ガーナ共和国セイチェレ村の子供たちに、将来への希望をキャリア教育プロジェクトを!

2022.08.30 05:26
子ども達の薬物乱用、女子生徒の中途退学といった様々な社会課題を抱えるガーナ・セイチェレ村。農業×教育×ジェンダーを用いた『村おこし』で、住民がさらに自分らしく生きる機会を創り出します!教育事業では、子供たちが将来への希望を持ち、自身で将来の選択をできるように、キャリア教育セミナーを開催します。<はじめに>
皆さんはじめまして!国際NGO ViVIDです。

本プロジェクトに興味を持っていただき、ありがとうございます。

ViVIDは、「あらゆる人々を巻き込んだ地域コミュニティ開発でアフリカをより色鮮やかに!」をビジョンに掲げ、ガーナ共和国セイチェレ村をターゲットに、脆弱な立場の人々を含めた全てのコミュニティ住民の生活の質の向上を目指して、事業を展開しています。
セイチェレ村の子供たち
当団体では、2021年5月より、農業×ジェンダーの2分野からのアプローチによりぞれぞれの住民のより色鮮やかな生活の実現を目指す「村おこし」事業を開始しました。2022年5月からは、農業×教育×ジェンダーの3分野からのアプローチで農業講習会事業、キャリア教育事業、性教育事業の3事業で、セイチェレ村における地域コミュニティ開発事業を行っています。今回のクラウドファンディングでは「村おこし」事業の活動資金のうち、教育分野で必要な資金を集めさせて頂きたいと考えています。
当団体が支援をしているセイチェレ村は、西アフリカガーナ共和国のアシャンティ州に位置します。人口は5,000人程の小さな村で、産業はほとんど発達しておらず、住民の殆どが自給自足の農業で生計を立てています。セイチェレ村には沢山の子供達(村人口の約43%が0歳から15歳未満)がいて、町中が活気に満ち溢れています。

セイチェレの様子は当団体の
をご覧ください!
また、
はこちらからご覧ください!


<解決したい社会課題>
セイチェレの教育問題として、子どもたちの夜遊びや限られた将来の選択肢、保護者の理解不足といったものがあげられます。セイチェレのBasic Methodist School のArchibold元校長先生は、村の子どもたちが打ち込めるものや楽しめるものが、セイチェレに不足しているために、夜中に出歩いたり、アルコールや薬物に手を染めたりしている子がいる現状を問題視しています。また、中途退学で、十分な教育を受けられない結果、農業に従事する以外の選択肢を持てない子どもも少なくありません。ガーナでは高校教育が無償化されていますが、村内に高校が1校しかないセイチェレの子ども達で全員が高校に通うためには、お金を稼ぎ、高校近くに下宿する必要があり、多くの子ども達が高校進学を諦めてしまうのが現状です。さらに、保護者の教育への理解不足も問題となっています。保護者が教育を受けていないため、教育の重要さが理解されず、高校進学の夢を断ち切られてしまう生徒も少なくありません。
弊団体は2022年年6月、7月に「第1回セイチェレ村おこし住民説明会」を行い、計80名の住民の方々が参加しました。そこで住民説明会に参加した住民から事業計画案に対する意見を聞き、住民のニーズを最大限反映した事業計画を作成させるためのワークショップを実施し、キャリア教育事業についてアンケート調査を行いました。

その結果、セイチェレ村には様々な教育問題が存在し、主には「教育システム問題」、「教育環境問題」、「教師に関わる問題」、「保護者に関わる問題」、「子供に関わる問題」の5グループに分類できることが分かりました。
またワークショップを通じ、 住民参加者の多くが10歳〜15歳にキャリアについて考え始め、住民参加者全員が、キャリア教育の授業の導入について肯定的な意見を持っていることが明らかになりました。またキャリア教育に対し、住民参加者の中に職業紹介や見学を承諾しても良いという意見がみられ、住民参加者の多くが、本事業でボランティアをしたい、今後調査協力をしても良いと回答しました。

