しかし、展示されているブロックのようにクラックが入り、再使用できず交換が必要になることもあります。現状オーバーホールでTOMEIパワードに入ってくるエンジンの約半分はブロックの再利用ができないとのこと。そんなRB26の現状を知ってもらうために、ダメージを受けたエンジンパーツの展示を実施したそうです。
ピストンも純正N1とTOMEIパワードの鍛造品を展示。TOMEIパワードの鍛造ピストンの気密性の高さが分かるため、オーバーホールを考える人にとって、とても参考になる資料となっていました。
TOMEIパワードの考えとしては、今後10年は第2世代GT-Rに乗っていくのであれば、オーバーホールをオススメしているとのこと。イチオシはスタンダードな仕様である、スタンダードブロック(精度の向上により、N1ブロックでなくてもOK)を用意し、86.5mmのピストンでボーリング加工をし、カムを変更するというプラン。
展示していたR32には、これに近い仕様のエンジンを搭載。約15年前にオーバーホールした15万km走行の550ps仕様とのことですが、現状トラブルもなくパワーダウンもしていないとのこと。きっちりと組み、日ごろからオイルや冷却水の管理を徹底していれば、壊れず快適なRB26を楽しめるそうです。
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