「ピクッと反応」したらクルマ好き確定のアルファベット「R」「RS」「Z」「GT」「X」! 独断と偏見で「代表車」を考えてみた

2023.01.26 10:00
この記事をまとめると
■クルマには車名やグレード名に好んで使われるアルファベットがある
■「R」「RS」「GT」「Z」などはスポーティなイメージとしてよく使用されている
■今後はエコやEVを意味する「E」を車名やグレード名に使われる車が増えるかもしれない
スポーティさを感じさせるアルファベットが使われがち
  クルマの車名やグレード名に好まれるアルファベットがいくつかある。「R」、「Z」、「X」……と、メーカーを跨いで命名されるケースもあるが、その代表格をピックアップしてみよう。
・R
  クルマの世界で、「R」といえば「Racing」の略称と考えるのが定番だ。この「R」に他のアルファベットを加えて、「GT-R」にしたり、「RS」や「RZ」、「RX」「RR」などにするパターンもあるが、国産車で「R」といえば、やはり日産の(スカイライン)GT-Rのことだろう。
  ホンダの「タイプR」シリーズも、存在感が大きいが、「オレのRが……」で話が通じるのは、日産のGT-Rだけと言ってもいいだろう。
・RS
  続いて「RS」。ポルシェやアウディなども好む「RS」は、RennSport(レン・シュポルト)の略。ドイツ語で「純粋なレーシング(モデル)」という意味で、英語だとRacing Sport(レーシング・スポーツ)のイメージが強い。
  ほかにも、Racing Spirit(レーシング・スピリット)、Road Sport(ロード・スポーツ)などの意味もある。
  国産車でいえば、R30スカイラインの「スカイライン2000 RS」だろう。
  S20以来のツインカム4バルブエンジンが復活したR30だったが、搭載されたFJ20エンジンが伝統の直6ではなく、4気筒だったために「GT-R」のネーミングが与えられず、レーシングスポーツ=RSになったといわれている。
  もう一台はシビック。1974年、初代シビックの高性能バージョンも「シビックRS」。オイルショックに排ガス規制、増え続ける交通事故といった世相の中で、「レーシングスポーツ」と名乗ると、運輸省(現 国交省)から睨まれそうだったので、Road Sailing(ロード・セーリング)の略称として「RS」を使ったという背景がある。
  ホンダは、フィットやN-ONE、ジェイドにも「RS」を設定した。トヨタは、Runabout Sports(ランナバウト・スポーツ)の略称として、ヴィッツやクラウン、GRヤリスに「RS」グレードを用意。スズキのスイフトやスバルのレガシィにも「RS」があった。
「究極」を意味する「Z」や「未知」を意味する「X」も使われる
・Z
  アルファベット最後の記号「Z」。究極という意味も表していて、カワサキのバイクや、BMWのZシリーズでもおなじみだが、国産車で「Z」といえば、日産のフェアレディZのイメージが圧倒的。
  水中メガネの愛称で知られる、ホンダの初代「Z」や、ミッドシップのSUVとして登場した二代目「Z」もあるが、ZといえばフェアレディZで決まり!
・GT
  イタリア語のGran Turismo(グランツーリスモ)(英語だと「Grand Tourer」)が語源とされる「GT」。その名のとおり「大旅行」に適したクルマで、長距離を快適にドライブできる動力性能と操縦安定性が優れたクルマのカテゴリーのことになっている。
  そのため、国内外を問わず、多くのメーカーから「GT」の名がつくクルマが登場しており、GTの代表格を絞るのは難しいところだが、強いて一台挙げるのなら、トヨタ2000GTでどうだろう。
・X
「未知数」や「未知の可能性を秘めた」といった意味のある「X」も、車名に好まれるアルファベット。 ホンダのNSXやCR-X、マツダのRX/CXシリーズ、日産の180SX、スバルのWRX、トヨタのセリカXXなどいろいろあるが、代表はトヨタのマークXに決定。
  三菱のランエボXも考えたが、ランエボXは、「エックス」ではなく「テン」と呼ぶのが一般的なので、マークXに軍配を。
  26文字あるアルファベットでも、車名に選ばれやすい文字と、選ばれ難い文字の濃淡はけっこう違う。「V」や「J」なんてもっとあってもいいと思うし、「P」や「Q」は少数派。これからはエコやEVの「E」あたりが増えてくるかもしれないが、単なる記号でもクルマ好きならではの思い入れがあるところが面白い。

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