手足の震えがとまらない! 助手席との会話不可! 数多のスーパーカーに乗ってきたジャーナリストが「走らせる」だけで苦しんだクルマ3選

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2022.10.22 11:40
この記事をまとめると
■数多くのスーパーカーに乗ったライターが動かすのが大変だったクルマを振り返る
■乗りづらいと言われているモデルでもレストア済みであれば案外普通に乗れる場合もある
■ヘッドセットがないと車内で会話ができないようなスーパーカーもあった
数あるクルマのなかで動かすのが大変だったクルマを振り返る
  自動車メディアの世界に入り、クルマ磨きやクルマ運びの仕事に始まり、そのままいつの間にか編集者になって、そしてモータージャーナリストなどという仕事に就いてから30年あまり、たしかにいろいろなクルマに乗ってきた。とくにスーパースポーツやハイパーカーと呼ばれるモデルのステアリングを握らせてもらうことも多かったから、これは走るどころか動かすのも大変だわ、とキャビンの中でひとり冷や汗を流していたことだって何回もある。ここではその代表的な3車をあげてみたいと思うのだが、まずはちゃんと条件はつけておくことにしたい。
  それは新車か、それに近いコンディションでドライブしたということだ。たとえば、ミウラのクラッチが死ぬほど重く感じて足が攣りそうになったとしても、以前イタリアで試乗させてもらったポロ・ストリコ(ランボルギーニのクラッシック部門)がフルレストアしたミウラには、そんな印象は一切なかったし、新車に乗ったことがあるとないとでは、悔しいけれど評価はまったく異なる。したがって自分の場合、1980年代半ば以前に生産を終えたモデルは、ここでバッサリと選考対象からは外させていただこう。
  ではまずは3位の発表から。これは1990年に発表された「ジャガーXJR-15」だ。一応はオンロード走行も可能なジャガー・ブランドの乗用車として発表されたXJR-15だけれど、実際の開発はTWR(トム・ウォーキンショー・レーシング)によるもの。
  ベースは当時のグループCカー、XJR-9となれば快適さなど最初から期待する方が間違っている。ジャガーという車名はただのブランドだ。そこには快適な乗り心地も、ドライバーとパッセンジャーがゆっくりとくつろげる空間もない。会話を楽しむには左右一対のヘッドセットを使わなければならないくらい。ミッドの6リッターV型12気筒エンジンもXJR-9のそれをデチューンしたもの。もちろんフルスロットルを試すには至らなかったが、グループCカーとはかくもドライバーに厳しいモデルなのかと、そのオンロード版ともいえるXJR-15でも感じたことを、あの爆音とともにいまでも覚えている。
世界最高峰のクルマはなにもかも異次元だった
  続いて第2位は、ドライバーズシート側のドアを開く前から手足に微妙な震えが止まらなかった1台。それはスーパースポーツでもハイパーカーでもなく、ロールス・ロイスの「ファントム・エクステンデッド」だ。
  もちろんこれまでにも、リヤシートに座るVIPのためにロングホイールベースを採用したモデルには数えきれないくらい試乗してきた。実際にボディサイズを比較してみても、たとえばBMWの760Li xDriveが全長で5265mm、メルセデス・マイバッハの680 4MATICは同様に5489mm、それに対してファントムのエクステンデッドは5990mmだから、大柄ではあるものの絶望的な大きさではない。
  問題は、やはりロールス・ロイスというブランドのトップモデルをドライブするという精神的な緊張にあったのだろう。「オレ、このクルマ運転できるのか」。それは運転免許証を取り立てのころ、ごく普通のクルマに抱いた感情と同じものだった。
  スムースに走り出したファントムの車内は、完全に自分だけの独立した世界。外の雑音も、あるいはオーディオのスイッチを入れる余裕もない。その独特な感覚はきっといまでも変わることはないのだろう。
  そして動かすのに、というか走ることにもっとも苦労した1台の名前をあげよと問われれば、すぐに頭に浮かぶのはフェラーリのF50だ。
  その過激な過給特性からF40のドライブの難しさを指摘する人もいるかもしれないが、カーボン製のセンターモノコックに自然吸気のV型12気筒エンジンをリジッドマウントし、このエンジンをも構造材の一部として使用する、まさにF1マシンそのものの設計ともいえるF50は、そのダイナミックなスタイリングこそ魅力的だが、前で触れたXJR-15と同様に走行中のノイズや振動はその優美さとは対照的に、こちらもレーシングカー並みのフィーリング。
  フェラーリにもオーナーからそのような指摘が多く届いたのだろう。後継車のエンツォでは、エンジンはサブフレーム上にマウントされることになった。F50はコーナリングもなかなか難しい。もちろんコレクターズアイテムとしての価値は超一流だから、少しくらいの欠点でそれを手放すオーナーなどいないとは思うが。

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