オシャンなのにバカっ速とかもはや無敵かよ! ギャップ萌え必至のコンパクト車5選

2023.03.29 11:40
この記事をまとめると
■コンパクトなボディにハイパワーエンジンを搭載したモデルを紹介
■輸入車には過激なコンパクトカーが多く存在し日本でも人気が高い
■近年の国産モデルにもハイパワーなコンパクトカーが存在するが限定モデルとなっている
小さなボディにハイパワーが刺激的!
  可愛らしい女性だと思っていたら、仕事になるとキリっとしてバリバリこなすとか、不器用そうに見えてじつはすごく料理が得意だとか、人にはさまざまなギャップ萌えがありますね。クルマにもやっぱりギャップ萌えがあって、見た目は小さくてオシャレなのに、乗るとものすごく速くてエキサイティング。ツウな人たちは、いかにもなスポーツカーに乗るよりも、こうした「羊の皮を被った狼」的なクルマたちを好む人も意外と多いものです。今回はそんな、オシャレなのにバカッ速なコンパクトカーをピックアップしてみましょう。
  1台目は、世界中で人気があり、オシャレコンパクトカーの代名詞的存在といえばMINI。そのMINIはノーマルモデルでも「ゴーカートフィーリング」という元気でスポーティな走りがお約束なのですが、それをサーキット走行レベルまで突き詰めて作り上げているのが、トップグレードのJCW(ジョン・クーパー・ワークス)です。
  1960年代に、過酷なレースとの呼び声高かったラリー・モンテカルロでMINI COOPERが3度の総合優勝! その快挙を成し遂げたのが、レーシングカーエンジニアのジョン・クーパーだったのです。一見すると可愛らしいMINIに見えるフロントマスクも、パフォーマンス向上に欠かせない「吸気」確保のためにガバッと大型エアインテークがあり、ボンネットにも吸気口が。ホイールからは真っ赤な4ピストン・ブレーキキャリパーも勇ましさを放っています。リヤには空気抵抗を味方につけてビタビタに接地感を高めるスポイラーと、雄叫びをあげるツインテールパイプ。2リッターツインパワーターボエンジンもハイパフォーマンス化されており、3ドアで最高出力は231馬力、最大トルク320Nm。
  走らせてみると、まさにロケットのような加速が味わえ、クイクイと面白いようにコーナーをまわっていきます。そこらへんのスポーツカーより、よっぽどエモーショナルな走りは、ギャップ萌え間違いなしです。
  2台目は、イタリアの国民的コンパクトカーとして愛されている、オシャレなフィアット500をベースに、迫力のエアロパーツでちょっとスポーティな雰囲気となっている、アバルト595。フィアット500は日本ではルパン3世の愛車としても有名ですが、センスの良いインパネ、スイッチのモチーフ、シートのデザインなどは595にも受け継がれています。
  1.4リッター4気筒ターボエンジンは、出力によってベーシック、ツーリズモ、コンペティツィオーネと用意されていますが、やはり圧巻はコンペティツィオーネ。なんといっても、猛毒を持つサソリのエンブレムが目印のアバルトは、サーキットで数多の大排気量車を置き去りにし、勝利を手にしてきた伝説のレーシングチューナー、カルロ・アバルトのDNAが注がれるコンパクトカー。
  エンジンをスタートすれば、見た目からは想像もつかない低音の雄叫びが響き、それだけでもうテンションが上がるはず。そして走り出せば、驚くほどガッシリとしたボディの剛性感と接地感、鋭くも的確なハンドリングにギャップ萌え確実だと思います。
国産コンパクトもアツい!
  3台目は、トヨタから限定100台で2013年に発売された、全長3mを切るマイクロコンパクトのコンプリートカー、iQ GRMN。横から見るとリアルチョロQみたいなフォルムですが、デザインもインテリアも大人向けの上質感ある作りになっており、ノーマルのiQは発売当時、パリの街中などでよく見かけるほど、欧州の人たちにウケていました。
  それを、赤と黒のツートーンとなるステアリングやバケットシート、大きなタコメーターなどでスポーティに仕立てたiQ GRMN。パワートレインは1.3リッターのスーパーチャージャー+6速MTを搭載し、この小さなボディで122馬力の高出力を達成。軽自動車のほぼ2倍なので、発進からアドレナリン全開のダッシュが味わえます。でも、クラッチの操作感は軽いし、つながりもスムース。足はやや硬めだけどゴツゴツ感が強いわけでもなく、あくまで大人のスポーティといった感覚で乗れる1台です。
  4台目はもう1台国産車から。ギャップ萌えのコンパクトといえば、ちょっとクラシカルでエレガントな見た目の日産マーチボレロA30。これは2016年に日産のコンプリートカーを手掛けるオーテックジャパンの創立30周年を記念して作られたもので、なんと限定30台のスペシャルカーでした。
  シャシー/ボディはトレッドを約90mmも広げ、全幅がノーマルより145mmも拡大した1810mmとなっています。大きく張り出した前後のフェンダーが特徴的で、ドアを開ければフロントにはレカロのスポーツシートが2座。すでにギャップ萌えのやる気マンマン加減がすごいですが、エンジンにはレース部門を手掛けてきた匠によって磨き上げられた、高回転化された1.6リッター直4エンジンが搭載されています。
  5速MTで操るその走りは、まさにホットハッチ。でも、街乗りでもハードではない乗り味も残されているので、日常からワインディングまで楽しめるコンパクトカーになっています。
  5台目は、全長4m以下のオープンカーでこんなにオシャレなモデルはほかにないと思えるほど、街ゆく人の目を釘付けにするルノー・ウインド ゴルディーニ。青空のようなブルーのボディに2本のホワイトストライプが入り、コーディネートするかのようにサイドミラー、フロントグリル左右、ルーフカバーカウルもホワイトなのがまたオシャレです。
  そして、インテリアには、アクセントにブルーを使うところがセンスよし。ドアを開ける時にはヒンジじゃなくて、ストラップを引くようになっているところなど、使い勝手はともかく、フランスらしい遊び心を感じますね。肉厚の本革シートも、座り心地に定評のあるルノーだけに、見た目はスポーティでも心地よい感覚です。走り出せば、134馬力の1.6リッター直4エンジンは3000rpmあたりからグッと鋭い加速を見せ、4000rpmを超えると野太い音で気分を煽ります。
  コーナリングではしなやかな足のよさが生きて、コンパクトでオープンだとは思えない剛性感にびっくり。なんだか、もっと大きなスポーツカーを運転しているような気持ちになってくるところもギャップ萌えです。
  ということで、いろんな国、いろんなメーカーのそれぞれの感性と技術を駆使した、ギャップ萌えなコンパクトカーたち。今後も新たなモデルの登場を楽しみにしていきたいですね。

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