この記事をまとめると
■東京都昭島市にあるアウトドア商業施設でデリカミニのイベントを開催
■来場者がデリカミニやデリカD:5に触れることもできた
■女優の水川あさみさんや芸人のたけだバーベキューさん、キャンプ女子の森風美さんも登場
日に日に注目度がアップする軽自動車お披露目イベントを開催！
ここ最近、「♪あいつはあいつは可愛い〜三菱のデリカミニ」なんて名曲の替え歌がテレビから流れてくることで、「デリカミニ」に注目するようになった人も増えたのではないだろうか。三菱から登場する久々の新型軽自動車ということもあり、業界でも日に日にその注目度は上がっている。
デリカといえば、ご存じ「デリカD:5」という、自動車業界の人たちも太鼓判を押す唯一無二のクロカン系ミニバンだ。もともと人気が高かったが、昨今のアウトドアブームによってさらにその人気は上昇中で、多くのファンを獲得している三菱の看板車種でもある。また、「デリカ」というブランド力も圧倒的で、1968年に登場した初代よりその血統は受け継がれている。
そんなデリカブランドを背負った待望のデリカミニだが、兄貴分のデリカD:5の特徴を上手く軽自動車に落とし込んだそのキャラクターは、まさに「ミニ」を名乗るに相応しい出来ばえで、「これなら話題になるのも頷ける」と実車を見て感じるのだった。
そして三菱もこのデリカミニを相当力を入れて宣伝している。今回は、東京都昭島市にある商業施設「モリパークアウトドアヴィレッジ」にて行われたデリカミニの発表イベントの模様をお届けしよう。なお、この施設は文字どおり「アウトドア」に特化した場所で、国内外の一流アウトドアブランドはもちろん、ボルタリングやカヌーの試乗（一部店舗）もできるエリアが設けられており、アウトドア好きでなくても楽しめる個性的なショッピングモールなのだ。
今回は、一般ユーザーがいち早くデリカミニを見られる機会となっており、会場となった商業施設の至るところにデリカミニが展示されていた。まずは会場のステージ上には「ワイルドアドベンチャースタイル」と銘打ったオプション盛り沢山のデリカミニが鎮座。決してデモカーではなく、この状態が欲しいとなればディーラーで発注できるスタイルとのこと。
次に会場に展示されていて目立ったのは、真っ赤なレッドが印象的なデリカミニ。こちらは購入できない仕様ではあるが、アウトドアブランドの老舗「コールマン」とコラボした車両で、ボディには同社の特徴である「ランタン」をイメージした大きなデカールが貼られていた。この車両の色違い（ベージュ）は東京オートサロン2023でも展示されていて話題となっていたのは記憶に新しい。
クルマの周辺では子どもを中心とした段ボールクラフトランタン作りを体験できるエリアを展開。コールマンだけにランタンというわけだ。また、エリアにはコールマンのアウトドアグッズも揃っていたので、実際に使い心地を試すこともできるという、デリカミニだけに限らない体験型エリアとなっていた。
三菱の脅威的な4WD技術を肌身をもって体験
外のエリアでは、デリカミニはもちろん、デリカなど三菱自慢のクルマに直接触れられるエリアが展開されており、普段クルマに興味がない人やたまたま訪れた人など多くの人が三菱のクルマに触れていた。そんななかでも、デリカミニにはより多くの人が集まっており、「これなに？」「これが話題のやつか！」「可愛い」「格好いいじゃん」と、ポジティブな声が取材中数多く聞こえた。なかには「今度これにしよう！」と購入検討に入っている家族も見掛けることができた。デリカミニの存在感恐るべし……！
また、屋外ではもはやお馴染みの45度登坂を実現するデリカD:5を用いたデモンストレーションを実施。こちらは一般のお客さんも体験できるエリアとなっており、用意された枠が朝からすぐに満員になるほどの盛況っぷり。目の前でデリカD:5が急坂を登っていく光景はインパクト抜群だ。
