実は、愛知県はこうした官民連携による公共施設の刷新を勢力に続けており、県営の高速道路や国際展示場、美術館や劇場などの複合施設「愛知芸術文化センター」も民間に運営を任せ、着実に成果を挙げています。
特に注目すべきは STATION AIという施設です。ここは県が主導して作ったインキュベーション施設ですが、IGアリーナと同様に、運営だけでなく施設の整備の段階から民間が関わる方式を採用して、ソフトバンクグループによって運営されています。ポイントは、製造業が圧倒的に強い愛知県の強みを生かしていること。既存企業とベンチャーの両方が入居して、お互いに課題を提出しあって新事業の創出や社会課題の解決に繋げる仕組みを作っているのです。今後AIが実装されていく段階に差し掛かってくると、愛知県の製造業の集積が強みを発揮すると考えられるので、そこを見越してインキュベーション施設の制度設計をしたわけです。