ARTIST STATEMENT
Stefan Dotterは今回の作品について、次のように語っています。
今回のストーリーでは、主人公ヒヨリ・ヒガシを中心に、あえて何気ない日常の中に置かれた架空の人物像を作り上げた。写真がいつの時代のものか判別しにくくしたかったのだ。現代生活を示すあらゆる要素は、意図的に排除されている。
それは昭和という時代への旅であり、私自身が実際には知らない日本への旅でもある。ゆえにこれは架空の場所であり、郷愁によって形づくられ、これまで自分が見てきた数々のイメージ--中でも篠山紀信の作品--によって育まれてきたものだ。
撮影自体は、小津安二郎のかつての邸宅で行われた。小津の作品、とりわけいわゆる「小津アングル」は、私自身の作品に一貫して影響を与え続けている。
Stefan Dotter
Stefan Dotter | ステファン・ドッター
日本を拠点に活動するドイツ人ビジュアルアーティスト、写真家。写真と映像を中心に、ファインアート、ドキュメンタリー、ファッションの領域を横断して作品を制作する。
2012年にインディペンデント誌『Whitelies Magazine』を創刊。アフガニスタンでは国連の写真講師を務めた。2025年、アマゾン、ボルネオ、マダガスカルの自然環境と先住民コミュニティを記録した初の写真集『RECORD』を刊行。
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