株式会社ポーラ・オルビスホールディングスは、子ども向けD2C ブランド「Sta★Sta(スタスタ)」から、3月29日より泡状化粧水「Sta★Sta フォーミーモイスト」を応援購入サービス「Makuake」で先行販売しました。
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本商品は<子どもが自分で塗りたくなる泡の保湿剤>です。タオルで身体を拭く前、お風呂場や脱衣所など子どもが保湿に集中できるタイミングで活用できることが特徴です。子育ての中で避けて通れない、お風呂上がりに行う子どものスキンケア。そんな大変な瞬間を、少しでも楽しめるものにできないか、という想いと工夫が込められています。
「Sta★Sta フォーミーモイスト」、また「Sta★Sta」というブランドが誕生するまでには、3児の子育てを経たママの存在がありました。本ストーリーではプロジェクトの裏側について、本商品とブランドの開発者である廣瀬が語ります。
(新規事業プロジェクト 「Sta★Sta」担当 廣瀬 久美子)
娘達の乾燥による肌トラブルが、開発のきっかけに。
開発者の廣瀬は、2010年にオルビス株式会社へ入社以来、美容部員として働く期間が長かったといいます。そんな彼女の家庭での役割は、5歳・6歳・8歳の娘達の母。
「新規事業開発にチャレンジするきっかけとなったのは娘達の存在でした。3児全員が赤ちゃんの頃から重度の乾燥肌で、季節に関わらず毎日お風呂上りなどに必ず保湿をする生活を送っていました」。
「最近は段々と子どもたち自身で保湿が出来るようになってきたものの、以前は保湿から逃げ回り抵抗され、肌荒れをケアしてあげたい親心で何とか3人分の保湿をこなす日々が続いていた」。
夫婦共働きで働く廣瀬には、毎日の子ども達とのコミュニケーションの中で特に気になることがありました。それは、保湿をしなければならない大変さから子どもたちに口うるさく言ってしまうこと。
「忙しい日々の中、限られた親子時間を一緒に楽しく過ごしたいと思っていても、特にお風呂上がりは難しく、子ども達が寝静まった後に反省する日々を過ごしていました」。
悩みをママ友や子どもを持つ同僚に相談すると、同じような課題を抱える人がたくさんいることを知り、「自身の経験を活かして何か出来ることはないかと考え始めた」と話します。
アイディアを元に、未経験から一念発起してチャレンジ
「自分の体験を元に、‟こんな商品あったらいいのに”という考えが出来上がりつつあるタイミングで、たまたまGlowの募集がありました」。
「Glow」とは、ポーラ・オルビスグループの社内ベンチャープログラムです。ポーラ・オルビスグループでは、既存事業領域にとどまらない新価値の創出を目指し、グループ内従業員のアイディアを募集し形にする場を設けています。
「当時100案を超えるアイディア応募があった中、いくつもの審査を通過し事業化検討フェーズにまで辿り着きました」。
自身と同じような悩みを抱える人々にインタビューを重ねていくと考えが精査され、廣瀬はあることを思いつきます。それは、子どもへの愛情から派生する親の課題を子どもの成長チャンスに変えること。
そんな逆転の発想から生まれたアイディアを形にすべく、商品開発をはじめほぼ全ての業務が未経験の中、廣瀬は奮闘します。
「‟この商品があれば救われる親子は必ずいるはず!”という思いで何とか開発にまで辿り着くことが出来ました」。
「Sta★Sta フォーミーモイスト」は、子どもが楽しく保湿でき、更にきちんと効果実感も伴うことを目指して開発しています。
「社内で経験が豊富なスタッフにも伴走してもらいながら、一切の妥協無しで何度も何度も試作を繰り返しました。要望が多く研究員泣かせのオーダーではありましたが、最後まで諦めることなく“超こだわりのしっとり泡”を実現することが出来ました」。
子どもの自立心を育むお手伝いがしたい。ブランドも立ち上げ、今後も子どもの挑戦をサポートしていく
昨今、子どもの向けのスキンケアは化粧品各社が取り組みを進めており、業界的にも注目され始めている分野。幼少期から生活習慣の一環としてスキンケアを行うことで、子どもの習慣として身についていくという実証実験もあるといいます。
「3人の子育て経験から、‟大人の価値観を押し付けるのではなく子どもの個性や感性に任せて自発的に学べる環境を整えたい”と感じ立ち上げに至りました。生活の中の色々なことに子どもの自立と成長のチャンスがあると考えています」。
「Sta★Staのコンセプトは、子どもの‟はじめて自分で出来た!”を応援・サポートすること。子どもの好奇心を後押することで、自立心を育むお手伝いができるような商品やサービスの開発を行っていきます」。