の歩みを母親の視点から綴った一冊です。みいちゃんは6歳のときに自閉スペクトラム症と診断され、不安の強さや場面緘黙などの特性を抱えながら成長しました。学校という環境に適応することが難しくなった一方で、幼い頃から好きだった「お菓子づくり」の世界では、自分の力を発揮していきました。

そして12歳のとき、自宅の一角に「みいちゃんのお菓子工房」をオープン。
 滋賀県近江八幡市 みいちゃんのお菓子工房


「学校へ戻る」ことだけを目標にするのではなく、好きなことを通して社会とつながり、自分の生きる道をつくるという選択が始まりました。
「できないこと」ではなく「できること」から人生をつくる
本書に描かれているのは、成功物語だけではありません。学校へ行けないこと。人前で話せないこと。社会の「普通」に合わせることが難しいこと。

そうした現実と向き合いながら、本人が持っている力を広げ、環境をつくり直してきた家族の記録です。お菓子づくりをきっかけに人とつながり、注文を受け、お客様に喜ばれ、少しずつ社会との接点を増やしていく。その積み重ねによって、「できないことを克服してから社会に出る」のではなく、できることから社会との関係をつくっていく生き方が形になっていきました。
 2026年9月 19才になったパティシエみいちゃん
全国824点から、個人誌部門賞へ
第29回日本自費出版文化賞には、全国から824点が応募しました。
第一次選考、第二次選考を経て、7部門で計70点が入選候補作品に選出され、2026年9月4日に行われた最終選考委員会を経て、個人誌部門の「部門賞」に選出されました。部門賞は7部門それぞれ1点です。
著者・杉之原千里 コメント
この書籍は、時代を超えて語り継がれていく本になればと思っています。私たち親子が歩いてきた道には、前例がありませんでした。

先が見えない中で、小さな小さな出口を見つけ、そこから這い上がるように、親子でもがき続けました。この本に描いたのは、そんな親子と家族の物語であり、ハンデのある一人の娘が、自分の生きる道を作っていった記録です。

そして、みいちゃんが歩いた道を、みいちゃんだけの道で終わらせたくありません。

これから何十年かかっても、次に続く若者たちが歩けるように、その道を耕しておきたいと思っています。そのために株式会社TANEBIを立ち上げました。

私たち親子が必死に耕してきた道の上を、次の子どもたちが歩いていけるように。これからはTANEBIを通して、一人ひとりが自分の生きる道を見つけていくための支援を続けていきます。
現在は「ひとりの物語」から「みんなの物語」へ
みいちゃんのお菓子工房で得た経験は、現在、新たな活動へとつながっています。
2026年には株式会社TANEBIを設立。不登校や障がいなど、さまざまな背景を持つ人たちが、自分自身の経験や「好き」を育て、社会との接点や自分らしい生き方をつくっていく「TANEBI STORY」を展開しています。

現在では、日本各地に加え、イギリスや中国からも参加者が集まり、日本で生まれた小さな取り組みが国境を越えて広がり始めています。
かつて、みいちゃんから始まった「自分の生きる道をつくる」という挑戦。
その経験を一人だけのものにせず、今度はさまざまな人たちとともに、一人ひとりが自分の生きる道をつくれる社会へ。株式会社TANEBIは、その道を次の世代へつないでいきます。
書籍概要
書名: みいちゃんのお菓子工房 12歳の店長兼パティシエ誕生 ~子育てのアンラーニング~
著者: 杉之原千里
発行: 2024年2月
内容: 不登校を経験した娘・みいちゃんが、お菓子づくりを通じて社会との接点をつくり、自分らしい生き方を見つけていくまでを綴った家族の記録
購入先:
第29回日本自費出版文化賞について
は、1997年に創設され、約30年にわたり続く自費出版の文化賞です。商業出版では世に出にくい優れた自費出版物に光を当て、その著者の功績を顕彰するとともに、自費出版文化の発展を目的として開催されてきました。
主催:一般社団法人日本グラフィックサービス工業会
表彰式
日時:2026年11月7日(土)
会場:アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)


<お問い合わせ先>
代表取締役:杉之原千里
info@tanebi-world.jp
          著者:杉之原千里

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