HSPで心と体の不調に悩む方たちの漢方薬店を開きたい。『漢方カウンセリング がじゅまる』のあゆみ。

PR TIMES STORY
2022.10.04 11:00
『漢方カウンセリング がじゅまる』は、HSP(Highly Sensitive Person)で漢方をこよなく愛する妻と会社で多くの社員から相談を受けてきた夫のふたりで作ったお店です。お互いの強みを生かしあいながら、HSPや働く世代の方々のお力になりたいとの強い思いから、創業いたしました。


当店は漢方薬を販売するためだけのお店ではなく、あくまでもカウンセリングが中心で、これまでずっとお客さまに寄り添いながら健康をサポートしてきました。


この度、当店はおかげさまで開店5周年を迎えました。本ストーリーでは、当店がどのようにして生まれ、これまで歩んできたのか、そしてこれからについて漢方カウンセラーの村本瑠美がお話しいたします。
▲夫婦二人三脚で5周年
●漢方との出会い
私は長年生理痛やPMSに悩まされていたのですが、15年くらい前に漢方内科を受診したのが『漢方』の世界に出会うきっかけでした。 


最初は「漢方って身体に良さそう」と思いながら飲んでいたのですが、なぜか飲むにしたがって生理痛がますます悪化。そして、先生に相談するとこれまでの倍の量の漢方薬が出されて、生理痛のみならず吐き気まで催すように・・・。精神的にも不安感が増し落ち込みやすくなっていきました。


さすがに「この漢方薬は自分に合っていないのではないか?」と気づき、今度は中医学に精通した先生に診ていただき、ようやく自分の体質に合った漢方薬に出会えたのでした。その後は、生理痛をはじめ体調が段々と良くなり、あわせて心の調子も良くなっていきました。


この経験から、漢方薬は体質に合わないと良くならないどころか悪化してしまうことを身をもって知り「漢方を深く勉強してみたい」という思いが募り、中医学を学ぶことになりました。
●HSPとの出会い
また、その頃にエレイン・N・アーロン博士の著書『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』に出会い、HSP(Highly Sensitive Person)について初めて知りました。そして、長年抱えていた悩みがHSPの気質に起因していることに気付いたのです。


HSPは、ひといちばい繊細で人の気持ちや光・音・においなどの刺激に敏感な人たちのことをいいます。日本では武田友紀さんの本がベストセラーになり『繊細さん』という名称でも知れ渡るようになりました。


昔から小さな音やかすかなにおいに敏感だったり、人混みに出かけるとぐったりし、旅行に行くと決まって体調を崩してしまったり、相手のちょっとした仕草や表情が気になってしまったり・・・そんな自分を人よりも気にしすぎで、体力や忍耐力がないと思い続けていました。


HSPを知ってからは、それらは生まれ持った気質であり、治すものではなくて「無理に周りに合わせなくても良いんだ」と少しずつ思えるようになり、自分を否定せずにそれを活かしていこうと気持ちが楽になりました。
●HSP×漢方
HSPは病気ではありませんが、ささいな刺激を敏感にキャッチしやすいため「疲れやすい、眠れない、頭が痛い、お腹の調子が悪い」などの体調不良を抱えやすく、薬にも敏感に反応しやすい傾向にあります。


中医学(漢方)を勉強するようになってから、薬に敏感なHSPの方と漢方薬は相性がよいのではないかと思いました。なぜなら、漢方薬は主に天然の植物や動物、鉱物といった自然由来の生薬を使用しており、西洋の薬と比べて穏やかに効くものが多いからです。


そのことから、自分と同じようにHSPで体調不良やメンタル不調に悩んでいる方たちにも対応できる漢方薬店を開きたい、という思いを強く持つようになりました。


その夢を叶えるために、上海中医薬大学付属日本校で本格的に中医学について学びながら、並行して神戸の漢方薬店に勤務し、登録販売者の資格を取得。横浜へ引っ越ししてからも、東京の老舗の漢方薬店で経験を積みました。
●夫とともに
HSPには相手の気持ちを察知することができ深く共感できるという長所がある一方で、マイナスの感情も受けやすいという点もあります。また、私は内向型のHSPのため人見知りが激しく、それを考えると正直カウンセラーとしてやっていけるか不安でした。


そこで、20年以上の会社勤務と人事責任者として社員から様々な相談や悩みも受けた経験があり、産業カウンセラーで社会保険労務士の資格も持つ夫に協力してもらうことにしました。