<実現したいこと>
キャリア教育事業
セイチェレが抱える社会課題を解決するため、当団体は、セイチェレの学校5校の小学1年生から高校生3年生に数か月に渡って、「キャリア教育事業」を行います。この事業を通じて、子ども達は目指すべき将来像となるロールモデルと出会い、自身の将来の選択肢を広く知ることで、夜遊びなどに向けられていたエネルギーを勉強に向けることができます。また、子どもと保護者が、夢や目標を共有し、その実現の為に、どの程度の費用がかかるのか考える機会を設けることで、保護者や学費による進学阻害を減らし、実現可能性を高めます。
弊団体はキャリア形成に必要な基盤となる能力や態度を育てるために、日本の文部科学省が提唱する「基礎的・汎用的能力」をキャリア形成における必要な基盤となる能力や態度の枠組みとします。ここでいう「基礎的・汎用的能力」とは、「人間関係形成・社会形成能力」「自己理解・自己管理能力」「課題対応能力」 「キャリアプランニング能力」の4つの能力によって構成されます。

「人間関係形成・社会形成能力」とは、多様な他者の考えや立場を理解し、相手の意見を聴いて自分の考えを正確に伝えることができるとともに、自分の置かれている状況を受け止め、役割を果たしつつ他者と協力・協働して社会に参画し、今後の社会を積極的に形成することができる力です。
「自己理解・自己管理能力」とは、自分が「できること」「意義を感じること」「したいこと」について、社会との相互関係を保ちつつ、今後の自分自身の可能性を含めた肯定的な理解に基づき主体的に行動すると同時に自らの思考や感情を律し、かつ、今後の成長のために進んで学ぼうとする力です。
「課題対応能力」は仕事をする上での様々な課題を発見・分析し、適切な計画を立ててその課題を処理し、解決することができる力です。
「キャリアプランニング能力」とは、「働くこと」の意義を理解し、自らが果たすべき様々な立場や役割との関連を踏まえて「働くこと」を位置付け、多様な生き方に関する様々な情報を適切に取捨選択しながら、自ら主体的に判断してキャリアを形成していく力です。
(文部科学省「キャリア教育とはなにか」p.23)
「基礎的・汎用的能力」の向上を目指すために、キャリア教育事業では、子供たちのキャリア発達にかかわる諸能力「4領域8能力」を高め、セイチェレの子供たちの社会的・職業的自立を目指します。


以下がその具体的な内容例です。
1. 10月の授業「選択肢を知る」
様々な分野で活躍される方の講演会を複数回開催します。農業以外の将来の選択肢を知り、子供たちが、自ら将来の夢や目標など、打ち込めるものを見つけ、モチベーション喪失による夜遊びなどの問題解決を目指します。学校教師やエンジニア、政府関係者、社会的活動を行う方など、少しでも子供たちの選択肢が広がるように沢山の方に協力していただく予定です。
セイチェレ村上空

2. 10月の授業「未来について考え、モチベーションUP」
10月の授業を踏まえて、将来ありたい姿をジブンゴトにするワークショップを行います。子供たちが主体的に将来の行動計画を作成し、次の授業で保護者に伝えるための準備をします。
セイチェレにあるMary’s Home Academy の中学生達

3.11月の授業「行動を考える、親からの理解を得る」
11月の授業では保護者に向けた授業と、子供たちと保護者が一緒に将来について考える機会を用意します。これまでの授業で子供たちが取り組んできたことや教育の重要性や進学にはどのような費用がかかるのかを保護者に理解してもらうことで、保護者が子供の教育をサポートしてもらうことを目指します。
コロナ禍に実施される授業。2020年5月にViVIDが提供した布マスクを着用する子どもも見られた。


<資金の使い道>
教育関連費用:計35万円
- 資料印刷費: 5万円
- 人件費: 30万円

上記の費用のうち20万円を、この度のクラウドファンディングで皆様からご協力頂きたいと考えております。宜しくお願いします。このクラウドファンディング事業は、「All-in方式」で実施します。目標金額に満たない場合も事業を縮小し、実行します。

<スケジュール>
2022年8-9月: 事業準備
2022年10-11月: 学校において生徒および生徒の保護者向けキャリア教育セミナー開催
2023年1-2月: コミュニティにおいて住民向けキャリア教育セミナー開催

