テーマは『SDV(Software Defined Vehicle)』。クルマの価値がハードウェアからソフトウェアへと広がる今、リアルタイムデータ解析、AI、通信技術、シミュレーション、車両制御など、モータースポーツの最前線で磨かれた技術は、次世代モビリティ社会の進化を支える重要な要素となっています。本セッションでは、SDV時代を支える多様な技術・ソリューションが一堂に集結。SUPER FORMULAを"走る実験室"として、企業・研究者・学生など、さまざまな立場の参加者が交わり、新たな技術共創を生み出す場を創出します。出展企業・団体は、2026年6月29日発表時点から増加し、STEM Racingの出展決定などにより過去最多となる16の企業・団体が集結します。
新たに出展が決定した「STEM Racing」は、6~19歳を対象とした国際的なSTEM教育プログラムです。生徒は自らが設計・製作したミニチュアフォーミュラカーでのレースに挑戦する取り組みを通じ、エンジニアリングやチームワーク、プロジェクトマネジメントなどを実践的に学ぶことができ、世界65カ国以上・29,000校以上・180万人以上(うち35%が女性)が参加する規模へと成長しています。
日本では一般社団法人STEM Academyが公式ライセンシーとしてプログラムを展開しています。エントリーは福井工業大学附属福井高等学校のように学校として取り組むチームからだけではなく、アメリカンスクール・イン・ジャパンの生徒で構成される「Team Hayate」をはじめとする生徒有志によるチームからも見られます。2026年には国内大会が開催されるなど活動が本格化。国内選抜の2チームが、2026年10月にシンガポールで開催される世界大会「STEM Racing World Finals」への出場を予定しています。なお、STEM Racingは文部科学省の後援も受けており、今後全国の学校・教育機関・企業との連携を通じて、より多くの生徒が本格的なSTEM教育に挑戦できる機会を広げていくことを期待されています。
また、モータースポーツを入口に次世代のエンジニアやイノベーション人材を育成するというSTEM Racingの理念は、JRPが推進する「SUPER FORMULA NEXT50」における人材育成のテーマとも高い親和性を持っており、今回の技術セッションへの出展を通じて、その活動が広く紹介されます。
JRPは国内最高峰で最速のフォーミュラカーレースシリーズである全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営しています。2022年にはサステナブルなモータースポーツ業界づくりを目的として「SUPER FORMULA NEXT50」プロジェクトを発足し、カーボンニュートラルに向けた取り組みとモータースポーツのデジタル化に向けたさまざまな取り組みを展開しています。