X7が7シリーズと同じ顔になった! 一部改良でエクステリアの意匠を大幅変更して存在感マシマシのBMWフラッグシップSUV登場

2022.11.26 17:00
この記事をまとめると
■BMW X7の一部改良モデルが発表された
■7シリーズと同じフロントデザインとなって存在感と高級感を演出
■全車に48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載
贅を極めたBMWの最高級SUV
  車名の数字の大きさがそのままクラスを表現しているBMW。SUVシリーズでもっとも大きな数字を持つX7は、上質なインテリアトリムで豪華絢爛、ブランド初の3列シートを採用したボディサイズも超弩級で、文字どおりBMWのフラッグシップSUVとして君臨している。
  そして今回、BMW X7の一部改良モデルが発表された。早速、改良内容を見ていこう。
  今回の改良における最大のトピックは、エクステリアの大幅変更だ。フロントフェイスに上下二分割されたツインサーキュラーとLEDライトを採用し、先日衝撃的なデビューを果たしたフラッグシップモデルの7シリーズとイメージを共有するようになった。上部は方向指示器を含めたLEDデイタイムランニングライトとなっており、下部はコーナリング時に光軸が動くことで左右にライトを向けるコーナリング・ライト機能を備えたLEDヘッドライトという役割を担っている。
  また、BMWの象徴でもあるキドニーグリルはクロームの縁取りで高級感を増した上に、夜間になると光を放ち、フロントフェイスにさらなる存在感をもたらしている。
  さらに、23インチのアロイホイールを新たにオプション設定したことで、よりスポーティなスタイルを演出することも可能になっている。
最先端の技術を搭載したフラッグシップSUVモデル
  内装では、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化。ドライバー側に湾曲させた最新のカーブドディスプレイとしたことによって高い視認性と優れた操作性を実現している。センターコンソールでは、シフトレバーをなくしてパドルシフトを全車に標準装備すると同時に、BMW独自のインターフェースであるiDriveコントローラーまわりのレイアウトを最適化。これにより運転席まわりの空間が広くモダンな印象となった。
  また、カーナビで目的地をセットしたときには、AR機能によって、14.9インチのコントロールディスプレイにリアルタイム映像を映し出し、その映像上に進行方向を示す矢印を表示する。リアルな映像を使った道案内により、例え不慣れな道であっても自信を持って安心して運転することができるだろう。
  先代モデルと同様に乗車定員は6名と7名を選択することが可能で、6名乗車の場合にはすべての乗員のシートが肘掛け付きの個別シートとなる。長距離移動の際には乗員の疲労を軽減してくれることだろう。
  新しくなったX7に用意されるグレードは「xDrive40d エクセレンス」「xDrive40d Mスポーツ」「M60i xDrive」の3つで、MスポーツとM60iにはそれぞれ、内外装に専用のパーツが備わる。
  特に、X7 M60i xDriveは、ハイグロスブラックとマットブラックのダブルバー仕様のキドニーグリルに新しいMバッジを装着することでMパフォーマンスモデルらしさを演出。
  そのほか、ハイグロスブラックのMバッジ付きサイドエアブリーザー、ブラックのMパフォーマンスミラーキャップ、Mスポーツエグゾーストシステム、ダブルデザインテールパイプなどによって、スポーティさを強調したデザインとなる。
  パワートレインは2種類用意され、40dは3リッター直6ツインターボディーゼルエンジン+48Vマイルドハイブリッドシステム、M60iは4.4リッターV8ツインターボエンジン+48Vマイルドハイブリッドシステムの組み合わせとなる。それぞれのシステム合計最高出力は352馬力、530馬力、システム合計最大トルクは720Nm、750Nm。
  BMWのフラッグシップSUVとして乗り心地にもこだわっている。全車に「オートマチックセルフレベリングコントロール付きアダプティブ2アクスルエアサスペンション」と「電子制御ダンパー付きアダプティブサスペンション」が標準装備されたことで、前後左右個別にサスペンションのエア量を調整することが可能になった。あらゆる速度域で常に最適な車高を保ち、安全なハンドリングを実現した。
  さらに、特定の速度域で前輪と同位相もしくは逆位相に後輪を操舵する「インテグレイテッドアクティブハンドリング」や、スタビライザーを調整してコーナリング時のボディの傾きを最小限に抑える「エグゼクティブドライブプロ」などが備わることで、フラッグシップモデルに相応しい乗り心地と運転感覚を提供している。
  安全装備にも抜かりはない。アクティブクルーズコントロールや衝突回避・被害軽減ブレーキに加えて、一定の条件を満たした高速道路での手放し運転を可能にした「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」を搭載。
  さらに、駐車場所を事前に登録しておくことで、その場所に近づくと自動でステアリングやブレーキ操作を行う、駐車経路自動誘導機能がついた「パーキングサポートプロフェッショナル」も標準装備される。
  BMW X7の価格は、xDrive40d エクセレンスが1339万円、xDrive40d Mスポーツが1386万円、M60i xDriveが1698万円となる。
  今回の一部改良で、ブランドのフラッグシップである7シリーズと同様のイメージを共有することになったX7。その高級感と存在感は他に類を見ない。加えて、最新テクノロジーもふんだんに投入されており、これまで以上に安全で安心なSUVとなった。BMWのラグジュアリーでスポーティな世界観を味わうにはもってこいのモデルといえるだろう。

