Courtesy of Breguet
ブレゲの新しい「クラシック パーペチュアルカレンダー 7327」には、使いやすさの一方で、実現が非常に困難な時計という、まさにブランドの真髄が表現されています。各月の日数の違いや閏年を計算に入れ、カレンダーを正確に表示するパーペチュアルカレンダーは非常に魅力的な時計機構で、18世紀に誕生しました。この巧妙な仕組みを実現するには、1461日に対応した4年を周期とする機械的な“メモリー”がムーブメントに組み込まれていなくてはなりません。パーペチュアルカレンダーの機構は、一般的に24時間を司る歯車機構と、1日毎に機構全体を動かす中央の大型レバーに基づいています。そのため、このモデルを生かすために294個もの部品が必要になります。
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ブレゲの主要な目的のひとつはまた、軽くて着け心地が快適な時計を提供することにありました。そこで選ばれたのがカレンダー機構を加えたキャリバー502です。厚さがわずか4.5mmのキャリバー502.3.Pは、ブレゲでは最も薄いムーブメントのひとつですが、その薄さにもかかわらず、高性能を発揮するように設計されています。蓋のない香箱は、薄さに役立つ一方で、安定した動力と十分なパワーリザーブを蓄えます。ゴールド製ローターは、ムーブメントのメインプレートの中で最大のスペースを占めるようにオフセンター配置され、厚みが最少になるように組み込まれています。
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ロジウムメッキ仕上げの自動巻ムーブメントは、テンプ振動数3Hzで、45時間のパワーリザーブが備わります。ムーブメントはまた、ひらひげゼンマイとインバーテッド・ストレートライン脱進機のホーンにシリコンが用いられています。このシリコン素材には、腐食や損耗への耐性に加え、磁場の影響を受けないなど、数多くの優れた性質があり、時計の精度向上に貢献します。
Courtesy of Breguet
サファイア・ケースバックからは、ブレゲが大切にする装飾仕上げの技術を凝らしたムーブメントが鑑賞できます。すなわち、ゴールド製ローターに手作業のギヨシェ彫りで施されたサーキュラー・バーリーコーン(グレンドルジュ)模様、ブリッジを飾るコート・ド・ジュネーブ模様、その他さまざまな部品に施された面取り加工やコート・ド・ジュネーブと同様の装飾などです。非常に精巧なこれらの装飾は、ジュウ渓谷の中心地に構えるブレゲ・マニュファクチュールの職人によって行われています。
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そして、ダイヤルのカレンダー表示の修正は、39mmケース側面に埋め込まれたボタンを専用ピンで押して行います。ケース4時位置に曜日、4時と5時の間にムーンフェイズ、6時に日付、9時に12か月と4年の閏年周期の修正ボタンがそれぞれ配され、時刻調整には3時位置のリュウズを用います。