<リターン>
1,000円  
①応援コース: お礼メール+デスクトップ用壁紙+キャリア支援事業担当者からのメッセージ
3,000円
①応援コース: お礼メール+代表からのメッセージ
5,000円
① お礼メール+オリジナルポストカード3枚+オリジナルステッカー3枚
②応援コース: お礼メール+ViVIDメンバーから寄せ書き(電子)メッセージ
10,000円
① お礼メール+オリジナルカレンダー
②応援コース: お礼メール+キャリア支援事業担当者&蔵田さんからのメッセージ
30,000円
①応援コース: お礼メール+キャリア支援事業担当者&蔵田さんからのメッセージ+各種SNSに支援者様の名前掲載
50,000円 
① お礼メール+オリジナルカレンダー+各種SNSに支援者様の名前・インタビュー内容掲載
②応援コース: お礼メール+ViVID現地ガーナ人スタッフメッセージ+各種SNSに支援者様の名前・インタビュー内容掲載

<ViVIDセイチェレチームマネージャーからの応援メッセージ>
「こんにちは!私の名前はアド・エマヌエルです。趣味は映画を見ることと音楽を聞くことです。Revelation Children’s Home (セイチェレにある孤児院)で育った経験は、人生において大事なことを沢山教えてくれました。私は子供達が大好きで、どうすれば子供達みんなに平等にチャンスが巡ってくるかについて模索しています。子供達、特に孤児院で育つ子供達にはいつもハッピーであって欲しいと願っています。現在私は教師として働いています。今のところフルタイムではないのですが、今後明るい未来が待っていると信じています。実は、子供の時は会計士になりたかったんですが(笑)でも今は教える事が大好きですし、教師であることを誇りに思っています。私がViVIDに興味を持ったのは、蔵田代表からViVIDの活動について話を聞いたのがきっかけでした。ViVIDの目的や活動方針、思想に共感し、大切なセイチェレの人々を助ける活動に協力しようと思いました。設立間もない団体にも関わらず、ここまで活動してくれていることに敬意を表します。だから、この活動が成功するように私も精一杯協力しているのです。ViVIDはチームとして一人ひとりが一生懸命働いています。日本の皆さん、本当にありがとうございます!!」
<国際NGO ViVIDについて>
当団体は、2020年2月に3人の日本人によって設立された「あらゆる人々を巻き込んだ地域コミュニティ開発でアフリカをより色鮮やかに!」をビジョンに掲げる団体です。現在は、代表の蔵田が2011年より支援を続けてきたガーナ共和国セイチェレ村をターゲットに活動をしています。
我々が行う地域コミュニティ開発では、住民たちと対話を重ね、コミュニティの社会課題を定性的・定量的に調査し、住民のよりよい生活を実現できるようあらゆる分野からの複合的アプローチで事業を行っています。事業を行う上では、「日本人だけで事業を進めるのではなく、住民自身にも主体性を発揮してもらい事業を進めてもらうこと」、「すべての住民を対象にし誰も取り残さない開発を行うこと」を大切に活動しています。
上記の図は、我々ViVIDがより結果を重視した地域コミュニティ開発を行っていく上で、大切にしている開発事業の哲学、アプローチ方法、ミッションです。
詳細は、
をご覧ください。


<チーム紹介>
現在国際NGO ViVIDは、世界各国で生活するメンバーが集まり、学生から社会人まで年齢層も幅広いことが特徴です。農業、医療・福祉、教育、ジェンダー、環境、IT、国際開発といった多様な専門をバックグラウンドに持つメンバー一人ひとりが、地域コミュニティの抱える社会課題をコミュニティ毎に多角的に分析し、開発アプローチを日々研究しています。各メンバーの個性や経験を最大限活かすために、主体性を重視した運営方針をとっています。
<最後に>
我々国際NGO ViVIDは、2020年2月15日に日本人3名により産声を上げました。現在は団体メンバー30名の大所帯となり、現地ガーナの学校や医療機関、他NGOと協働しながら、個性豊かなスタッフが力を合わせて活動しています。今回、クラウドファンディングに挑戦する「村おこし」事業のポイントは、「多分野で事業を行うことで、相乗効果的に各分野の課題解決を目指す」ところにあります。社会課題は複雑に絡み合っているという認識のもと、ひとつの事業成果が他事業の支援対象へ影響を及ぼしながら、「誰一人取り残すことなく」セイチェレ村の発展の一助となることを目指します。
 我々ViVID、団体メンバーの総力を結集して、全力でこの「村おこし」事業に挑んでいきたいと考えております!皆様の温かいご支援のお気持ちをお待ちしております!
国際NGO ViVID一同


<▼国際NGO ViVIDは他事業でもクラウドファンディングを行っています!>
国際NGO ViVIDのシングルマザー支援事業クラウドファンディングサイトは、
からお願いします!

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