【試乗】日本で使いやすい「短いボディ」が導入! ジープ・グランドチェロキーは意外にオンロードでもスポーティだった

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2022.11.02 07:00
この記事をまとめると
■スタンダードボディのジープ・グランドチェロキーに試乗
■全長が5000mmを切ったことで、日本における実用面ではかなり魅力的になっていた
■オフロード走行を考慮したストロークの長い脚なりにオンロードでもスポーティに走る
ジープのフラッグシップモデルに標準ボディが登場
  これまで3列7人乗りシートを装備したL(ロング)仕様のみが正規輸入されていたジープのフラッグシップモデル、グランドチェロキーに、Lに対してホイールベースを125mm短縮し、キャビンを2列5人乗りシートとしたスタンダードモデルが新たに導入されることになった。
  今回試乗したのは、そのベーシックモデルとなるリミテッドで、搭載エンジンは272馬力の最高出力と400Nmの最大トルクを発揮する2リッターの直列4気筒ターボ。組み合わされるミッションは8速ATで、駆動方式はオンデマンド方式の4WDとなる。さらに、この標準ボディーのグランドチェロキーには、同エンジンに63馬力と145馬力のエレクトリッモーターを組み合わせたPHEV、「4xe」も設定されている。
  まず気になるのはボディサイズだろう。グランドチェロキーLが5200×1980×1815mmであったのに対して、今回登場したグランドチェロキーは4900×1980×1810mmという数字。全長が5000mmを切ってきたのは実用面では日本においてはかなり魅力的だが、1980mmの全幅は駐車場事情などを考えると、まだまだ大きいという印象が残る。
  もっとも室内からの視界は、スクエアなボディスタイルと高いシートポジションの恩恵で、Lに試乗したときと同じく十分満足できるものだったから、これはオーナーにとっては使ううちに慣れてくるサイズ感ともいえるのだろう。
サスストロークは長いが結構スポーティな動き!
  このボディが生み出すキャビンには派手さはないが、これもジープというブランドが逆に特長とするところ。フラッグシップモデルであるとはいえ、それを購入するカスタマーは、そのインテリアにジープ伝統のタフネスさやシンプルさ、そしてオフロード走行に象徴されるスポーティな感覚を求めているのだ。実際にシートやインテリアのトリムを見ても、そこには確かな上質感と機能性がある。
  センターコンソールやダッシュボードなどのデザインはその典型的な例で、センターコンソールには10.1インチサイズの薄型タッチスクリーンがレイアウトされ、ロータリー式のシフトダイヤルも使い勝手に優れる。新世代の車載通信モジュール、「テレマティックボックスモジュール」を全車に標準装備としたのも大きな話題だろう。
  ドライブを始めて最初に印象に残ったのは、その静粛性だった。フロントではたしかに2リッターの直列4気筒エンジンが駆動しているのだが、そのバイブレーションやノイズの処理がじつに巧みなのだ。PHEVモデルではさらに最大で53kmものEV走行が可能になるというから驚きだ。
  今回は短い時間の試乗だったが、そのリニアなステアリングの動きと、マルチリンク式サスペンションのコンビネーションによるコーナリングは、なかなか楽しいものだった。
  一見すると都会派のSUVとも見えるグランドチェロキーでも、ジープはオフロード性能を変わらず重視しており、そのためにサスペンションのストロークはやや長く、初期のロール速度も高いのだが、それに慣れてしまうと、意外にスポーティなコーナリングを楽しむことができる。こういう場面では走行モードで「スポーツ」を選択するのがベスト。アクセルレスポンスはさらに鋭くなり、一瞬自分が車重で2000kgを超える大柄なSUVをドライブしていることを忘れさせてくれるから不思議だ。
  そのデザインや走り、そしてSUVとしての機能性を考えると、今回試乗したジープ・グランドチェロキー・リミテッド 2リッターの892万円という価格から考えるコストパフォーマンスは、まずは納得できるレベルといえるのではないか。
  できるのならば同時に導入されるPHEVモデルにも1000万円以下の価格を期待したかったところなのだが。

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