あわせて読みたい

デザイン、快適性、テクノロジーが改良された新型「アウディQ7」は、ストリートで印象的な存在感を放つ一台に。
CARSMEET WEB
BMW 523iエクスクルーシブ(FR/8AT)【試乗記】
webCG
日本に上陸したこのトロフィーは一体? 歴史あるヨットレース「アメリカズカップ」を知ろう
antenna*
【スクープ】あのレクサス風クロスオーバーがついに市販化へ!「DS」のフラグシップクーペSUVを初スクープ!
CARSMEET WEB
【スクープ】トヨタ「ハリアー」が今夏ビッグマイチェンか!? まさかのハンマーヘッドデザイン採用の噂も!
CARSMEET WEB
爽やかな初夏を彩る「Green」な季節限定商品
PR TIMES Topics
新世代ビーエム顔がイカすぜ!!! 新型「BMW5シリーズツーリング」が日本発売開始! BEVとクリーンディーゼルの2タイプが登場!!
ベストカーWeb
BMWが新型「5シリーズ ツーリング」発売 電気自動車とディーゼル車をラインナップ
webCG
新TVCM「アニメとススメ!」篇放送開始
antenna
【試乗記】BMWの新たなSUV「XM」が“異様に硬い”乗り心地になった理由 - 男のオフビジネス
ダイヤモンド・オンライン
シリーズ初のBEVも登場。電動化した主力セダン「5シリーズ」の“BMWらしさ”を探る
MEN'S EX
ピスタチオ好きも唸るほどの超濃厚ピスタチオスイーツ「ピスタチオアイスモナカ」限定販売
PR TIMES Topics
【海外試乗】BEVも同時にラインナップ。アクティブなライフスタイルにピッタリなスモールクーペSUV「BMW X2/iX2」
CARSMEET WEB
新型「BMW5シリーズ ツーリング」誕生! 同シリーズ初の48V MHEVを設定、スタイリッシュなデザインに進化
CARSMEET WEB
dアニメストアCMに須田景凪氏の新曲起用
antenna
SUV、電動化……いまとこれからのトップエンドを考察するシン・フラッグシップ論「メルセデスベンツ・EQS SUV vs BMW X7 vs アウディ・Q8 e-tron」
CARSMEET WEB
BMW i5 M60 xDrive(4WD)【試乗記】
webCG
限界に挑戦し続ける姿勢とサステナブルな価値観。ヨットレース「アメリカズカップ」に世界が熱視線を送る理由
antenna*
BMW XMレーベル(4WD/8AT)【試乗記】
webCG
BMWの特別仕様車「エディション・シャドウ」発表。ブラックで精悍に引き締まったボディが魅力
CARSMEET WEB
世界最高峰のヨットレース「アメリカズカップ」が追い求める「人の可能性」
antenna*