あなたの乗る電車と同じ故郷かも!? 鉄道発祥の国で採用された新技術搭載車両とは?

2016.09.28 07:00
200年以上の歴史を誇る鉄道発祥の地・英国では、2017年の営業運転を目指し、ロンドンをはじめとする都市を結ぶ「都市間高速鉄道計画(IEP)」が進行中です。

しかし、英国の鉄道の電化区間割合はヨーロッパ諸国や日本と比べても低く、さらに車両の老朽化という問題も抱えていました。

このプロジェクトのために開発されたのが、着脱可能なディーゼルエンジン付き発電機を搭載した、新車両「Class 800/801」。

実は、日本の山口県にある日立製作所の笠戸事業所で開発された車両なのです。笠戸事業所では、日本の鉄道車両も数多く製造されています。あなたがいつも乗っている車両も、実はこの最新高速鉄道と同じ”故郷”かもしれませんよ。

電化・非電化区間を問わず高速で走行できる新車両へ老朽化した車両を全面的に置き換えるという、英国鉄道史上最大規模のプロジェクトを手がけるのが、日立製作所。日本の鉄道で培った技術が、いま海外でどう活かされているのか? 

いま、プロジェクトは急ピッチで進行中。営業運転の日に向けて、車体もデビューを待っています。