アウトランダーの日本仕様は、現行モデルからPHEVモデルのみとなった、2/3列シートを用意する電動SUVだ。ガソリン満タン、満充電でスタートすれば、航続距離約1000キロという足の長さも自慢のひとつ。極めた電動感の強い走りを見せるものの、BEVと違い電欠の心配がないのもPHEVの強みとなる。
三菱4WDの要となるS-AWCはツインモーター4WDをベースに、アクティブスタビリティコントロール=ASC、アンチロックブレーキシステム=ABS、ブレーキで左右輪を制御するアクティブヨーコントロール=AYCを統合制御する三菱独自の高度なシステムだ。
新型では先代が前輪のみだったブレーキ制御を後輪にも拡大。前後輪の分散制御が可能になり、タイヤ1輪あたりの制動力を小さくできるため前後輪の左右輪間の駆動、制動力を最適制御しやすく、高い旋回性能と安定性をもたらしてくれるAYCの効果を一段と効果的に発揮できるようになったのだ。
ブレーキをつまむ制御を持つSUVはスバルのX-MODEなどほかにもあるが、多くは脱出性に特化。だが、こちらのブレーキ制御は滑りやすい路面はもちろん、AYCの前後左右輪の駆動、制動力差の最適化による旋回性、ライントレース性、意のままの操縦性の達成を目的にした制御としているのが特徴となる。
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