「戦時のアヲハル」書籍化プロジェクト

2022.11.05 01:40
 瀬戸内海に浮かぶ離島・大津島には、第二次世界大戦中、”人間魚雷回天”の訓練基地がありました。「戦時のアヲハル」は、作者の父母それぞれの経験にもとづき、「回天」と「シベリア抑留」という大戦中の大きな出来事を一つの絵本にまとめました。島民の視点からみた戦争を、多くの方にお伝えしたいと思っております。ご挨拶と自己紹介●多くの皆さんに読んでほしい想いから●
 数あるプロジェクトの中から、本プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。
「戦時のアヲハル」書籍化プロジェクトでは、「瀬戸内海の小さな島・大津島における島民の戦争体験を、多くの方に知ってもらいたい」という作者の想いに共感し、応援して下さる仲間を募っています。

●経緯●
 はじめまして。同プロジェクト事務局の大友翔太です。
 今年に入り、ロシアのウクライナ侵攻により、”戦争”という言葉や、ニュースを頻繁に目にする機会が増えました。
2月に始まった戦争も、未だ終結する様子もなく、混迷を極めています。
 作者である松本さんは「戦争の脆さ」「被害に会われた一般住民への想い」、そして「戦争は、どんな時代でもいけんね」という想いを込めて、ご両親の経験にもとづく紙芝居を絵本として書籍化する企画を立ち上げました。

●絵本 戦時のアヲハル●
 この絵本は、松本千恵子さんと大津美子さんの姉妹が、「大津島で起きた戦争中の話を、今の時代の人たちに伝えたい」という想いから作った紙芝居を書籍化するものです。
 ここには、姉妹の母が経験された「回転訓練基地の挺身隊」の話と、父が経験された「シベリア抑留」の話が、島民目線でまとめられています。書籍化の第一歩として、島で仲間を募り、「書籍化プロジェクトチーム」を立ち上げました。
     左:絵=妹 大津美子さん         右:文=姉 松本千恵子さん


松本 千恵子
路傍の石という言葉があります。私たちはその路傍の石です。島で生ま育った私達が父母に聞いた話を細々としたため、紙芝居にし、今、ウクライナや台湾、ミャンマーの問題を目の当たりにして、冊子を作って戦争について、今の時代の人に考えて頂けたらと思います。路傍の石でしかない私たちですが、その石で水面に波紋が広がるように、この話を一人でも多くの方に読んでいただけると幸せます。


大津 美子
はじめてまして、周南市大津島馬島に生まれ育った古城(大津)です。この度私たち姉妹が製作した紙芝居を、クラウドファンディングに参加させていただくことにしました。私たち両親の戦中戦後がモチーフとなっています。この時代のあらゆる人々の生活や思いを想像しながら、今の生活を鑑みるきっかけになればと、製作したものです。ご賛同よろしくお願いいたします。


大友翔太【事務局】
 私は、12年前に東京から大津島へ移住しました。地域おこし協力隊員の3年間の任期を終え、その後も島に残り、離島航路で勤務しながら、大津島の地域づくりに携わってきました。
 作者である松本千恵子さんは、島の母の様な存在です。移住当初から島での生活や人間関係、大津島で生きるためのノウハウを教えていだいた恩人です。
 松本さんから「紙芝居を絵本化したい」という相談を受け、二つ返事でプロジェクトチームを立ち上げました。私のやりたいことや、夢の実現をサポートし続けてくれた松本さんの夢を、微力ながら全力でサポートしていきたいと思っています。


●大津島とは?●
 大津島(おおづしま)は、山口県周南市の沖合10キロメートルに位置しています。山陽新幹線徳山駅から、船で18分で行くことができる離島です。【

 大津島の人口は、196人、高齢化率80.6パーセント。ほとんどかお年寄りという、過疎高齢化が進んだ地域です。
 私が、大津島へ移住した際は、400名住んでいましたが、多くの方が亡くなったり、お子さんの家へ引っ越しするなどして、現在住んでいるのは、160名程度です。

●「大津島」と「人間魚雷回天」 ●
 島には、第二次世界大戦中、「人間魚雷回天」の訓練基地がありました。
人間魚雷回天(にんげんぎょらいかいてん)とは?
太平洋戦争の末期、"天を回らし、戦局を逆転させる"という願いを込めて、人間魚雷「回天」は誕生しました。
当時、大津島には隊員の訓練基地と発射場が置かれていました。
 戦後、跡地に
が建てられ、館内には、特攻隊員の遺品・遺墨・遺影など約1,000点を展示されています。        
 記念館周辺には、回天訓練基地跡をはじめとした当時の設備の数々が残っています。 
●紙芝居「おこげをください」「シベリアのあの時の黒パンとこげた大豆」の誕生●
 当時、大津島にある軍事施設は、極秘作戦の基地だったこともあり、外部に情報が漏れてはいけない秘密の基地でした。
故に、島民の中でも”挺身隊”として、基地内で働く者以外は、情報が分からない状況でした。
 作者は、母が実際に挺身隊として回天基地で働いており、戦後その話のエピソードを聞き、島の文化祭で披露するために、紙芝居を作成しました。
 また、作者の父は、大戦後シベリア抑留兵として、捕虜となり、戦後すぐには日本に帰ることができませんでした。「シベリアのあの時の黒パンとこげた大豆」 は、その時のお話を、紙芝居にしたものです。
●資金の使い道●
絵本は自費+ご支援金額で制作いたします。
なので、ご支援いただいた資金は全額絵本の制作・発送に使用いたします。
印刷部数(予定):300部
・絵本制作費 約22.5万円
・絵本印刷費 約12万円
・リターン送料 約7万円
・CAMPFIRE手数料(17%) 8.5万円(50万円の場合)
※支援総額により部数が変わり次第更新いたします。
●リターンについて●
リターン①
【絵本「戦時のアヲハル」】 
・筆者あいさつ文 をお届けいたします。
・絵本「戦時のアヲハル」1冊  ※絵本は自費出版となります。 


リターン②
【絵本「戦時のアヲハル」】 +作者とのオンライン交流【開催時期:2023年春頃予定】
・筆者あいさつ文 をお届けいたします。
・絵本「戦時のアヲハル」1冊  ※絵本は自費出版となります。 
・作者とのオンライン交流
 ①島内案内:動画生配信 ②紙芝居朗読 ③作者とのおしゃべり会
※申し込みにあたり、支援者様に記入いただく内容
 オンライン交流のためのURLを送付いたします。Eメールアドレスの記入をお願いします。




【注意点】
※300部発行を目標にしていますが、目標金額を、超えた場合でも対応可能です。多くの方に、本作品に触れる機会を設けれればと思います。
※著作物の権利について 
 リターンで購入された際、 その後2次使用をしていくための権利は作者のものになります。ご利用になる場合は、事務局までご連絡ください。


●実施スケジュール●
[2022年]
  8月初旬:原稿作成開始
   15日 :KRY山口放送にて、取り組みの様子が放送【

 11月中旬  :クラウドファンディング開始
 12月31日  :クラウドファンディング終了


[2023年] 
 2月1日~  :絵本制作(入稿準備)
  3月1日~ :印刷、リターン発送準備開始
         4月頃:作者とのオンライン交流 

●最後に●

最後まで、お読みいただきありがとうございます。
「戦時のアヲハル」を通じ、多くの皆さんに、当時の様子や、大津島について、知っていただけたら、作者・スタッフ一同嬉しいです。応援宜しくお願いします。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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