大切な通学の足、養老鉄道を応援したい

2022.11.06 09:00
岐阜県の西濃地方を走る養老鉄道の車内で2018年より養老鉄道絵画展を開催し、毎年の行事として定着してきました。さらに活動を広げるため、このたびクラウドファンディングを企画しました。地域の方だけでなく、以前養老鉄道で通学した方、地縁のある方、鉄道ファンの方など様々な方の御協力お願いします。プロジェクトが目指すもの
 地方鉄道の維持と、沿線地域の活性化は、車の両輪です。地域の子どもたちが、養老鉄道の大切さを訴え、自分たちの住む町を大切にする「養老鉄道絵画展」を今後も継続させたい。
 西濃地域の大切な通学の足・養老鉄道を、地域の方たち、全国の支援者の方たちで応援する仕組みを作りたい。

プロジェクトを立ち上げた背景
 子どもの頃、岐阜県揖斐川町に延びる当時もう1つの私鉄、名鉄揖斐線をよく利用する機会があり、丸窓電車の揖斐線は大変親しみのある路線でした。私にとって、活動のスタートは、名鉄揖斐線が、乗客の減少、路面電車区間の交通渋滞などから、2005年に全線が廃止になったことです。廃止前には、住民などによる存続活動が行われましたがその声は届きませんでした。
 廃止になった後、「子どもたちが通学できる学校が変わってしまった」との声をよく聞きました。学校に通いにくい地域は若い家族が住みにくくなります。人が少ない地域はますます不便に、悪循環が止まりません。
名鉄谷汲駅に保存されている大正時代の路面電車
 今回、活動の場となる養老鉄道は2015年に廃止問題が浮上し、住民などによる存続運動が行われました。活動の甲斐あって廃止は免れたものの、5年先、10年先についてはわかりません。
 5年先、10年先の主な通学利用者は、今の小学生や未就学児。2017年に高校生、大学生になっても通学に困らないよう「養老鉄道絵画展」を企画し現在に至ります。
大垣駅の朝
揖斐駅ホームの朝
揖斐駅の改札前 学生の長い列が続きます。
これまでの活動
 養老鉄道絵画展は、2017年に町内の揖斐小学校の1年生、37人の絵の展示からスタートしました。小さなスタートでしたが通学の足がなくなると困るという思いから地域の方には大変ご協力いただきました。2回目は、清水小学校、坂内小中学校の1年生も加わりました。(当時の清水小学校の校長先生は第1回の展示を偶然乗った車内で見かけ活動を知ったとのことです)
 第3回からは、揖斐川町内の全小学校、池田町の養基小学校の全小学生を対象に自由に応募頂くように対象を広げ、多くの小学生にご協力頂くようになりました。また、多くの事務作業を地域の高校生にボランティアとしてご協力いただきました。
 これまで行った5年間の活動で、多くの方のご協力を頂き、子どもたちが養老鉄道に対するメッセージを発信する場になりました。
 第1回 2017年12月28日~1月4日 37枚(揖斐小学校)
 第2回 2019年2月7日~13日   36枚 (揖斐小学校、清水小学校、坂内小中学校)
 第3回 2020年2月6日~14日  337枚(揖斐小、清水小、小島小、坂内小中)
 第4回 2021年3月20日~26日  341枚(揖斐郡内9小学校)
 第5回 2022年3月19日~25日  326枚 (揖斐郡内9小学校)
■ポスター制作の学生ボランティア
■揖斐川町立小島小学校に設置された応募箱
■揖斐公民館に設置された応募箱
■集まってきた子どもたちの絵
このプロジェクトで実現したいこと
 これまでの活動で、多くの方に展示に参加をいただく基礎ができあがりました。
 さらに、養老鉄道絵画展に並行してクラウドファンディングを行うことにより、今後のイベントの継続と、養老鉄道を直接支援する活動を実現したいと考えております。
 支援者の皆様には、養老鉄道絵画展と、クラウドファンディングを通して養老鉄道、地域を盛り上げるようお願いします。
■養老鉄道絵画展とクラウドファンディングのスキーム
・養老鉄道の直接支援
 クラウドファンディングの収益で硬券切符などの養老鉄道グッズを購入し、支援者や、参加した子どもたちに配布することにより養老鉄道の売上に貢献します。
・活動の拡散
 クラウドファンディングの強みを生かし、地域の方だけでなく、別の地域に住む出身者、鉄道ファンなどゆかりのある方にご協力頂けるようにします。
・様々な支援の形
 また、養老鉄道グッズのほか、地域の方から提供頂く物品をリターンとして設定し、地域の方が様々な形で協力できるようにいたしました。
・活動の継続
 クラウドファンディングを通して、「養老鉄道絵画展」を継続的に実施できるようにしていきたいと考えています。実施スケジュール
 11月上 クラウドファンディングスタート
      子どもたちへの絵の応募スタート(チラシ配布)
 12月中 絵の応募締め切り
  1月中 クラウドファンディング終了
  3月中 養老鉄道絵画展開催
  5月  リターン発送(硬券切符の日付は「23.4.5」を予定しています)支援の使いみち
 皆様からいただいたご支援は、半分以上が養老鉄道の支援に回るように考えています。
絵画展経費
  養老鉄道への広告掲載費*1
  展示用ポスター制作費
  チラシ制作費
CF(クラウドファンディング)手数料
ご支援から一律に引かれます。
  システム利用料(250円:2022年10月現在)は含まれません。
ご支援者様へのお礼
 リターンの品の購入費(切符代*1など)
 リターンの品送料
参加の子どもたちへの景品
 収益金は、参加の子どもたちへの景品とします。
 (養老鉄道を支援するため、硬券切符を購入します。*1)
最後に
 ローカル線が廃止になって困るのは、地方の住民、子どもたちです。しかし、地方から都会へ人口集中し地方の声は弱くなるばかりです。地域の人だけで活動していても規模は大きくなりません。
 今回クラウドファンディングを企画したのは、揖斐川町、西濃地方に縁がある、かつて養老鉄道にお世話になった多くの方に呼びかけて応援して頂きたいという思いからです。 「昔、養老鉄道で通学してお世話になった。今は養老鉄道に乗る機会はないけれど、何か応援したい。」そんな気持ちを切符や地域の商品を購入することにより支援して頂きたいと思います。
 まずは今住んでいる方、そして地域にゆかりのある方へと支援の輪を徐々に広げるようお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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