アルファードのレクサスLM化カスタムが流行で不人気だった「エグゼクティブラウンジ」の人気上昇! ホンモノのLMを日本導入の噂も

2022.11.28 17:20
この記事をまとめると
■アルファードのエグゼクティブラウンジはリセールバリューが良くないと言われていた
■しかしいま人気が高まっているという
■理由のひとつにレクサスLM風カスタマイズの流行があるようだ
リセールバリューに期待できないグレードと言われることも
  現行トヨタ・アルファードは来春ともいわれるフルモデルチェンジを控え、すでに新規受注を終了しているのはご存じのとおり。そうはいっても、現行型のバックオーダーはまだ相当数残っており、自販連(日本自動車販売協会連合会)統計による、2022年10月単月の登録車のみでの車名(通称名)別新車販売ランキングでは4664台で12位に入っている。
  新車販売事情通いわく「新型が登場するまでに生産が間に合わないほどバックオーダーをまだ抱えているようですが、これには“ウラ”があるようです。次期型アルファードの購入希望客について、いったん現行モデルで受注しておき、次期型の予約発注がかけられるようになり次第、注文車種変更扱いでスムースに事務処理し、納車も可能な限り早めようとしているとも聞いています。ですから、そもそも現行型の購入を希望していないお客の注文を含めると、現行型では間に合わないというレベルになるようです」とのこと。また「正式発売ではなく、予約受注開始の段階で次期アルファードはすでに深刻な納期遅延になるかもしれない」と不安げに話してくれた。
  アルファードは、そもそも価格設定が全体的に高めなのだが、買い得ともいえる、2.5リッター直4エンジンを搭載する、SCパッケージもしくは特別仕様車“S TYPE GOLDⅢ”でも十分リセールバリューが高いとされている(ただし、外装色がパールホワイトもしくは黒系に限る)。V6やハイブリッド(アルファードは4WDしかないので高い)を購入しても、2.5リッター直4エンジン車より価格アップしたぶんが、目立ってリセールバリューに影響することはないようだ。ましてや、最上級グレードともいえるエグゼクティブラウンジは、かえってリセールバリューでは、“シリーズ中もっとも期待できないグレード”ともいわれている。
  とくに2列目席がファミリー向けでもないということで、中古車市場ではほかのアルファードより歓迎されないようなのである。
  しかし、ここにきて変化があり、その存在が目立ってきているのも確かなようだ。その理由とは……。
アルファードのレクサスLM風カスタムが流行の兆し
  エグゼクティブラウンジもここのところ新車では人気がある、というよりはよく売れているというのだが、これはカスタマイズなどを行う業者がよく買っているのではないかとの話を聞く。じつは、すでにタイや中国など一部海外市場でアルファードのレクサス版となる、レクサスLMが販売されているが、アルファードのエグゼクティブラウンジをベースに、レクサスLM風にカスタマイズしたモデルが日本国内で人気を博しているのである。
  ある中古車検索サイトで“LM仕様”と検索したら、16台出てきた。エグゼクティブラウンジ以外のグレードベースもあるが、やはりエグゼクティブラウンジベースのものが目立っている。おもにエクステリアについて、海外からレクサスLMの純正部品を調達してアルファードに組み付けることでLM風ルックにするようだ。その費用は300万円前後ともいわれているが、どこまでLM化させるかで費用は変わってくるようである。
  ちなみにタイでのレクサスLMの価格は550万バーツ(約1940万円)。日本国内にて海外からレクサスLMを個人輸入して販売している業者もあるようだが、日本国内での販売価格は2500万円ぐらいとのことである。仮にすでに購入を前提とした現行型の新規発注はできないものの、現行アルファード エグゼクティブラウンジのメーカー希望小売価格は726.9万円であり、これを300万円でLM化させると、単純計算で1026.9万円になるので、レクサスLMを完コピできないとしても、予算的にも満足度は高いかもしれない。もちろん、ベースグレードをエグゼクティブラウンジ以下とすれば、トータル価格も抑え込むことができるだろう。
  “猫も杓子も”というほど大ブレイクしているわけではないが、「トヨタもさすがに見過ごせないほどLM化の需要があるようで、トヨタが日本国内でのレクサスLMの正式発売を近々予定しているようだとの情報も飛び交っています」(事情通)。
  新型が登場すれば全般的にタマ不足が続くとはいえ、さすがに平時ほどではないが下取りされた現行アルファードが中古車市場でも目立ってくるだろう。そうなると、中古車で現行型を購入した人の間でのLM化が進み、さらにLM化というムーブメントが広がりを見せていくかもしれない。

あわせて読みたい

第21回:オラオラ系カーデザイン進化論(前編)[カーデザイン曼荼羅]
webCG
レジェンドにマークX!! エリシオンってな変化球も!? 新車じゃ珍しいからこそ中古で狙いたい300馬力オーバーの国産車イッキ見
ベストカーWeb
dアニメストアCMに須田景凪氏の新曲起用
antenna
「新型フォレスター」情報がベストカーWebで大バズリ中! ベストカー編集部員がバズった理由を探ってみた!!
ベストカーWeb
いいクルマだったのに…マークXが消えた理由は「名車だからこそお荷物になるわけにはいかなかった」??
ベストカーWeb
日本に上陸したこのトロフィーは一体? 歴史あるヨットレース「アメリカズカップ」を知ろう
antenna*
一強状態のアルファード&ヴェルファイアキラーとなるか? BYDの超高級ミニバン「DENZA D9」をアルヴェルと比べてみた
WEB CARTOP
人気がゆえの悩み「トヨタ車の納期遅延」がいよいよ解消へ! 一方「受注停止車種」が多数存在する理由とは?
WEB CARTOP
新TVCM「アニメとススメ!」篇放送開始
antenna
ランクル300は受注停止状態が3年以上……ぶっちゃけ中古ってどうなの?? ランクル4車種の販売状況を徹底解説
ベストカーWeb
新型アルファード/ヴェルファイアの中古車はまだまだ暴騰中! 流通台数の少ないヴェルファイアは今後高値傾向か
ベストカーWeb
これがにんじんジュース? 驚きのカゴメ新商品を体験レポート
antenna
誓約書なんかじゃ意味ナシ! 悪質転売ヤー対策にメーカーがランクル250で取る「納得の手法」とは?
WEB CARTOP
RAV4ハイブリッドもついに200万円台!! CX-5はなんと100万円台から! 現行型ミドルクラスSUV中古車事情
ベストカーWeb
”おもちゃコンサルタントによる遊びの祭典「東京おもちゃまつり」開催
PR TIMES Topics
ついに来たー! アルファード/ヴェルファイアの最安「Xグレード」が2024年8月頃に発売だァ!! 驚愕の最安価格450万円!!!
ベストカーWeb
高額下取りも狙える!! 一番売れているレクサスSUV「RX」最推しグレードは「350h」
ベストカーWeb
白井屋ホテルから母の日限定”クッキー缶” 「ラ フェット デ メール」登場
PR TIMES Topics
どこでコケたんだエルグランド!! アルファードに完負けしたキッカケってなに!?
ベストカーWeb
トヨタ主導でパワーユニットも大変更!! 新型「GR86」300psオーバーの直3ターボ+ハイブリッドで25年登場か!?
ベストカーWeb
世界最高峰のヨットレース「アメリカズカップ」が追い求める「人の可能性」
antenna*