隣のエリアでは、デリカミニがただの軽自動車ではない（!?）ことをアピールする機会として、モーグルなどを実際に試す特設エリアが用意されていた。実際にこのエリアではデリカミニでさまざまな障害物をクリアしていく光景を見せてくれた。開口部が大きく、ボディ剛性の面で不利なスーパーハイト軽であったが、デリカD:5が走行する内容と同じモノを難なくクリア。
解説にはパリ・ダカールをパジェロで制覇したことでもお馴染みのレジェンドドライバー、増岡 浩さんが加わり、デリカミニや三菱の4WD技術に関する説明をしてくれた。なお、デリカミニのセンターにはビスカスLSDを備えているほか、タイヤサイズを車格に対して大きくしているので車高も上がっている、本格的な4WD仕立てだ。
屋外ではそのほかにプレミアムキャンプフィールドと銘打った招待者向けエリアも開設。こちらでは芝生が敷き詰められた会場でバーベキューなどを楽しむ親子で賑わっていたほか、今年の東京オートサロンで展示されていた、デリカミニとデリカD:5のカスタムカー「スノーサバイバー」も展示されていた。
さて、話題を屋内に戻そう。前半で説明したステージだが、ここはただクルマを展示するだけの場所ではない。そう、この日は豪華ゲストがやってくるために設けられているのだ。
それが、CMでもお馴染みの大人気女優、水川あさみさんのステージトークショーだ。
じつはこの日は、CMのオンエアの2日前。水川さんはCMロケにまつわる裏話やデリカミニに対する印象や感想などを大勢の観客の前でぶっちゃけトーク。自身は「アクティブ派」とのことで、休日は家にいるよりは外で何かをしたいという。このデリカミニに対しては非常に好感触だったようで、「カッコ可愛くて、軽なので小まわりが利いて、山のなかでも乗りやすく頼れる相棒って感じがして素敵な1台ですね」と語ってくれた。
そんな水川あさみさんには、当日スタッフが着ていたのと同じ、デリカミニのキャラクターが描かれたTシャツが三菱自動車の副社長、中村達夫さんよりプレゼントされた。
なお、CMで駆けまわっているデリカミニの化身というこの緑色のキャラクター、まだ名前がないそうなので募集中とのこと。締切は5月7日（日）23:59まで。抽選で賞品のプレゼントもあるそうなので、参加してみてはいかがだろうか。ちなみに「犬」ではなくあくまでデリカミニの「化身」とのことなのでご注意を！
デリカミニ公式キャラクター名前募集キャンペーン
続いて登場したのは、このアウトドアブームが後押ししてさまざまなメディアで引っ張りだことなっている吉本興業所属のキャンプ芸人たけだバーベキューさんと、年間80泊するほどキャンプが大好きなキャンプ女子、森風美さんが登壇。たけだバーベキューさんは「もうアウトドアばっかりで8年ほどお笑いをやってないです！」と登壇早々に笑いを誘った。
そんなたけだバーベキューさんはデリカミニを見て「車内も広くてグルキャン（グループキャンプ）にもぴったりですね！ ルーフレールがついてるので、上に荷物も積めそうですしキャンプにはバッチリな相棒になると思いますよ！ あと、泥とか水に強い撥水シートもうれしい装備ですね」と太鼓判。
森さんは愛犬家でもあるとのことで、「汚れに強いシートや広い車内は車中泊にもピッタリに思えます。シートについている小さいデスクもいいですね！ テレワークなんかにもぴったりな気がします。顔も素敵ですし、女の子にもオススメですね！」と気に入った様子だ。
販売開始は5月25日（木）で、現在、全国の三菱ディーラーにて受注を受け付けているデリカミニ。この日の段階で9000台以上を受注していたので、すでに1万台が目前となっている（原稿執筆時）。デリカミニが街中に溢れる日はもうすぐだ。