HSPのカウンセリングというと、HSPのカウンセラーの方がされているのが大半です。夫はHSPではありませんが、HSPである私を20年以上見てきた経験があります。また、逆にHSPではない視点から見たカウンセリングも、HSPの方にとっては新鮮で参考にして頂けるのではないかと思いました。
▲店内風景
●HSPのお客さまと接して
漢方薬店や薬局というと、何代も続いているような老舗のお店が多いですが、私たちはゼロからのスタートでした。初めはなかなかお店の存在を知られず、お客さまが全くいない日も多かったですが、少しずつHSPのお客さまも増えてきました。


HSPのお客さまのご相談を受けるようになり分かったことは、漢方でいうところの「気虚」体質が圧倒的に多いということでした(ただし、ベースは気虚体質ですが、その他の体質や症状はおひとりおひとり違いますので、漢方薬も合うものは違います)。


「気」は生命活動を支える心身のエネルギーと言われています。光や音、においなどの刺激に敏感に反応したり、常に周囲に気を使い神経が高ぶった状態が続いていることが多いHSPは慢性的に気を消耗しやすいことに気付いたのです。
▲『気』のイメージ図(左の状態が気虚)




自分が体質に合わない漢方薬を処方されて悪化した経験から、漢方薬選びにはじっくり時間をかけて選ぶことをモットーにしています。特に、HSPの方は薬に敏感なため合わないとすぐに反応が出やすいので、お話を丁寧に伺いながら慎重に選ぶようにしています。


当店では漢方薬を飲むのと同じくらい、食事や睡眠、運動など日々の養生(セルフケア)をとても大事にしています。ありがたいことに、HSPの方は養生についても前向きに取り組まれる方が多いので、漢方薬との相乗効果で結果が出やすいです。


また、最初に書きましたが、当店は漢方薬を販売するためだけのお店ではなく、あくまでもカウンセリングが中心のお店です。周りに誰もHSPのことを話せる人がいないお客さまが、思う存分当店で日々のお仕事や家庭で起きるストレスやお悩みを吐き出してもらえて、スッキリと帰っていただく場所になれるように努めています。
●本の出版
お店をオープンして4年目の2020年9月、今までの道のりを形にしたいと思い『HSPのための漢方生活』という本を出版しました。「HSPの方に漢方の素晴らしさが伝わり、何か少しでも健康のヒントになれば…」と願って書いた本なのですが、発売2ヶ月で重版出来になるなど、思いもよらない反響がありました。


今まではお店がある神奈川県内からのお客さまが多かったですが、本が出版されてからは電車を乗り継いで他県から来られるお客さまや、オンラインでカウンセリングを受けられる関東圏以外のお客さまも増えてきました。


1冊目の本は自費出版という形でしたが、その本がご縁でお声かけいただいて2冊目の本『HSPをささえる漢方セルフケア』を昨年11月に出版することが出来ました。HSPの方に漢方や養生(セルフケア)の素晴らしさを伝えていくことが私たちの役目であることを改めて実感できた瞬間でした。
▲『HSP×漢方』の本を2冊出版
●これからに向けて
HSPは生まれ持った気質なので、漢方薬を飲んだからと言って、音や光・においなどの刺激を気にしなくなったり、人の気持ちを敏感に察しなくなったりすることはありません。しかし、漢方と養生に出会って体調が良くなり気持ちが前向きになっていくことで、HSPという気質に向き合うことができるようになったお客さまに数多く出会ってきました。


始めは体調が悪くて暗い表情をされていたり、気持ちが不安定でピリピリした雰囲気のお客さまが、漢方や養生を重ねていくうちに穏やかな雰囲気になって、その方本来のいいところを出されるようになります。そういったお姿を多く拝見してると、HSPの方と漢方は相性がいいと実感し、この仕事を始めて良かったと本当に思います。


今後は、HSPの方が抱えやすい「気象病」のお悩みに対処できるように、漢方のみならず気象についての勉強にも力を注いでいきたいと思っています。また、これまでも漢方相談以外にお仕事に関するお悩みにも乗ってきましたが、夫の社会保険労務士の資格を活かし、お仕事に関するお悩みの方が大きなお客さまにももっときめ細やかに対応できるようにしていきたいと考えています。


最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
5年を振り返ってみると、これまで本当にたくさんのお客さまに温かく支えられて、ここまで歩んできたことを実感します。これからも漢方やカウンセリングによっておひとりでも多くの方の健康のお手伝いが出来ますように、日々ふたりで研鑽を積み重ねていきたいと思います。

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